なんかすげぇ自体になったけど…


やっと六花ちゃんに会える。



あの瓦城千咒って奴…





『六花に会いたい？…いいよ』




六花ちゃんと知り合い、なのか？



連れてくるって言ってたけど…




「……全然繋がりがわかんねぇ…」




「花垣」



頭をかいた俺に、乾君がバスタオルを投げてくれる。



「あ、ありがとう！大変な1日でしたね」



あの六破羅単代のサウスってやつ…ドラケン君をひきいれたいみたいだったけど…




「そういえば、ドラケン君は？」



「外に梵が来てる…多分お前の事でもめてる」



「え！俺、ちょっと見てきます」



「花垣」



「？」



「俺は…ドラケンが心配だ。

梵とつるんでる六花の事も…」


「え？六花ちゃん？」



ああ…そうか。いぬぴー君と六花ちゃんって知り合いだったんだっけ…


え？つるんでる？



「…俺は……あいつの中からマイキーを消してやりたい」



「！」



「マイキーを思う気持ちは分かる。どれだけ求めてるかも……でも、マイキーは危険だ。

いつか……六花を傷つける」



いぬぴー君の言葉に俺は息をのむ。








『六花は死んだよ』






「…このままじゃ、あいつ…」



「っ！そんな事には絶対させない！」



「え？」



六花ちゃんを死なせはしない。



もう、絶対に。



「……梵は…チームよりもっとヤクザに近い、大人の愚連隊だ。
黒い噂もつきまとう……
そんな奴らと六花は一緒にいる。
だから……」



いぬぴー君が俺を見つめる。




「お前も気をつけろよ、花垣」






六花ちゃんはどうしてそんな奴らと一緒にいるんだろう？



どういう繋がりが？




「聞いてねぇぞ！！明司！」



「！」



外に出ると、ガシャーン！と大きな音がして、慌ててそちらに向かうとドラケン君があの梵の明司って人をシャッターに叩きつけて詰め寄っている所だった。



「いいか！！たけみっちの勧誘は許さねぇ！！元東卍の仲間を巻き込むんじゃねぇ！！
そういう約束だろうが！！！」



「ちょっと、ドラケン君！」


2人に声をかけると、ドラケン君が舌打ちして明司さんから離れる。



「今のなんの話っすか！？ちゃんと説明してください。」



「………」



ドラケン君が視線を逸らす。



「ド、「たけみっち」






え…………




ふと背後から聞こえた声に…俺の心臓が鳴った…




この声は…………





『たけみっち！』






何度も何度も………



未来で会いたかった…




その声で




名前を呼んで欲しくて…




太陽みたいに



笑った笑顔をみたくて…





ゆっくり後ろを振り返る。





「あ…………」




そこにいた人物に……



俺の視界が一気に涙で溢れ出した。





「たけみっち」




「っ……六花ちゃん！！！」




会いたかった。



ずっとずっと……




君に……