「…場地ってそんな頭悪かったんだな」



「うるせぇ」



マイキーの言葉に場地はプイッと顔を逸らす。




「…ふ〜ん……勉強、ねぇ」



「それだけだよ。」




ジト〜と見てくるマイキーに場地は言葉を続ける。



「俺が話したかったのはそれだけじゃねぇよ。」


「？」



場地はポケットから1枚の紙を取り出すとマイキーに渡す。



「六花には、マイキーに相談しろって話したんだけどな…」



「………」




マイキーは紙にかかれたそれに、眉間の皺をこくする。



他のメンバーも紙を除きこんだ。




「うわぁ…なんだこれ？」



「欲にいう…虐め、か？これは」




「あいつ、毎日こんな紙送り付けられてるらしいぜ、学校で。」



「なんで？」



三ツ谷が聞く。



「…まぁ理由は…マイキーがあいつに聞けよ。俺の口からは言わねぇ」



「なんだよぉ〜気になんじゃねぇか」



「うるせぇよ、パー。マイキーだけでいんだよ、知るのは。
あとよ…今日、あいつといたら変な視線を感じた。」



「視線？」


マイキーが場地を見る。


「ああ。あれは俺に、じゃなく…あきらかに六花に対してのものだ。
まぁ…ちょっと脅しといたけどよ…

一応気をつけといてやれよ」




「…………」