第8章
夢小説設定
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「マイキー…」
マイキーの黒い瞳に…私が映る。
その瞳は…いつものマイキーで…
「…六花…」
頬にあった手に、彼の手が重なる。
暖かい……
大丈夫。
まだマイキーは
完全に飲み込まれてはいない。
「……六花……頼みがある」
マイキーは頬にあった手と、もう片方の私の手をとると…
そのまま己の首にあてる。
え………
「これ以上は…もうもたない。
俺の闇は……もう止まらない。」
「マイ、キ…」
「今ならまだ…止めていられる。
だから……
頼むよ、六花……
俺を……終わらせてくれよ…」
「!!!」
首にかかる私の手に力を篭めるマイキー。
私の指が彼の喉元に食い込む。
「っ!やめて!マイキー!!何考えてるの!?」
「嫌なんだ。…もうどうしようもなくなってる。
この闇が…お前を飲み込んじまう。
俺が俺じゃなくなって…お前を傷つける。」
「いや…だ…やめて…マイキー…なんでそんな事っ…!」
首を横にふる私をマイキーは光のない瞳で見つめる。
「お前を殺しちまう」
「!!!」
「…それだけは…絶対に嫌だ。
耐えられねぇ……だから…」
「っ…いや…だ…っ…そんな事!出来るわけない!!
できるわけないじゃない!!!」
頬が涙を伝う……
自分を殺してくれと言うまで……
彼の心を…闇が追い詰めている……
「俺……六花になら…殺されてもいい」
「!!!」
「六花…俺さ…本気で信じてたんだよ…
ガキの頃からさ…
いつか六花と結婚して、子供作って…
どっかに家を建ててさ…」
『海が見える家がいいな。小さくていいから、庭があってさ…そこに小さいブランコ置いてさ』
『ははは、具体的だね〜』
あ………
「平凡でいい…」
『六花が作ったお菓子を庭で皆んなで食べてさ……そんな…
あったかくて…
六花の…太陽みたいな笑顔が毎日溢れた…
そんな家。
作ろうぜ』
「特別じゃなくていい。…ただ…
六花を世界一幸せだって、思わせてやりたい。
必ず…
絶対に…」
「っ…」
「それが俺の未来の…願いだったんだ。」
悲しげに揺れたマイキーの瞳に…私の瞳から涙がポタポタと流れ落ちる…
「俺……ほんっとさ……
どうしようもないぐらい……
お前が好きなんだよ」
マイキーの黒い瞳に…私が映る。
その瞳は…いつものマイキーで…
「…六花…」
頬にあった手に、彼の手が重なる。
暖かい……
大丈夫。
まだマイキーは
完全に飲み込まれてはいない。
「……六花……頼みがある」
マイキーは頬にあった手と、もう片方の私の手をとると…
そのまま己の首にあてる。
え………
「これ以上は…もうもたない。
俺の闇は……もう止まらない。」
「マイ、キ…」
「今ならまだ…止めていられる。
だから……
頼むよ、六花……
俺を……終わらせてくれよ…」
「!!!」
首にかかる私の手に力を篭めるマイキー。
私の指が彼の喉元に食い込む。
「っ!やめて!マイキー!!何考えてるの!?」
「嫌なんだ。…もうどうしようもなくなってる。
この闇が…お前を飲み込んじまう。
俺が俺じゃなくなって…お前を傷つける。」
「いや…だ…やめて…マイキー…なんでそんな事っ…!」
首を横にふる私をマイキーは光のない瞳で見つめる。
「お前を殺しちまう」
「!!!」
「…それだけは…絶対に嫌だ。
耐えられねぇ……だから…」
「っ…いや…だ…っ…そんな事!出来るわけない!!
できるわけないじゃない!!!」
頬が涙を伝う……
自分を殺してくれと言うまで……
彼の心を…闇が追い詰めている……
「俺……六花になら…殺されてもいい」
「!!!」
「六花…俺さ…本気で信じてたんだよ…
ガキの頃からさ…
いつか六花と結婚して、子供作って…
どっかに家を建ててさ…」
『海が見える家がいいな。小さくていいから、庭があってさ…そこに小さいブランコ置いてさ』
『ははは、具体的だね〜』
あ………
「平凡でいい…」
『六花が作ったお菓子を庭で皆んなで食べてさ……そんな…
あったかくて…
六花の…太陽みたいな笑顔が毎日溢れた…
そんな家。
作ろうぜ』
「特別じゃなくていい。…ただ…
六花を世界一幸せだって、思わせてやりたい。
必ず…
絶対に…」
「っ…」
「それが俺の未来の…願いだったんだ。」
悲しげに揺れたマイキーの瞳に…私の瞳から涙がポタポタと流れ落ちる…
「俺……ほんっとさ……
どうしようもないぐらい……
お前が好きなんだよ」