第2章
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「六花〜こっちこっち!」
「お待たせ!エマ!」
今日は休日。
街は人で賑わっている。
渋谷にあるオシャレなカフェ。
私はエマに誘われて今日はお茶と、エマの買い物に付き合う約束をした。
「ふふふ」
「ん?何?」
嬉しそうにニコニコ笑うエマに私はメニューから視線を離すと彼女を見た。
「ん〜あ、本当に六花だな〜って思ってさ」
「何それ〜」
苦笑いする私にエマはアイスティーのストローをクルクル回すと、少し悲しげに眉を下げた。
「…嬉しいなぁ…って。六花とこうやってお茶できる日がくるなんて。」
「エマ…」
「正直言うとね?凄く寂しかったんだ〜
六花にめっちゃ会いたかったけど…
マイキーに何回言っても会うなって言われるし、病院の近くにも行ったんだよ?
でも…誰?って言われるのが怖くて、部屋までは行けなかった。」
「そう、だったんだね…ごめんね、エマ」
「ううん!謝らないで!
六花のせいじゃないし、あんな事があって、忘れたくなる気持ちも分かるから。
…ウチも真兄亡くした時、辛くてしょうがなかったから…」
「エマと、マイキーのもう1人のお兄さん、だったよね?」
「うん、そう!ちなみに六花の初恋の人!」
「へぇ〜………え?えぇぇぇぇ!?」
今なんて言った!?は、初恋!?
「ちょ、待って!わ、私がそう言ったの!?」
「ううん〜でも誰が見ても分かりやすいぐらいに真兄の前では六花は乙女だったから」
東卍の皆にも聞いてみたら分かるよ、なんてエマが言うぐらいだから、本当みたいだ。
忘れてるって怖い…
「まぁでも…きっと相手にはされてなかったんだろうね。その時小学生でしょ?」
「うん、まったく!」
で、ですよね…
思い出さないけど、ちょっとショックだわ。
「それより、その2人を見てるマイキーの殺気のが怖かったよ」
「え?なんでマイキー?」
「…な、なんでって…はぁ…マイキー可哀想」
「ん?」
「いや、なんでもない!とにかく!私は凄く嬉しいって話!」
「うん、私も嬉しい。こんな可愛い妹分がいたなんて」
「六花〜!」
「わぁ〜!泣かないでよエマ〜」
ぶわぁ〜と涙を流すエマに私は慌てる。
優しい子なんだなぁ…
「もう絶対忘れちゃダメだからね!」
「うん、約束ね」
「今日はとことん付き合ってもらうから!」
「りょ、了解!」
満足気に笑ったエマに私も笑顔になる。
「六花、携帯鳴ってるよ〜」
「ほんとだ。誰だろ…知らない番号だ」
首を傾げた私にエマが携帯を覗き込む。
「あ、それマイキーだよ」
「え!?なんで!?」
「ウチが教えたから。ってかマイキーに聞かれたから」
「え、どうしよう…」
「どうしようって…出たげなよ」
苦笑いするエマに私はちょっとドキドキしながら電話にでた。
【……どっちの六花も、
俺が好きなお前だから】
な、なんで今思い出すかなぁ…
「も、もしもし…」
『あ、六花?俺』
俺…って、名乗らない辺りがマイキーっぽいわ。
「ど、どうかした?」
『今夜、予定あけといて』
「え?」
『武蔵神社に8時、7時に迎えに行く』
「い、いや…ちょっと待って!今、エマと一緒で」
『エマ?じゃあ丁度いいじゃん、8時に武蔵神社、エマと一緒に来いよ。』
「あ、じゃあエマに聞いて、」
『じゃあな』
「え、あ!ちょ、マイキー!?」
一方的に切られた電話。
…か、変わらないな…
昔からこうなのね…
人の話聞かないの。
「マイキーなんて?」
「な、なんかよく分からないんだけど…8時に武蔵神社に来い、って…エマと一緒に」
「ああ〜集会かな?」
「集会?」
「そ、東卍の集会、武蔵神社でやってるから六花に来て欲しいんじゃない?」
【⠀だから、東卍の結成の時も集会も…この神社でしてる。】
そういえばそんな事、ゆってたな…
「でも…なんで私が呼ばれるの?」
「そりゃ〜…決まってるよ。六花のお披露目でしょ」
「お、お披露目って…」
「…という名の自慢、かな」
「え?」
「ううん〜なんでもなーい!まぁウチも行くし一緒に行こうよ」
「う、うん…」
たしかに、けんちゃんを救うミッションも、東卍の中身をまず知れば何か詳しく分かるかもしれないな。
「お待たせ!エマ!」
今日は休日。
街は人で賑わっている。
渋谷にあるオシャレなカフェ。
私はエマに誘われて今日はお茶と、エマの買い物に付き合う約束をした。
「ふふふ」
「ん?何?」
嬉しそうにニコニコ笑うエマに私はメニューから視線を離すと彼女を見た。
「ん〜あ、本当に六花だな〜って思ってさ」
「何それ〜」
苦笑いする私にエマはアイスティーのストローをクルクル回すと、少し悲しげに眉を下げた。
「…嬉しいなぁ…って。六花とこうやってお茶できる日がくるなんて。」
「エマ…」
「正直言うとね?凄く寂しかったんだ〜
六花にめっちゃ会いたかったけど…
マイキーに何回言っても会うなって言われるし、病院の近くにも行ったんだよ?
