第2章
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「マイキー、1つ聞いてもいい?」
「ん?」
山形の上に2人で仰向けに寝転がって、まん丸の月を見上げる。
多分お巡りさんに見つかったら怒られちゃいそうだなぁ…
こんな時間に中学生が2人。
「マイキー達は、どうして…東卍を作ったの?」
東卍の始まりは、不良グループがあつまって暴走族をつくった所から。
でも結成理由などまでは知らない。
マイキーはどんな思いで、東卍を設立したのか…
どんなチームにしたかったのか?
きっと…
12年後に東卍があんな極悪組織になるなんて
きっと今のマイキーには想像つかない事だろう。
「東卍を結成した理由は、まぁ…簡単に言えば当時揉めてたチームと戦う大義名分がほしかった、って事だな。
今はさ、東卍を日本一のチームにするのが俺の夢、かな」
「夢…」
「そっ!」
マイキーはばっと起き上がる。
「真一郎…兄貴の事はまだ思い出さないんだよな?」
「う、うん。エマから聞いただけ」
…初恋の相手だとも…
「兄貴の世代の不良はさ、このあたりすげー数の暴走族がいてこの辺をチョッカンコール鳴らして走ってたんだ。
喧嘩ばっかりで…でも自分のケツは自分で拭いて、仲間のピンチにはすぐ駆け付ける。
今はさ、不良なんてだせぇって言われてるけどさ…俺は、兄貴たち見てきて、だせぇなんて思わねぇ」
マイキーは立ち上がると空に浮かぶ満月に手を翳す。
「だから…俺が不良の時代を創ってやるんだ」
そう言ったマイキーの背中は、頼もしくて…
自信に満ち溢れている。
きっと、東卍のみんなは、この背中をみて、マイキーについて行こうと決めたんじゃないだろうか…
彼の言葉は、姿は…誰よりも強い。
東卍は…
マイキーの夢。
「…じゃあ、守らなきゃだね」
「え?」
小さく吐いた私の言葉にマイキーが振り返るが私は微笑むと首を横にふる。
「かっこいいね、マイキー。
私もそのマイキーの夢、みてみたい」
だから…
あなたの夢も
あなたの事も
必ず私が守る。
絶対に。
もう二度と
あなたのあんな悲しい顔を
見なくていい未来に…
「マイキーならきっと、叶えられる」
「………」
マイキーは私の方に1歩近づくと、視線を合わせるようにしゃがむ。
「ん?」
山形の上に2人で仰向けに寝転がって、まん丸の月を見上げる。
多分お巡りさんに見つかったら怒られちゃいそうだなぁ…
こんな時間に中学生が2人。
「マイキー達は、どうして…東卍を作ったの?」
東卍の始まりは、不良グループがあつまって暴走族をつくった所から。
でも結成理由などまでは知らない。
マイキーはどんな思いで、東卍を設立したのか…
どんなチームにしたかったのか?
きっと…
12年後に東卍があんな極悪組織になるなんて
きっと今のマイキーには想像つかない事だろう。
「東卍を結成した理由は、まぁ…簡単に言えば当時揉めてたチームと戦う大義名分がほしかった、って事だな。
今はさ、東卍を日本一のチームにするのが俺の夢、かな」
「夢…」
「そっ!」
マイキーはばっと起き上がる。
「真一郎…兄貴の事はまだ思い出さないんだよな?」
「う、うん。エマから聞いただけ」
…初恋の相手だとも…
「兄貴の世代の不良はさ、このあたりすげー数の暴走族がいてこの辺をチョッカンコール鳴らして走ってたんだ。
喧嘩ばっかりで…でも自分のケツは自分で拭いて、仲間のピンチにはすぐ駆け付ける。
今はさ、不良なんてだせぇって言われてるけどさ…俺は、兄貴たち見てきて、だせぇなんて思わねぇ」
マイキーは立ち上がると空に浮かぶ満月に手を翳す。
「だから…俺が不良の時代を創ってやるんだ」
そう言ったマイキーの背中は、頼もしくて…
自信に満ち溢れている。
きっと、東卍のみんなは、この背中をみて、マイキーについて行こうと決めたんじゃないだろうか…
彼の言葉は、姿は…誰よりも強い。
東卍は…
マイキーの夢。
「…じゃあ、守らなきゃだね」
「え?」
小さく吐いた私の言葉にマイキーが振り返るが私は微笑むと首を横にふる。
「かっこいいね、マイキー。
私もそのマイキーの夢、みてみたい」
だから…
あなたの夢も
あなたの事も
必ず私が守る。
絶対に。
もう二度と
あなたのあんな悲しい顔を
見なくていい未来に…
「マイキーならきっと、叶えられる」
「………」
マイキーは私の方に1歩近づくと、視線を合わせるようにしゃがむ。