第8章
夢小説設定
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私が過去にきたのはきっと
偶然なんかじゃない。
何か意味があるのだと
ずっと考えていた。
その答えが
わかる時がきた
そんな気がした……
すさまじいブレーキ音に私は思わず耳を塞ぐ。
何!?
「なっ…列車?」
「危ねぇ!危うく轢かれちまうとこだった!」
なんで…列車が急に……
貨物に身を隠しながら、急に抗争場に突っ込んできた列車に私と同じように皆が驚いていた。
一体何が……
私は周りを見渡すとふと風に揺れた金髪に視線を止める。
マイキー……
冷たい瞳をした横顔…
ここからマイキーの所に行くにはこの抗争中の間を抜けていくしかない……
……すんなり通してくれそうにはないよね…
「……どうしよう……」
「おい」
「!ひっ!」
急に背後から声が掛かり、私の肩がびくりと上がる。
み、見つかった!?
恐る恐る後ろを振り返ると……
ひぃっ!!!
思わず叫びそうになった声を口を抑えて止める。
「てめぇ、誰だ」
そこにいたのは見上げるほど長身で、筋骨隆々とした体格の男がそれはそれは鬼のごとく恐ろしい顔で私を見下ろしていた……
風にのって青に白いメッシュが入った髪が揺れる。
こ、怖っ!!
何、この人!?
私はその威圧感に、振り向いた体制のまま動けずにいた。
あ、あれ?でもこの人……誰かに似てる気が…
それに…
ふと冷静になって見ると、彼は東卍の特攻服を着ている。
てことは、たけみっちの側の、人?
でも…初めて見る……
「なぁに、ガン垂れてんだ?あぁ!?」
「っひぇ!!」
がっ、と肩を掴まれ被っていたフードが脱げる。
「……女?」
「す、すすすすすみません!!」
何故か謝罪…
「女がこんな所で何してやがる?」
「あ…えっと……私はその…」
「あぁ!?ハッキリしゃべりやがれ!!」
「す、すみません!」
こ、怖すぎ!!
「誰だって聞いてんだろうが」
「あ、わ、私は道成寺六花と言います!」
名前を名乗った私に、彼は少し驚いたように瞳を開く。
「…道成寺…六花……どっかで聞いたな…」
男は顎に手を置くと空を仰ぐ。
「ああ…お前か。柚葉の、」
「え!?柚葉!?」
まさかここで柚葉の名前が出ると思わず、驚くと同時に、私ははっとする。
もう一度私を睨むように見る彼を見上げた。
どこかで見たことあるって思ったのは……
そうか、この瞳…柚葉だ…
柚葉に似てるんだ。
あ、いや…柚葉はこんな鬼みたいな表情はしないが……
「……もしかして…柴…大寿さん、ですか?」
「あぁ?なんで俺の名前……あぁ、柚葉か…」
やっぱり!!
この人が柴大寿…
あのクリスマスの日にマイキーに1発でやられたっていう…
柚葉や八戒君を傷つけて、支配していた…
思いだしたら腹が立ってくる。
あれ?でもなんでこの人東卍の特攻服なんて…
「お前が…柚葉の初めてできた友達、ってやつだろ」
「は、はい!」
柚葉は私をちゃんと友達だと紹介してくれていた事がなんだか嬉しい…
「…はっ、くだらねぇ」
「なっ…」
く、くだらない!?酷くない!?
「お前…マイキーの女だろ」
「えっ…」
「あの日…思い出したくもねぇあのクリスマスの日…マイキーが言ってたからな」
『これには…皆の想いが詰まってる。
皆の想いが…俺を守って、強くしてくれる、
六花が…俺にそう教えてくれた』
偶然なんかじゃない。
何か意味があるのだと
ずっと考えていた。
その答えが
わかる時がきた
そんな気がした……
すさまじいブレーキ音に私は思わず耳を塞ぐ。
何!?
「なっ…列車?」
「危ねぇ!危うく轢かれちまうとこだった!」
なんで…列車が急に……
貨物に身を隠しながら、急に抗争場に突っ込んできた列車に私と同じように皆が驚いていた。
一体何が……
私は周りを見渡すとふと風に揺れた金髪に視線を止める。
マイキー……
冷たい瞳をした横顔…
ここからマイキーの所に行くにはこの抗争中の間を抜けていくしかない……
……すんなり通してくれそうにはないよね…
「……どうしよう……」
「おい」
「!ひっ!」
急に背後から声が掛かり、私の肩がびくりと上がる。
み、見つかった!?
恐る恐る後ろを振り返ると……
ひぃっ!!!
思わず叫びそうになった声を口を抑えて止める。
「てめぇ、誰だ」
そこにいたのは見上げるほど長身で、筋骨隆々とした体格の男がそれはそれは鬼のごとく恐ろしい顔で私を見下ろしていた……
風にのって青に白いメッシュが入った髪が揺れる。
こ、怖っ!!
何、この人!?
私はその威圧感に、振り向いた体制のまま動けずにいた。
あ、あれ?でもこの人……誰かに似てる気が…
それに…
ふと冷静になって見ると、彼は東卍の特攻服を着ている。
てことは、たけみっちの側の、人?
でも…初めて見る……
「なぁに、ガン垂れてんだ?あぁ!?」
「っひぇ!!」
がっ、と肩を掴まれ被っていたフードが脱げる。
「……女?」
「す、すすすすすみません!!」
何故か謝罪…
「女がこんな所で何してやがる?」
「あ…えっと……私はその…」
「あぁ!?ハッキリしゃべりやがれ!!」
「す、すみません!」
こ、怖すぎ!!
「誰だって聞いてんだろうが」
「あ、わ、私は道成寺六花と言います!」
名前を名乗った私に、彼は少し驚いたように瞳を開く。
「…道成寺…六花……どっかで聞いたな…」
男は顎に手を置くと空を仰ぐ。
「ああ…お前か。柚葉の、」
「え!?柚葉!?」
まさかここで柚葉の名前が出ると思わず、驚くと同時に、私ははっとする。
もう一度私を睨むように見る彼を見上げた。
どこかで見たことあるって思ったのは……
そうか、この瞳…柚葉だ…
柚葉に似てるんだ。
あ、いや…柚葉はこんな鬼みたいな表情はしないが……
「……もしかして…柴…大寿さん、ですか?」
「あぁ?なんで俺の名前……あぁ、柚葉か…」
やっぱり!!
この人が柴大寿…
あのクリスマスの日にマイキーに1発でやられたっていう…
柚葉や八戒君を傷つけて、支配していた…
思いだしたら腹が立ってくる。
あれ?でもなんでこの人東卍の特攻服なんて…
「お前が…柚葉の初めてできた友達、ってやつだろ」
「は、はい!」
柚葉は私をちゃんと友達だと紹介してくれていた事がなんだか嬉しい…
「…はっ、くだらねぇ」
「なっ…」
く、くだらない!?酷くない!?
「お前…マイキーの女だろ」
「えっ…」
「あの日…思い出したくもねぇあのクリスマスの日…マイキーが言ってたからな」
『これには…皆の想いが詰まってる。
皆の想いが…俺を守って、強くしてくれる、
六花が…俺にそう教えてくれた』