第8章
夢小説設定
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「…これが…俺が未来で見てきた全てです」
次の日、俺は未来で見てきた事をドラケン君に全て話した。
話す度に眉を寄せて、拳を握りしめるドラケン君。
あまりにも……
辛い未来だったから。
「…未来では、六花ちゃんはマイキー君について行ったって…でも、戻ったらマイキー君とは決別してて…ちょっとだけ過去が変わってたんです」
「…マイキーは…分かってたのかもしれないな」
「え?」
「その黒い衝動が……いつか仲間を…
トリガーである六花ですらも
飲み込んじまうかもしれねぇって」
「………」
「だから……失う前に…自分で壊してしまう前に…俺らを……
六花を……傷つけてでも…
別れを選んだ」
「傷つけたって…え?六花ちゃんを、ですか?」
「ああ…
マイキーは…ぜってぇやっちゃいけねぇ事を六花にしようとした。
だから…俺らはあいつが許せなくなって、心底嫌いになった。
あいつは………六花を……」
『マイキー!てめぇ!今何しようとした!?』
「殴ろうとしたんだ」
「え……」
マイキー君が……
六花ちゃんを?
「そ、そんなバカが事あるわけ!」
「ああ。いま思えば…本気じゃなかったと思う。
絶対俺らが守るって分かってて…そうしたんだろう、ってな。
でもあの時は正気じゃねぇって…
皆は怒って、許さねぇって…
どんな理由があったって…
1番大切な女に手を挙げるなんて…」
そこまでして……
マイキー君は…
六花ちゃんを守りたかった。
それしか…
方法が分からなかったから。
自分の手で潰してしまうくらいなら…
嫌われて
手放すべきだと。
俺はぎゅっと手を握りしめる。
「…馬鹿だよ…マイキーくん…」
「…そうだな。
でも……結果、それがたけみっちがみた未来を食い止める事ができた。
お前との約束のためにも……
あいつは自分の全てを、犠牲にした」
『12年後…また会う日まで東卍の皆も、ひなちゃんも…俺が絶対守ってみせる。
絶対に!』
マイキー君…
「たけみっち…六花が最初マイキーを追うと言った時、俺は正気じゃないと思った。
でも…
あいつ、間違ってなかった。
六花は……俺達が誰1人関わりたくないと言ってる中、たった1人、マイキーを信じてた……
そんなあいつを守らなきゃなんねぇって…
じゃなきゃ、エマに、怒られんだろ?」
「ドラケン君…」
「でも…
六花は間違ってねぇんだ。
それが確信できた」
六花ちゃんは…
やっぱりマイキー君の心の全て。
この先…
何があるか、分からない。
でも
『ありがとう、たけみっち』
今度は
君の幸せを
俺が
守るから
必ず
助け出してみせるから。
次の日、俺は未来で見てきた事をドラケン君に全て話した。
話す度に眉を寄せて、拳を握りしめるドラケン君。
あまりにも……
辛い未来だったから。
「…未来では、六花ちゃんはマイキー君について行ったって…でも、戻ったらマイキー君とは決別してて…ちょっとだけ過去が変わってたんです」
「…マイキーは…分かってたのかもしれないな」
「え?」
「その黒い衝動が……いつか仲間を…
トリガーである六花ですらも
飲み込んじまうかもしれねぇって」
「………」
「だから……失う前に…自分で壊してしまう前に…俺らを……
六花を……傷つけてでも…
別れを選んだ」
「傷つけたって…え?六花ちゃんを、ですか?」
「ああ…
マイキーは…ぜってぇやっちゃいけねぇ事を六花にしようとした。
だから…俺らはあいつが許せなくなって、心底嫌いになった。
あいつは………六花を……」
『マイキー!てめぇ!今何しようとした!?』
「殴ろうとしたんだ」
「え……」
マイキー君が……
六花ちゃんを?
「そ、そんなバカが事あるわけ!」
「ああ。いま思えば…本気じゃなかったと思う。
絶対俺らが守るって分かってて…そうしたんだろう、ってな。
でもあの時は正気じゃねぇって…
皆は怒って、許さねぇって…
どんな理由があったって…
1番大切な女に手を挙げるなんて…」
そこまでして……
マイキー君は…
六花ちゃんを守りたかった。
それしか…
方法が分からなかったから。
自分の手で潰してしまうくらいなら…
嫌われて
手放すべきだと。
俺はぎゅっと手を握りしめる。
「…馬鹿だよ…マイキーくん…」
「…そうだな。
でも……結果、それがたけみっちがみた未来を食い止める事ができた。
お前との約束のためにも……
あいつは自分の全てを、犠牲にした」
『12年後…また会う日まで東卍の皆も、ひなちゃんも…俺が絶対守ってみせる。
絶対に!』
マイキー君…
「たけみっち…六花が最初マイキーを追うと言った時、俺は正気じゃないと思った。
でも…
あいつ、間違ってなかった。
六花は……俺達が誰1人関わりたくないと言ってる中、たった1人、マイキーを信じてた……
そんなあいつを守らなきゃなんねぇって…
じゃなきゃ、エマに、怒られんだろ?」
「ドラケン君…」
「でも…
六花は間違ってねぇんだ。
それが確信できた」
六花ちゃんは…
やっぱりマイキー君の心の全て。
この先…
何があるか、分からない。
でも
『ありがとう、たけみっち』
今度は
君の幸せを
俺が
守るから
必ず
助け出してみせるから。