『…たい焼き、食う？』



全ての始まりを…



思い出していた。




私の最初の記憶は…



裏社会のトップ…東京卍會の弁護士…




そこで私は



暗い瞳を持つ貴方と




出会った。






初めて……



私に愛しいという気持ちをくれた人。





『俺も、お前が好きだ。すぐに伝えなくて…ごめん。』




あの時のマイキーはとても孤独で……



たった一人で




生きていた。




誰も信じない



誰も寄せ付けない…



でも本当の彼を知って……



こころの底から




愛しいと感じた。



そして





彼を救いたい……




彼をその孤独や、闇から……




救いたいと願った。





ここから私の旅は…




始まったんだ。





『マイキー……好き』




大好きな想いを知った





『俺は…六花が好きだ』




想われる事の幸せを知った





『愛してる』




愛の意味を、知った




『六花！見ろよ！このカピパラ、六花だって』




楽しいことも



『それでも泣き崩れそうな時は…俺が支えてやる。
だから…顔を上げて、前を向け。

それが…場地にしてやれる事だ』




悲しいことも





『終わりにしよう。俺達』




苦しいことも




たくさんたくさん…



あったね。



1つ1つ…





一緒に乗り越えてきた。




思い出すと



涙が溢れる……





ねぇ




マイキー……







「……っ大好き、だよっ…」



「！六花！！？？六花！！？？」



貴方を心から……





「愛してる」




「！！！！！！！死ぬな！！！！！！！六花！！！！！！！


いかないでくれっ！！！！！！！！」




泣かないで…




マイキー……




大丈夫





きっとまた………





「六花ちゃん！！！！！！」





ドクン…………








会えるよ……