最終章
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瞳をゆっくり開くマイキー君…
「っ…」
何かは分からない…
目には見えないが…
何かずっしりと重たい物が体を覆った気がした…
ゆっくり…
じわじわと……
黒い衝動が……
全て解放される。
「たけみっち」
名前を呼ばれて、俺は六花ちゃんを見る。
「約束……覚えてる?」
「えっ…う、うん!」
『たけみっち……私がしようとしてる事…絶対止めないで』
「……何…する気なの…」
俺の問いに、六花ちゃんは優しく笑った。
その時だった。
「!」
目の前にいたマイキー君が動いた。
くるっ!!!
「ありがとう…たけみっち」
え…………
隣にいた黒髪がふわりとゆれた……
ずしゃ…と音がして…
目の前で………
赤が広がった…
「あ………」
その場にいた全員が、言葉を失う。
落ちていた日本刀を拾い…こちらに向かってきたマイキー君……
それと同時に隣にいた六花ちゃんが走り出した。
そしてそのまま………
日本刀は、彼女の小さな体を……
貫いた。
あ……
あ…………
「六花ちゃん!!!!!」
「六花!!!!」
「六花さん!!!!!」
ポタポタ、と…真っ赤な血が流れ落ちる…
「……え……」
私はマイキーに手を伸ばすと…
そのままぎゅっと首に手を回して彼を抱きしめた。
「…六花……お、前……何…やって……」
震えたマイキーの声…
痛みで感覚がなくなる下半身…
ダメ
意識を飛ばすな。
「…っ…はぁ…マイキー……」
私から身を引こうとしたマイキーを離すまいと精一杯出せるだけの力で抱き寄せる。
「っ何やって…っ!離せ!六花!!
お前っ…っなんで!!!」
「マイキー……だい、じょうぶ…だから…」
「六花!!」
ぐらりと揺れた体をマイキーが受け止めて…しゃがみこむ。
「六花!六花!!」
必死に私を呼ぶマイキーに、私は彼の頬に手を伸ばす。
「よかっ、た……いつもの……マイキーだ…」
そう言って笑う。
「な、に言って……何して…お前、っなんでっ!」
「言った…でしょ…私は……
貴女を……救う、って…」
「!」
「ごめ、ね…マイキー……貴方を……もう1人には…しな、い…
っ確信は…最後まで、なかった…」
「え…」
「真一郎お兄ちゃんの…っ話……私が…力を譲り受けた…話を…っ聞いて………
確信に、変わった……
マイキーを……救うには……
もう……これしかっ、なかったの…」
「何言ってんだよ!!!六花がいなくなったら!なんの意味もなくなる!!」
「……ふふ…いなく…ならない、よ…
だい、じょうぶ……
もう一度……きっと……
やりなお、せる…」
「っ…」
何かは分からない…
目には見えないが…
何かずっしりと重たい物が体を覆った気がした…
ゆっくり…
じわじわと……
黒い衝動が……
全て解放される。
「たけみっち」
名前を呼ばれて、俺は六花ちゃんを見る。
「約束……覚えてる?」
「えっ…う、うん!」
『たけみっち……私がしようとしてる事…絶対止めないで』
「……何…する気なの…」
俺の問いに、六花ちゃんは優しく笑った。
その時だった。
「!」
目の前にいたマイキー君が動いた。
くるっ!!!
「ありがとう…たけみっち」
え…………
隣にいた黒髪がふわりとゆれた……
ずしゃ…と音がして…
目の前で………
赤が広がった…
「あ………」
その場にいた全員が、言葉を失う。
落ちていた日本刀を拾い…こちらに向かってきたマイキー君……
それと同時に隣にいた六花ちゃんが走り出した。
そしてそのまま………
日本刀は、彼女の小さな体を……
貫いた。
あ……
あ…………
「六花ちゃん!!!!!」
「六花!!!!」
「六花さん!!!!!」
ポタポタ、と…真っ赤な血が流れ落ちる…
「……え……」
私はマイキーに手を伸ばすと…
そのままぎゅっと首に手を回して彼を抱きしめた。
「…六花……お、前……何…やって……」
震えたマイキーの声…
痛みで感覚がなくなる下半身…
ダメ
意識を飛ばすな。
「…っ…はぁ…マイキー……」
私から身を引こうとしたマイキーを離すまいと精一杯出せるだけの力で抱き寄せる。
「っ何やって…っ!離せ!六花!!
お前っ…っなんで!!!」
「マイキー……だい、じょうぶ…だから…」
「六花!!」
ぐらりと揺れた体をマイキーが受け止めて…しゃがみこむ。
「六花!六花!!」
必死に私を呼ぶマイキーに、私は彼の頬に手を伸ばす。
「よかっ、た……いつもの……マイキーだ…」
そう言って笑う。
「な、に言って……何して…お前、っなんでっ!」
「言った…でしょ…私は……
貴女を……救う、って…」
「!」
「ごめ、ね…マイキー……貴方を……もう1人には…しな、い…
っ確信は…最後まで、なかった…」
「え…」
「真一郎お兄ちゃんの…っ話……私が…力を譲り受けた…話を…っ聞いて………
確信に、変わった……
マイキーを……救うには……
もう……これしかっ、なかったの…」
「何言ってんだよ!!!六花がいなくなったら!なんの意味もなくなる!!」
「……ふふ…いなく…ならない、よ…
だい、じょうぶ……
もう一度……きっと……
やりなお、せる…」