第8章
夢小説設定
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「でさ、六花がさ!なぁ!聞いてるか!真一郎!」
バイクをいじっていた真一郎が苦笑いを浮かべる。
「万次郎、お前最近ずーっと六花の話ばっかりしてるな」
「え?そう?だって六花といると楽しいんだ!
俺、六花が大好きなんだって!」
六花と出会って、とにかく毎日が楽しかった。
何をしていても、六花が隣にいてくれたら楽しくて…幸せだった。
喧嘩は相変わらず好きだったけど…それ以上に六花と過ごす時間が…嬉しくて…
何より
俺のたわいない話しで、六花が笑ってくれる事が……
俺の心を満たしてくれた。
ずっとこの笑顔を見ていたい。
1番近くで…
「真一郎!俺、六花と結婚するからな!」
「あ〜はいはい」
ずっとずっと続くと…
信じてた。
「また明日な、六花」
「うん、またね。マイキー」
小さな小指を絡めて、俺達はいつものように約束した。
当たり前に明日も六花に会える。
当たり前に、俺に笑いかけてくれる…
明日は何をしようか…
そんな事を考えていた。
それなのに……
「マイキー!六花が!」
当たり前にくるはずだった日々……
「六花……記憶喪失らしい」
全部……
崩れ落ちた。
真っ暗な穴の中に
突き落とされた気分だった。
『また、明日ね』
望んでいた明日は…
もう二度とこなかった。
六花…
俺さ
本当は…
お前に一度会いに…病院に行ったんだよ。
柄にもなく1輪の花を持ってさ…
もしかしたら
俺を見たら思い出してくれるかもって…
「マイキー」
そう名前を呼んで、笑ってくれる。
そんな漫画みたいな事を夢みて…
でも……
俺は現実を思い知らされた。
「…誰?」
大好きな六花の笑顔は…
どこにもなかった。
苦しくて
辛くて
あんなに心が傷んだのは
初めてだった。
「びょ、病室…間違っちまった」
ふいに泣きそうになって……
俺は病室を逃げるように出てきた。
それから二度と…
病院には行かなかった。
「六花には…絶対会いに行くな」
仲間にそう伝えた。
「えーなんでだよ!」
「お見舞いいきてーよな!」
「うんうん、心配だしな」
皆…六花の事が大好きだったから…
会いたい気持ちも分かった。
でも…
「俺が行くなって言ってんだろ…言ったやつは許さないからな」
「え〜…」
「それから…六花の名前を出すのも禁止する」
こんな気持ちになるのは…
俺だけでいい。
バイクをいじっていた真一郎が苦笑いを浮かべる。
「万次郎、お前最近ずーっと六花の話ばっかりしてるな」
「え?そう?だって六花といると楽しいんだ!
俺、六花が大好きなんだって!」
六花と出会って、とにかく毎日が楽しかった。
何をしていても、六花が隣にいてくれたら楽しくて…幸せだった。
喧嘩は相変わらず好きだったけど…それ以上に六花と過ごす時間が…嬉しくて…
何より
俺のたわいない話しで、六花が笑ってくれる事が……
俺の心を満たしてくれた。
ずっとこの笑顔を見ていたい。
1番近くで…
「真一郎!俺、六花と結婚するからな!」
「あ〜はいはい」
ずっとずっと続くと…
信じてた。
「また明日な、六花」
「うん、またね。マイキー」
小さな小指を絡めて、俺達はいつものように約束した。
当たり前に明日も六花に会える。
当たり前に、俺に笑いかけてくれる…
明日は何をしようか…
そんな事を考えていた。
それなのに……
「マイキー!六花が!」
当たり前にくるはずだった日々……
「六花……記憶喪失らしい」
全部……
崩れ落ちた。
真っ暗な穴の中に
突き落とされた気分だった。
『また、明日ね』
望んでいた明日は…
もう二度とこなかった。
六花…
俺さ
本当は…
お前に一度会いに…病院に行ったんだよ。
柄にもなく1輪の花を持ってさ…
もしかしたら
俺を見たら思い出してくれるかもって…
「マイキー」
そう名前を呼んで、笑ってくれる。
そんな漫画みたいな事を夢みて…
でも……
俺は現実を思い知らされた。
「…誰?」
大好きな六花の笑顔は…
どこにもなかった。
苦しくて
辛くて
あんなに心が傷んだのは
初めてだった。
「びょ、病室…間違っちまった」
ふいに泣きそうになって……
俺は病室を逃げるように出てきた。
それから二度と…
病院には行かなかった。
「六花には…絶対会いに行くな」
仲間にそう伝えた。
「えーなんでだよ!」
「お見舞いいきてーよな!」
「うんうん、心配だしな」
皆…六花の事が大好きだったから…
会いたい気持ちも分かった。
でも…
「俺が行くなって言ってんだろ…言ったやつは許さないからな」
「え〜…」
「それから…六花の名前を出すのも禁止する」
こんな気持ちになるのは…
俺だけでいい。