第8章
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
何度…
この気持ちを伝えてしまおうか…
ずっとずっと考えていた。
寂しげに揺れる瞳…
「大丈夫」
そう言って無理に笑顔をつくる彼女に…
胸が張り裂けそうに痛くて……
その崩れそうな小さな背中を
思いっきり抱きしめたくなった。
でも、そのたびに俺を止めてくるのが…
『千冬』
場地さん…
眉を寄せて、首を横にふる場地さんの姿が浮かぶ……
手ぇだすんじゃねぇ…
そう言うように…
だから…
自然と六花さんを避けるようになった。
バイトして、普通に高校生活を送って…
彼女を思い出さないようにした。
『松野くんが好き』
人生初めて女子にも告白された…
昔の俺なら飛び上がって喜んだだろう。
でも…
『千冬君』
思い浮かぶのは……
いつも
六花さんの笑顔なんだ。
「背中は俺に任せろ!六花さん、ぜってぇ俺の背中から離れないでください!!」
「ち、千冬君!でも!」
もう立っているのがやっとに見える…
それなのに…
「東卍はぜってぇ負けねぇ!!!」
「!」
「かかって来い!関東卍會!!これで終わりにしようや!!」
千冬君……
「うぉぉぉぉ!!!!」
「!三ツ谷君…」
突然叫んだ三ツ谷君は、私達を見るとにっ、と笑う。
「元気もらったぜ、千冬!さっさっと終わらせてお前の失恋パーティだな!」
「なっ…なんすか!俺は別に!」
振られてはないっす!!と叫ぶ千冬君に三ツ谷君が笑う。
「東卍はまだやれる!そうだろ?みんな!」
三ツ谷君の言葉にボロボロに押されていた東卍の皆が立ち上がる…
「東京卍會!!!」
「!大寿君!」
「まだまだいけんだろ!」
八戒君に肩をかりて、柴さんが東卍の旗を掲げる。
柴さん!よかった!無事だった!
「東卍!東卍!」
「東卍!東卍!」
風に揺れる東卍の旗に、東卍コールが湧き上がる。
「「「東卍!!東卍!!!」」」
みんなの瞳に再び光が蘇る。
まだ…負けてない!
貴方が作った東卍は、貴方の集めた、貴方についてきた仲間は…
まだ…
「…うるせぇな」
え……
ぼそりと聞こえた声に振り返るのと同時……
ばきっ、と音がして…
頬にぴちゃ、と赤いものが飛んだ。
目の前にはマイキー…
そして…
「!!たけみっち!?」
倒れるたけみっち…
「マ…」
真っ暗な………瞳……
何も映さないその瞳に…
息を飲む。
これは……
「たけみ、…っ!!!」
「千冬君!!!」
一瞬の瞬きの間に目の前にいたマイキーが消えて、後ろにいた千冬君が吹っ飛ぶ。
この気持ちを伝えてしまおうか…
ずっとずっと考えていた。
寂しげに揺れる瞳…
「大丈夫」
そう言って無理に笑顔をつくる彼女に…
胸が張り裂けそうに痛くて……
その崩れそうな小さな背中を
思いっきり抱きしめたくなった。
でも、そのたびに俺を止めてくるのが…
『千冬』
場地さん…
眉を寄せて、首を横にふる場地さんの姿が浮かぶ……
手ぇだすんじゃねぇ…
そう言うように…
だから…
自然と六花さんを避けるようになった。
バイトして、普通に高校生活を送って…
彼女を思い出さないようにした。
『松野くんが好き』
人生初めて女子にも告白された…
昔の俺なら飛び上がって喜んだだろう。
でも…
『千冬君』
思い浮かぶのは……
いつも
六花さんの笑顔なんだ。
「背中は俺に任せろ!六花さん、ぜってぇ俺の背中から離れないでください!!」
「ち、千冬君!でも!」
もう立っているのがやっとに見える…
それなのに…
「東卍はぜってぇ負けねぇ!!!」
「!」
「かかって来い!関東卍會!!これで終わりにしようや!!」
千冬君……
「うぉぉぉぉ!!!!」
「!三ツ谷君…」
突然叫んだ三ツ谷君は、私達を見るとにっ、と笑う。
「元気もらったぜ、千冬!さっさっと終わらせてお前の失恋パーティだな!」
「なっ…なんすか!俺は別に!」
振られてはないっす!!と叫ぶ千冬君に三ツ谷君が笑う。
「東卍はまだやれる!そうだろ?みんな!」
三ツ谷君の言葉にボロボロに押されていた東卍の皆が立ち上がる…
「東京卍會!!!」
「!大寿君!」
「まだまだいけんだろ!」
八戒君に肩をかりて、柴さんが東卍の旗を掲げる。
柴さん!よかった!無事だった!
「東卍!東卍!」
「東卍!東卍!」
風に揺れる東卍の旗に、東卍コールが湧き上がる。
「「「東卍!!東卍!!!」」」
みんなの瞳に再び光が蘇る。
まだ…負けてない!
貴方が作った東卍は、貴方の集めた、貴方についてきた仲間は…
まだ…
「…うるせぇな」
え……
ぼそりと聞こえた声に振り返るのと同時……
ばきっ、と音がして…
頬にぴちゃ、と赤いものが飛んだ。
目の前にはマイキー…
そして…
「!!たけみっち!?」
倒れるたけみっち…
「マ…」
真っ暗な………瞳……
何も映さないその瞳に…
息を飲む。
これは……
「たけみ、…っ!!!」
「千冬君!!!」
一瞬の瞬きの間に目の前にいたマイキーが消えて、後ろにいた千冬君が吹っ飛ぶ。