第8章
夢小説設定
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ポケットの携帯が鳴って、私はハッと顔を上げると慌てて涙を拭う。
「も、もしもし」
「あ、六花か!?」
電話の相手は千咒。
「うん。どうかした?」
「今夜予定あけといて!」
「え?」
「花垣とデートだ!」
「へ?」
「じゃーな!」
「え!ちょっ、千……切れてるし…」
花垣とデート?
どういう事だろ…
相変わらず急だなぁ…
私は立ち上がると圭介君のお墓を振り返る。
「泣いちゃって、ごめんね。
…また、来るね」
「で、デートって…」
「遊園地?」
何故?と顔を見合わせる私とたけみっち。
「うん!ずっと来たかったんだよね!」
見あげる先には光る観覧車…
夜の遊園地は私も初めてだなぁ。
「ねぇ、千咒。」
「ん〜」
「あれだけ買い物したのに、なんで服着てないの?」
千咒の服はいつもの梵の服…
「デートなら、着ればよかったのに」
「あ〜結局これが1番動きやすい!」
「俺の荷物持ちの努力は一体…」
「…どんまい、たけみっち」
千咒はそれはもうはしゃぎまくりで…
あちこち動き回るし、私とたけみっちは振り回されっぱなし。
でも、ま…
「六花みて!もらった!」
着ぐるみから風船を貰って嬉しそうな千咒に、私は口元に笑みを浮かべた。
千咒があれだけ楽しそうな、いっか…
「あ!そうだ!六花!」
「ん?」
「7月14日、三天戦争をする!」
「三天…え?」
「梵は、六破羅単代と……関東卍會を叩く」
え…
「いよいよ、時がきたんだ。六花…
マイキーを引きずり出す」
「………」
千咒の真っ直ぐな瞳……
でも……
「千咒…………」
「なんだ」
「………なんで今言ったの?」
カタカタカタと登っていくジェットコースター…
なんでこのタイミングで言ったの!?
全然頭に!
ジェットコースターが一気に下降する。
「入ってこないから!!きゃー!!!」
「ひゃっほー!!!」
久々に乗ったが……酔う!これ!
「「気持ち悪…」」
私とたけみっちは完全に船酔い状態。
「はぁ…」
でも、とうとう
この日がきた。
「六花、あれなんだ?」
「?ああ、短冊だね。七夕の」
千咒が見ているのは笹の葉にたくさん吊るされた短冊。
そう言えば今日は…
七夕か…
「願い事書こう!」
「…元気な奴だな…」
ルンルンで走っていく千咒にたけみっちがそう言って、私は笑う。
「梵を率いてるように見えないよね」
「本当それだよ。ただの女の子にしか見えない」
「ふふ」
「六花!花垣!早く!」
「今行く」
「も、もしもし」
「あ、六花か!?」
電話の相手は千咒。
「うん。どうかした?」
「今夜予定あけといて!」
「え?」
「花垣とデートだ!」
「へ?」
「じゃーな!」
「え!ちょっ、千……切れてるし…」
花垣とデート?
どういう事だろ…
相変わらず急だなぁ…
私は立ち上がると圭介君のお墓を振り返る。
「泣いちゃって、ごめんね。
…また、来るね」
「で、デートって…」
「遊園地?」
何故?と顔を見合わせる私とたけみっち。
「うん!ずっと来たかったんだよね!」
見あげる先には光る観覧車…
夜の遊園地は私も初めてだなぁ。
「ねぇ、千咒。」
「ん〜」
「あれだけ買い物したのに、なんで服着てないの?」
千咒の服はいつもの梵の服…
「デートなら、着ればよかったのに」
「あ〜結局これが1番動きやすい!」
「俺の荷物持ちの努力は一体…」
「…どんまい、たけみっち」
千咒はそれはもうはしゃぎまくりで…
あちこち動き回るし、私とたけみっちは振り回されっぱなし。
でも、ま…
「六花みて!もらった!」
着ぐるみから風船を貰って嬉しそうな千咒に、私は口元に笑みを浮かべた。
千咒があれだけ楽しそうな、いっか…
「あ!そうだ!六花!」
「ん?」
「7月14日、三天戦争をする!」
「三天…え?」
「梵は、六破羅単代と……関東卍會を叩く」
え…
「いよいよ、時がきたんだ。六花…
マイキーを引きずり出す」
「………」
千咒の真っ直ぐな瞳……
でも……
「千咒…………」
「なんだ」
「………なんで今言ったの?」
カタカタカタと登っていくジェットコースター…
なんでこのタイミングで言ったの!?
全然頭に!
ジェットコースターが一気に下降する。
「入ってこないから!!きゃー!!!」
「ひゃっほー!!!」
久々に乗ったが……酔う!これ!
「「気持ち悪…」」
私とたけみっちは完全に船酔い状態。
「はぁ…」
でも、とうとう
この日がきた。
「六花、あれなんだ?」
「?ああ、短冊だね。七夕の」
千咒が見ているのは笹の葉にたくさん吊るされた短冊。
そう言えば今日は…
七夕か…
「願い事書こう!」
「…元気な奴だな…」
ルンルンで走っていく千咒にたけみっちがそう言って、私は笑う。
「梵を率いてるように見えないよね」
「本当それだよ。ただの女の子にしか見えない」
「ふふ」
「六花!花垣!早く!」
「今行く」