第2章
夢小説設定
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「珍しいね。マイキーがこの時間に起きてるなんて」
って、普通の学生はこれぐらいから起きてご飯食べて学校に行くのが当たり前、なのだが…
マイキーの場合は給食だけ食べに学校に行くとけんちゃんから聞いてたから…
「…ん、六花と、話したくて起きた」
かすれた声でそう言った言葉に、胸がキュッとなる。
あ、朝から…ドキドキさせられてしまう。
私のために頑張って起きてくれたという事実にもヤバい、顔がにやけてしまう…
「聞いた、場地から、昨日」
「え?圭介君?」
「勉強、教えてんだろ?」
「え、あ…ああ…えっと…うん?」
あれ?圭介君、たしかマイキーには言うなって昨日言ってた…ような?
まぁ私は構わないんだけど…
「…嫌がらせの事も聞いた」
「………あ…」
圭介君…それは言わない約束…
マイキーに相談しろとは言ってたけど…
「あ〜…えっと、た、たいした事ないんだよ?圭介君がちょっと心配してくれて…で、でも!大丈夫だから!」
「……なんか理由あんだろ」
理由…理由はおそらく…いや絶対にあれ、である事は分かってる。
でも…正直、マイキーにその事は話したくない。
「…け、圭介君はなんて?」
「お前に聞けって」
「……そ、そっか。いや〜…た、たいした事ないんだよ、本当」
「………場地には話せて俺は信用ならねぇの?」
「ち、違うよ!それは違う!」
「じゃあ、話せるよな」
「うっ…」
さあ、話せ。とばかりの威圧感が携帯ごしに伝わり、私ははぁ…と小さくため息をつくと事の成り行き、つまり田村君の告白、里依紗の嫌がらせかもしれない事、などの経緯を話す羽目になった。
「…っていうのが全部、かな」
話おえても電話越しのマイキーは何も言わない。
「マ、マイキー?」
「……ふ〜ん」
ふ、ふ〜ん…って……
まぁマイキーにはつまらない話、だよね。
私だってこんなバカげた嫌がらせ、くだらないって思ってるし。
だからそのうち飽きてやめるだろうし、特に気にもしてなかった…反応すれば逆効果になるのも2週目の私だからこそ分かる。
マイキーに報告するつもりもなかった…
恋人じゃないんだから。
とふと考えて、胸がちくりと傷んだのは内緒だ。
「わかった」
「え?」
「じゃ、俺朝飯食うからまたな」
「へ?え…あ…ま、また…」
何か期待したわけじゃないが、あまりの無反応に少しビックリした。
切れた電話に私は自分の携帯を見つめる。
な、なんだかな……
って、普通の学生はこれぐらいから起きてご飯食べて学校に行くのが当たり前、なのだが…
マイキーの場合は給食だけ食べに学校に行くとけんちゃんから聞いてたから…
「…ん、六花と、話したくて起きた」
かすれた声でそう言った言葉に、胸がキュッとなる。
あ、朝から…ドキドキさせられてしまう。
私のために頑張って起きてくれたという事実にもヤバい、顔がにやけてしまう…
「聞いた、場地から、昨日」
「え?圭介君?」
「勉強、教えてんだろ?」
「え、あ…ああ…えっと…うん?」
あれ?圭介君、たしかマイキーには言うなって昨日言ってた…ような?
まぁ私は構わないんだけど…
「…嫌がらせの事も聞いた」
「………あ…」
圭介君…それは言わない約束…
マイキーに相談しろとは言ってたけど…
「あ〜…えっと、た、たいした事ないんだよ?圭介君がちょっと心配してくれて…で、でも!大丈夫だから!」
「……なんか理由あんだろ」
理由…理由はおそらく…いや絶対にあれ、である事は分かってる。
でも…正直、マイキーにその事は話したくない。
「…け、圭介君はなんて?」
「お前に聞けって」
「……そ、そっか。いや〜…た、たいした事ないんだよ、本当」
「………場地には話せて俺は信用ならねぇの?」
「ち、違うよ!それは違う!」
「じゃあ、話せるよな」
「うっ…」
さあ、話せ。とばかりの威圧感が携帯ごしに伝わり、私ははぁ…と小さくため息をつくと事の成り行き、つまり田村君の告白、里依紗の嫌がらせかもしれない事、などの経緯を話す羽目になった。
「…っていうのが全部、かな」
話おえても電話越しのマイキーは何も言わない。
「マ、マイキー?」
「……ふ〜ん」
ふ、ふ〜ん…って……
まぁマイキーにはつまらない話、だよね。
私だってこんなバカげた嫌がらせ、くだらないって思ってるし。
だからそのうち飽きてやめるだろうし、特に気にもしてなかった…反応すれば逆効果になるのも2週目の私だからこそ分かる。
マイキーに報告するつもりもなかった…
恋人じゃないんだから。
とふと考えて、胸がちくりと傷んだのは内緒だ。
「わかった」
「え?」
「じゃ、俺朝飯食うからまたな」
「へ?え…あ…ま、また…」
何か期待したわけじゃないが、あまりの無反応に少しビックリした。
切れた電話に私は自分の携帯を見つめる。
な、なんだかな……