どんなに苦しくても




傷つくと分かっていても…




私は何度だって、何度だって……




貴方をまた………好きになりたい……




貴方に……





恋をしたい








『六花』




貴方が隣にいてくれるだけで





私は世界一




幸せだと思えるから。












PipiPipi………




どこからか……音がする……



この音、は………





「………ん……」




瞳を薄ら開くと、カーテンの隙間から差し込んだ眩しい光に瞳を細めた。




え………




ここ……どこ？




少し重たい体をゆっくり持ち上げて……



周りを見渡す。




子供…部屋？




そこは可愛いお人形が沢山おかれた可愛い子供部屋。




え……私……たしか……






『！！死ぬな！！六花！！』






「！そ、そうだ！私！っどわっ！」




慌てて立ち上がってバランスを崩してベットから落ちた。




「いったぁ〜……ん？」



そしてふと近くにあった全身鏡が目に入った。




「なっ！！！！」




そこに映ったものに私は這い蹲るように近づく。



「な、な、な……」




鏡の中にいたのは……小学生の頃の自分だった。



嘘……でしょ？



私は夢かと頬を抓る。




な、な、な、な………







「なんじゃこりゃーーーーー！！！！！」





私の叫びが部屋中に響いた。




いやいやいや！！！



タイムリープは成功したみたい、だけど……




いくらなんでも戻りすぎ！！！！




完全小学生じゃない！！




こんなのどうしろと……



そう考えて、私はふと思った。




いや……ここまで戻ったのには、何か意味があるんじゃ………







「六花？大丈夫なの？」





え…………




頭を抱えていた私はふとドアの外から聞こえた声にはっ、とする。





この……声……………




もしかして…




「入るわね」




ガチャリと開かれた扉。



入ってきた人物に、私は息を飲む。





「凄い音がしたみたいだけど、大丈夫？」





「…おか、あ…さ、ん…」





そこにいたのは



会いたくてたまらなかった




母の姿……