最終章
夢小説設定
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確信があるわけじゃない。
一か八か…
でも、私にもタイムリープの力があるなら…
過去に戻る鍵は
過去に戻したいと強く願う、トリガーと握手を交わす事…
マイキーなら……
もしかしたら
死の間際にいる私と握手を交わしてトリガーになれるかもしれない。
確実な方法でないのは分かってる。
でも……
私は
マイキーを救うために
最後に
この命をかける。
こんな無謀な作戦話したら…
きっとたけみっちは大反対するから…
絶対言わなかった。
驚かせてごめん…たけみっち……
でもどうか……
わかって欲しい。
もうこれ以上……
たけみっちを危険に巻き込みたくない。
ここまで一緒に戦ってくれて
ありがとう…
痛みで…感覚がなくなってくるのが分かった。
意識が遠くなりそうだ……
でも……
マイキーにまだ…
伝えなきゃいけない事がある。
私は大きく息を吸って、マイキーを見つめた。
「マイキー……
マイキーは、ぜんっぶ……1人で、たった1人で…抱え込もうとした……
……ばがだね…」
ふっ、と笑った私の頬にポタリ、と涙が落ちてくる…
「マイキーは……1人なんか、じゃ…ない、のに……」
私はマイキーの周りにいる皆を見た。
「皆……いるじゃない」
「え……」
「マイキーには……ここまで必死になって……貴方を救いたいと、助けたいと…そう願ってる人が………こんなにもたくさんいる…」
「………っ」
「マイキーの目指す夢を一緒に叶えたいと願って……その背中を追って…
ずっと……駆け抜けてきた…
仲間…」
手を伸ばして、涙で濡れたマイキーの頬に指を滑らせる。
こんなにも……
貴方を想ってくれる、仲間……
「皆………
マイキーが大好きなんだよ」
「!」
『その想いが…
マイキーを守ってくれる。』
「私も皆も……
貴方が大好きなんだよ…マイキー」
「っ……」
「だから……貴方は……」
『マイキーは…一人じゃない。
皆が…傍にいる。ここにいる』
「1人なんかじゃ…な、ぃ……よ…」
「!!っ…六花!?」
ああ…
視界が…
曇っていく。
この感覚……知ってる。
最初に……
タイムリープする時に感じたのと同じだ。
『あいつがちゃんと泣けるように…
苦しいんだ、つれぇんだって叫べるようにしてやってくれよ。』
真一郎お兄ちゃん……
私…
マイキーの心に…
なれた?
約束………
守れた、のかな……
霞んだ視界の先に…
笑った真一郎お兄ちゃんが見えた。
【ああ…。ありがとうな…六花】
笑った真一郎お兄ちゃんに、私も笑う。
よかった……
「…マイ、キ……手を……」
「六花!!」
差し伸べた私の手を…マイキーが握る。
でも……
何も感じなくて………
私は力なくふっ、と笑った。
ダメ……
だったか……
でも……
後悔はない。
マイキーはきっと
もう大丈夫…
たけみっちがいる
マイキーを大好きな仲間がいる。
だから……きっと………
「マイキー……ありがとう…」
「っなんで礼なんて!」
「私はマイキーがいたから……生きて来れた……
マイキーは……
私の光……
私の………
世界で1番………
愛しい、人……」
一か八か…
でも、私にもタイムリープの力があるなら…
過去に戻る鍵は
過去に戻したいと強く願う、トリガーと握手を交わす事…
マイキーなら……
もしかしたら
死の間際にいる私と握手を交わしてトリガーになれるかもしれない。
確実な方法でないのは分かってる。
でも……
私は
マイキーを救うために
最後に
この命をかける。
こんな無謀な作戦話したら…
きっとたけみっちは大反対するから…
絶対言わなかった。
驚かせてごめん…たけみっち……
でもどうか……
わかって欲しい。
もうこれ以上……
たけみっちを危険に巻き込みたくない。
ここまで一緒に戦ってくれて
ありがとう…
痛みで…感覚がなくなってくるのが分かった。
意識が遠くなりそうだ……
でも……
マイキーにまだ…
伝えなきゃいけない事がある。
私は大きく息を吸って、マイキーを見つめた。
「マイキー……
マイキーは、ぜんっぶ……1人で、たった1人で…抱え込もうとした……
……ばがだね…」
ふっ、と笑った私の頬にポタリ、と涙が落ちてくる…
「マイキーは……1人なんか、じゃ…ない、のに……」
私はマイキーの周りにいる皆を見た。
「皆……いるじゃない」
「え……」
「マイキーには……ここまで必死になって……貴方を救いたいと、助けたいと…そう願ってる人が………こんなにもたくさんいる…」
「………っ」
「マイキーの目指す夢を一緒に叶えたいと願って……その背中を追って…
ずっと……駆け抜けてきた…
仲間…」
手を伸ばして、涙で濡れたマイキーの頬に指を滑らせる。
こんなにも……
貴方を想ってくれる、仲間……
「皆………
マイキーが大好きなんだよ」
「!」
『その想いが…
マイキーを守ってくれる。』
「私も皆も……
貴方が大好きなんだよ…マイキー」
「っ……」
「だから……貴方は……」
『マイキーは…一人じゃない。
皆が…傍にいる。ここにいる』
「1人なんかじゃ…な、ぃ……よ…」
「!!っ…六花!?」
ああ…
視界が…
曇っていく。
この感覚……知ってる。
最初に……
タイムリープする時に感じたのと同じだ。
『あいつがちゃんと泣けるように…
苦しいんだ、つれぇんだって叫べるようにしてやってくれよ。』
真一郎お兄ちゃん……
私…
マイキーの心に…
なれた?
約束………
守れた、のかな……
霞んだ視界の先に…
笑った真一郎お兄ちゃんが見えた。
【ああ…。ありがとうな…六花】
笑った真一郎お兄ちゃんに、私も笑う。
よかった……
「…マイ、キ……手を……」
「六花!!」
差し伸べた私の手を…マイキーが握る。
でも……
何も感じなくて………
私は力なくふっ、と笑った。
ダメ……
だったか……
でも……
後悔はない。
マイキーはきっと
もう大丈夫…
たけみっちがいる
マイキーを大好きな仲間がいる。
だから……きっと………
「マイキー……ありがとう…」
「っなんで礼なんて!」
「私はマイキーがいたから……生きて来れた……
マイキーは……
私の光……
私の………
世界で1番………
愛しい、人……」