第2章
夢小説設定
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私はつかつかと里依紗の前に歩いて行く。
「な、何よ…」
睨む私に里依紗が少し怯む。
「…楽しい?こんな事して」
「は?な、何…急に」
「楽しいかって聞いてんの。」
低い声の私に里依紗も周りも、何がおこったんだ、と見てくる。
手紙だけなら黙っていようと思った。
でももうここまでは許せない。
どう考えたってこれは虐めだ。
「あんたさ、自分の顔、鏡で見たことある?…凄く醜いよ」
「なっ!里依紗が醜いわけないでしょ!私はいつも可愛くて、」
「そういう事じゃない!」
「!」
ビクリと里依紗の肩があがる。
「人にこんな嫌がらせして…笑ってられるあんたの顔、最高に醜いよ。」
「!」
「こんな事したって…意味ないよ。
田村君が好きなら、好きって…真正面から向かいあったら?
こんな事する暇があるならさ」
そう言った私に里依紗の顔がカッと赤くなる。
誰かを好きな気持ち…私にも今あるから分かる。
随分遠回りしてしまったけれど…
「田村君が見たら、悲しむよ。」
「っ!あ、あんたなんかに何が分かるの!
私は、っ!ずっと幼稚園の時から田村君が好きなのに!なんでポッと出のあんたなんかにっ!」
ああ…そういう事か。
彼女はずっと…田村君だけをみてきたんだ。
私、知らなかった。
しらずに…彼と付き合ってしまっていたんだ。
あの時、里依紗は…深く傷ついたはず。
でも、私は自分の事しか考えてなかったんだね。
初めての彼氏に…浮かれてしまっていた。
傷つく人がいるなんて、考えてもいなかった。
「…ごめん」
「!」
「里依紗の気持ち…そこまでだって知らなかったから…だから…
ごめんね」
ただのミーハーだと思ってしまっていた私にも非がある。
「っ、謝罪なんて、やめてよ!惨めになる!」
「………」
「早く拾いなさいよ!!」
「それはできない」
「なんでよ!」
「これとそれとは話が別。片付けるならあなたも一緒にやって」
散らかしたのは里依紗でしょ、と言ったら周りのギャラリーからたしかに、と笑い声。
「はい、ホウキ。2本あるから」
私は掃除用具入れからホウキを出して里依紗に差し出す。
「多分、私達分かり合うには時間がかかると思う。でも、喧嘩したいわけじゃないから」
「……に、して」
「え?」
下を向いて手を握りしめる里依紗の肩が震える。
そしてばっと顔をあげると、里依紗の手が上に振り上げられた。
「私をバカにするなーっっっっ!!」
「!!」
えっ…!う、嘘でしょ!?
まさかの展開に私は瞳を開く。
私の中で、叩かれるって想像はなかったからだ。
な、殴られる!!
私は思わずギュッと瞳を閉じた。
「な、何よ…」
睨む私に里依紗が少し怯む。
「…楽しい?こんな事して」
「は?な、何…急に」
「楽しいかって聞いてんの。」
低い声の私に里依紗も周りも、何がおこったんだ、と見てくる。
手紙だけなら黙っていようと思った。
でももうここまでは許せない。
どう考えたってこれは虐めだ。
「あんたさ、自分の顔、鏡で見たことある?…凄く醜いよ」
「なっ!里依紗が醜いわけないでしょ!私はいつも可愛くて、」
「そういう事じゃない!」
「!」
ビクリと里依紗の肩があがる。
「人にこんな嫌がらせして…笑ってられるあんたの顔、最高に醜いよ。」
「!」
「こんな事したって…意味ないよ。
田村君が好きなら、好きって…真正面から向かいあったら?
こんな事する暇があるならさ」
そう言った私に里依紗の顔がカッと赤くなる。
誰かを好きな気持ち…私にも今あるから分かる。
随分遠回りしてしまったけれど…
「田村君が見たら、悲しむよ。」
「っ!あ、あんたなんかに何が分かるの!
私は、っ!ずっと幼稚園の時から田村君が好きなのに!なんでポッと出のあんたなんかにっ!」
ああ…そういう事か。
彼女はずっと…田村君だけをみてきたんだ。
私、知らなかった。
しらずに…彼と付き合ってしまっていたんだ。
あの時、里依紗は…深く傷ついたはず。
でも、私は自分の事しか考えてなかったんだね。
初めての彼氏に…浮かれてしまっていた。
傷つく人がいるなんて、考えてもいなかった。
「…ごめん」
「!」
「里依紗の気持ち…そこまでだって知らなかったから…だから…
ごめんね」
ただのミーハーだと思ってしまっていた私にも非がある。
「っ、謝罪なんて、やめてよ!惨めになる!」
「………」
「早く拾いなさいよ!!」
「それはできない」
「なんでよ!」
「これとそれとは話が別。片付けるならあなたも一緒にやって」
散らかしたのは里依紗でしょ、と言ったら周りのギャラリーからたしかに、と笑い声。
「はい、ホウキ。2本あるから」
私は掃除用具入れからホウキを出して里依紗に差し出す。
「多分、私達分かり合うには時間がかかると思う。でも、喧嘩したいわけじゃないから」
「……に、して」
「え?」
下を向いて手を握りしめる里依紗の肩が震える。
そしてばっと顔をあげると、里依紗の手が上に振り上げられた。
「私をバカにするなーっっっっ!!」
「!!」
えっ…!う、嘘でしょ!?
まさかの展開に私は瞳を開く。
私の中で、叩かれるって想像はなかったからだ。
な、殴られる!!
私は思わずギュッと瞳を閉じた。