でも…誰?って言われるのが怖くて、部屋までは行けなかった。」
「そう、だったんだね…ごめんね、エマ」
「ううん!謝らないで!
六花のせいじゃないし、あんな事があって、忘れたくなる気持ちも分かるから。
…ウチも真兄亡くした時、辛くてしょうがなかったから…」
「エマと、マイキーのもう1人のお兄さん、だったよね?」
「うん、そう!ちなみに六花の初恋の人!」
「へぇ〜………え?えぇぇぇぇ!?」
今なんて言った!?は、初恋!?
「ちょ、待って!わ、私がそう言ったの!?」
「ううん〜でも誰が見ても分かりやすいぐらいに真兄の前では六花は乙女だったから」
東卍の皆にも聞いてみたら分かるよ、なんてエマが言うぐらいだから、本当みたいだ。
忘れてるって怖い…
「まぁでも…きっと相手にはされてなかったんだろうね。その時小学生でしょ?」
「うん、まったく!」
で、ですよね…
思い出さないけど、ちょっとショックだわ。
「それより、その2人を見てるマイキーの殺気のが怖かったよ」
「え?なんでマイキー?」
「…な、なんでって…はぁ…マイキー可哀想」
「ん?」
「いや、なんでもない!とにかく!私は凄く嬉しいって話!」
「うん、私も嬉しい。こんな可愛い妹分がいたなんて」
「六花〜!」
「わぁ〜!泣かないでよエマ〜」
ぶわぁ〜と涙を流すエマに私は慌てる。
優しい子なんだなぁ…
「もう絶対忘れちゃダメだからね!」
「うん、約束ね」
「今日はとことん付き合ってもらうから!」
「りょ、了解!」
満足気に笑ったエマに私も笑顔になる。
「六花、携帯鳴ってるよ〜」
「ほんとだ。誰だろ…知らない番号だ」
首を傾げた私にエマが携帯を覗き込む。
「あ、それマイキーだよ」
「え!?なんで!?」
「ウチが教えたから。ってかマイキーに聞かれたから」
「え、どうしよう…」
「どうしようって…出たげなよ」
苦笑いするエマに私はちょっとドキドキしながら電話にでた。
【……どっちの六花も、
俺が好きなお前だから】
な、なんで今思い出すかなぁ…
「も、もしもし…」
『あ、六花?俺』
俺…って、名乗らない辺りがマイキーっぽいわ。
「ど、どうかした?」
『今夜、予定あけといて』
「え?」
『武蔵神社に8時、7時に迎えに行く』
「い、いや…ちょっと待って!今、エマと一緒で」
『エマ?じゃあ丁度いいじゃん、8時に武蔵神社、エマと一緒に来いよ。』
「あ、じゃあエマに聞いて、」
『じゃあな』
「え、あ!ちょ、マイキー!?」
一方的に切られた電話。
…か、変わらないな…
昔からこうなのね…
人の話聞かないの。
「マイキーなんて?」
「な、なんかよく分からないんだけど…8時に武蔵神社に来い、って…エマと一緒に」
「ああ〜集会かな?」
「集会?」
「そ、東卍の集会、武蔵神社でやってるから六花に来て欲しいんじゃない?」
【⠀だから、東卍の結成の時も集会も…この神社でしてる。】
そういえばそんな事、ゆってたな…
「でも…なんで私が呼ばれるの?」
「そりゃ〜…決まってるよ。六花のお披露目でしょ」
「お、お披露目って…」
「…という名の自慢、かな」
「え?」
「ううん〜なんでもなーい!まぁウチも行くし一緒に行こうよ」
「う、うん…」
たしかに、けんちゃんを救うミッションも、東卍の中身をまず知れば何か詳しく分かるかもしれないな。