第8章
夢小説設定
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誰よりも幸せであってほしい
誰よりも
笑っていて欲しい。
願いは
それだけだった…
「………ん…」
鼻先にあたるくせっ毛に…ゆっくり瞳を開く。
静かに聞こえる寝息…
そっと手を伸ばせば…指に絡まる金。
ずっと……
触れたかった温もりがちゃんとある。
「……いった……」
体があちこち痛い……
「……ん……行くな……」
「?」
隣にいたマイキーが何か言って、私は彼を見る。
「……行くな……行かないで、くれ…」
寝言…?
「六花……」
「!」
ツ…と頬に流れたマイキーの涙…
その涙に……
胸が締め付けられた。
「……マイキー……私はここにいる、いるよ」
彼の頬にふれると、すっと瞳が開かれる…
「………六花……?」
「うん」
マイキーが確かめるように頬にあった手を掴む。
「…夢…じゃねぇの?」
「うん…」
頷いた私に、マイキーは手を伸ばすとかき寄せるように私の体を抱きしめた。
「六花…六花……」
「マイキー…」
空いた時間をうめるように…
強く強く…抱きしめあった。
「会いたかった…マイキー…」
ずっと
ずっと……
「…マイキー…まだ出て来ねぇのか?」
部屋に入ってきた春千夜に九井はパソコンをいじりながらちらっと奥にある部屋を見る。
「まだ…お楽しみ中…だろうな」
九井の言葉に春千夜はちっ…と舌打ちする。
あの女と縁を切ったってのに…
またマイキーの前にのこのこ現れやがって…
胸糞わりぃ…
「今後の話し合いもしたいんだがな。
ま…無理もねぇな。
別に嫌い合って別れたわけじゃねぇんだから。
むしろ逆…」
そんなに想いあえるって…ちょっと羨ましいよな。
俺には……
もうそういう相手はいねぇから…
「でもあの二人も……もう戻れねぇとこまで、きちまってるけどな…」
誰よりも
笑っていて欲しい。
願いは
それだけだった…
「………ん…」
鼻先にあたるくせっ毛に…ゆっくり瞳を開く。
静かに聞こえる寝息…
そっと手を伸ばせば…指に絡まる金。
ずっと……
触れたかった温もりがちゃんとある。
「……いった……」
体があちこち痛い……
「……ん……行くな……」
「?」
隣にいたマイキーが何か言って、私は彼を見る。
「……行くな……行かないで、くれ…」
寝言…?
「六花……」
「!」
ツ…と頬に流れたマイキーの涙…
その涙に……
胸が締め付けられた。
「……マイキー……私はここにいる、いるよ」
彼の頬にふれると、すっと瞳が開かれる…
「………六花……?」
「うん」
マイキーが確かめるように頬にあった手を掴む。
「…夢…じゃねぇの?」
「うん…」
頷いた私に、マイキーは手を伸ばすとかき寄せるように私の体を抱きしめた。
「六花…六花……」
「マイキー…」
空いた時間をうめるように…
強く強く…抱きしめあった。
「会いたかった…マイキー…」
ずっと
ずっと……
「…マイキー…まだ出て来ねぇのか?」
部屋に入ってきた春千夜に九井はパソコンをいじりながらちらっと奥にある部屋を見る。
「まだ…お楽しみ中…だろうな」
九井の言葉に春千夜はちっ…と舌打ちする。
あの女と縁を切ったってのに…
またマイキーの前にのこのこ現れやがって…
胸糞わりぃ…
「今後の話し合いもしたいんだがな。
ま…無理もねぇな。
別に嫌い合って別れたわけじゃねぇんだから。
むしろ逆…」
そんなに想いあえるって…ちょっと羨ましいよな。
俺には……
もうそういう相手はいねぇから…
「でもあの二人も……もう戻れねぇとこまで、きちまってるけどな…」