第2章
夢小説設定
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今にも壊れて、砕けてしまいそうな六花の体。
この雨と一緒に消えてしまいたい。
そう言っているようで…
気づけば
『ふーん、じゃあ、うち来れば?』
そう言っていた。
彼女を1人にしてはいけない。
そう心が言っていたんだ。
『ありがとう』
そう言って消えそうになりながらも笑った六花の笑顔に…
俺は生まれて初めての、なんとも言えない気持ちになったんだ。
守ってやりたい。
ガキが何いってんだ、って真一郎が聞いたらそう言いそうだが…
初めて…
異性に対して、そう思ったんだ。
ああ…そうか。
真一郎。
これが兄貴がいってた…
『恋、だな』
それだったんだな。
ガキにはまだまだわかんねぇって言ってたけどさ
俺はあの時
あの瞬間…
恋に落ちたんだ。
「マイキー」
そう俺の名を呼んだ六花に、俺は彼女を見つめると、その手をそっと掴んだ。
自分より小さくて、白くて、冷たい手。
トクトク…と胸の奥が、鳴り始めた。
お前が…好きだ。
そう言葉にするのは簡単だ。
でも
手を握って困惑している六花に今その気持ちを押し付けるのは違う。
ただでさえ記憶を失い、今必死に記憶の欠片を探しているのに…
今俺がそう言ったら
きっと六花は困惑を深くするに違いない。
だから今は…
まだ言わない。
この雨と一緒に消えてしまいたい。
そう言っているようで…
気づけば
『ふーん、じゃあ、うち来れば?』
そう言っていた。
彼女を1人にしてはいけない。
そう心が言っていたんだ。
『ありがとう』
そう言って消えそうになりながらも笑った六花の笑顔に…
俺は生まれて初めての、なんとも言えない気持ちになったんだ。
守ってやりたい。
ガキが何いってんだ、って真一郎が聞いたらそう言いそうだが…
初めて…
異性に対して、そう思ったんだ。
ああ…そうか。
真一郎。
これが兄貴がいってた…
『恋、だな』
それだったんだな。
ガキにはまだまだわかんねぇって言ってたけどさ
俺はあの時
あの瞬間…
恋に落ちたんだ。
「マイキー」
そう俺の名を呼んだ六花に、俺は彼女を見つめると、その手をそっと掴んだ。
自分より小さくて、白くて、冷たい手。
トクトク…と胸の奥が、鳴り始めた。
お前が…好きだ。
そう言葉にするのは簡単だ。
でも
手を握って困惑している六花に今その気持ちを押し付けるのは違う。
ただでさえ記憶を失い、今必死に記憶の欠片を探しているのに…
今俺がそう言ったら
きっと六花は困惑を深くするに違いない。
だから今は…
まだ言わない。