第8章
夢小説設定
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目を開けても…
もう君は隣にはいない。
手を伸ばせばくせっ毛の金髪が指に絡む感覚。
私はそれを
まだ忘れられずにいる。
混み上がるのは
毎日毎日
貴方に対する
愛しい気持ち……
マイキー……
会いたいよ…
「……バブだ…」
見覚えのある整備されたバブ。
それを指でなぞって、私は後ろにいたけんちゃんを振り返った。
「たけみっちのだよ。部品がなかなかこなかったけど、やっと修理できた」
「そっか…」
「最近会ってねぇからそろそろ呼び出すかな…」
そう言って携帯を持って店を出て行くけんちゃんを見送ると入れ違いで乾君が入ってきた。
「あ…」
「……来てたのか」
「う、うん…」
「「……………」」
微妙な空気が2人の間に流れて……
「あ…そ、そろそろ帰るね」
私はそう言うと立ち上がって鞄を掴むと店を出ようとした…
でも…
「六花」
「っ…」
すれ違い際に乾君に腕を掴まれ引き止められる。
振り返ると少し眉を寄せた悲しそうな瞳と絡まった…
「あからさまに避けるな」
「…さ、避けてないよ…」
「嘘つくな」
「………」
だって……
下を向く私に乾君が小さくため息をついた。
「…気まづくなる為に…お前に気持ちを伝えたわけじゃねぇよ」
「……っ…」
掴んでいた手に少し力が入って、私は胸の奥がぎゅっ、となった。
『マイキーの事を忘れろなんて言わない。
お前にとってのあいつがどれだけデカい存在なのかなんてとっくに分かってる。
でも……それでも……俺は
お前が好きだ』
「……離して…乾君…」
私は彼の手を掴むとそっと引き離す。
「……ごめんね」
「……マイキーは…もうもどらねぇぞ」
「………そうかもしれない。でも…
それでも……」
私はぎゅっと腕を掴む。
「マイキーが好きで好きでしょうがない…っ」
もう二度と恋ができなくてもいい。
それでも……
私は…………
『六花』
貴方が恋しい……
「話、終わったか」
「!」
店を出ると、壁にもたれかかって立っていたけんちゃんと出くわす。
「けんちゃん……」
「……全部忘れて…先に進む事は罪じゃねぇぞ…」
「………」
「あいつだって、お前の幸せ、」
「けんちゃんは…前に進めるの?
エマ以外の人と……
未来を…歩めるの?」
私の問いにけんちゃんは空を仰ぐ。
「……どうだろ、な…」
「……ごめん…こんな事聞いて…」
「いや…俺も悪かった。
六花にとってのあいつは…
そんな簡単に忘れられる相手じゃねぇよな」
もう君は隣にはいない。
手を伸ばせばくせっ毛の金髪が指に絡む感覚。
私はそれを
まだ忘れられずにいる。
混み上がるのは
毎日毎日
貴方に対する
愛しい気持ち……
マイキー……
会いたいよ…
「……バブだ…」
見覚えのある整備されたバブ。
それを指でなぞって、私は後ろにいたけんちゃんを振り返った。
「たけみっちのだよ。部品がなかなかこなかったけど、やっと修理できた」
「そっか…」
「最近会ってねぇからそろそろ呼び出すかな…」
そう言って携帯を持って店を出て行くけんちゃんを見送ると入れ違いで乾君が入ってきた。
「あ…」
「……来てたのか」
「う、うん…」
「「……………」」
微妙な空気が2人の間に流れて……
「あ…そ、そろそろ帰るね」
私はそう言うと立ち上がって鞄を掴むと店を出ようとした…
でも…
「六花」
「っ…」
すれ違い際に乾君に腕を掴まれ引き止められる。
振り返ると少し眉を寄せた悲しそうな瞳と絡まった…
「あからさまに避けるな」
「…さ、避けてないよ…」
「嘘つくな」
「………」
だって……
下を向く私に乾君が小さくため息をついた。
「…気まづくなる為に…お前に気持ちを伝えたわけじゃねぇよ」
「……っ…」
掴んでいた手に少し力が入って、私は胸の奥がぎゅっ、となった。
『マイキーの事を忘れろなんて言わない。
お前にとってのあいつがどれだけデカい存在なのかなんてとっくに分かってる。
でも……それでも……俺は
お前が好きだ』
「……離して…乾君…」
私は彼の手を掴むとそっと引き離す。
「……ごめんね」
「……マイキーは…もうもどらねぇぞ」
「………そうかもしれない。でも…
それでも……」
私はぎゅっと腕を掴む。
「マイキーが好きで好きでしょうがない…っ」
もう二度と恋ができなくてもいい。
それでも……
私は…………
『六花』
貴方が恋しい……
「話、終わったか」
「!」
店を出ると、壁にもたれかかって立っていたけんちゃんと出くわす。
「けんちゃん……」
「……全部忘れて…先に進む事は罪じゃねぇぞ…」
「………」
「あいつだって、お前の幸せ、」
「けんちゃんは…前に進めるの?
エマ以外の人と……
未来を…歩めるの?」
私の問いにけんちゃんは空を仰ぐ。
「……どうだろ、な…」
「……ごめん…こんな事聞いて…」
「いや…俺も悪かった。
六花にとってのあいつは…
そんな簡単に忘れられる相手じゃねぇよな」