第2章
夢小説設定
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「てめぇら!集会はじめっぞ!」
けんちゃんの一声でザワザワしていた一同が静まりかえる。
ザッと並んだ特攻服の男の子達の背には東卍の刺繍。
私とエマは少し離れた位置でその様子を見守る。
東京卍會の始まりはただの暴走族だった。
でも12年後…
このチームは世間から極悪組織と呼ばれる事になる。
今いる幹部である創設メンバーは12年後の東卍にはいない。
ざっと並んだメンバーの中にも私が顔を知ってる人はいないようだ。
変わりすぎてて分からないだけかもしれないけど…
「ねぇ、エマ」
「ん〜?」
「東卍にさ…き、鉄がつく名前の人って、いる?」
「鉄?何その変な質問…」
エマはん〜と首をひねる。
「ウチが知ってる中にはいないかな〜」
「そ、そっか…」
並んだ男の子達の列をもう一度見回す。
稀咲らしき姿は…ない。
稀咲はまだ東卍には加入していない、って事だよね?
「あ、そうだ!ねぇ六花、次の休み、ウチに遊びに来ない?」
「え?エマの家…」
って事は私が1ヶ月ほどお世話になっていた、場所だよね?
「おじいちゃんに、六花の話したらさまた会いたいって!
それに、なんで六花がうちに住むことになったのか、おじぃちゃんなら知ってると思うし」
たしかに、忘れた記憶の欠片がまた出てくるかも…
「じゃあ、お邪魔していい?」
「もちろん!楽しみだな〜」
ルンルンしているエマに私は笑みがもれる。
可愛いなぁ…
あ、でも待って。
エマの家って事は…
マイキーの家、でもあるわけ、だよね。
チラッと男の子達の前に立つ背中を見つめた。
風で揺れる特攻服…
彼が前に立つと、一気に雰囲気が変わる。
これは
12年後も今も、変わらないんだな。
彼の、マイキーの存在は何故か不思議と人を惹きつける。
これが、カリスマ性、というものなのだろうか。
けんちゃんの一声でザワザワしていた一同が静まりかえる。
ザッと並んだ特攻服の男の子達の背には東卍の刺繍。
私とエマは少し離れた位置でその様子を見守る。
東京卍會の始まりはただの暴走族だった。
でも12年後…
このチームは世間から極悪組織と呼ばれる事になる。
今いる幹部である創設メンバーは12年後の東卍にはいない。
ざっと並んだメンバーの中にも私が顔を知ってる人はいないようだ。
変わりすぎてて分からないだけかもしれないけど…
「ねぇ、エマ」
「ん〜?」
「東卍にさ…き、鉄がつく名前の人って、いる?」
「鉄?何その変な質問…」
エマはん〜と首をひねる。
「ウチが知ってる中にはいないかな〜」
「そ、そっか…」
並んだ男の子達の列をもう一度見回す。
稀咲らしき姿は…ない。
稀咲はまだ東卍には加入していない、って事だよね?
「あ、そうだ!ねぇ六花、次の休み、ウチに遊びに来ない?」
「え?エマの家…」
って事は私が1ヶ月ほどお世話になっていた、場所だよね?
「おじいちゃんに、六花の話したらさまた会いたいって!
それに、なんで六花がうちに住むことになったのか、おじぃちゃんなら知ってると思うし」
たしかに、忘れた記憶の欠片がまた出てくるかも…
「じゃあ、お邪魔していい?」
「もちろん!楽しみだな〜」
ルンルンしているエマに私は笑みがもれる。
可愛いなぁ…
あ、でも待って。
エマの家って事は…
マイキーの家、でもあるわけ、だよね。
チラッと男の子達の前に立つ背中を見つめた。
風で揺れる特攻服…
彼が前に立つと、一気に雰囲気が変わる。
これは
12年後も今も、変わらないんだな。
彼の、マイキーの存在は何故か不思議と人を惹きつける。
これが、カリスマ性、というものなのだろうか。