第8章
夢小説設定
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俺には…
嫌いな奴がいる。
『なぁ!マイキー!またこの前の河川敷の秘密基地行こうよ!』
マイキーは俺にとっての憧れ。
喧嘩が強くて、皆を引っ張っていくカリスマ性
全てが……幼かった俺を引き付けていた。
それはいつしか忠誠心となり……
マイキーは……
俺の王になった。
『…行かねぇ』
『え…なんで?秘密基地にしようって話してたじゃん』
マイキーは昔からとにかく強くて無敵。
何者にも従わない…
そんなマイキーに憧れた。
なのに……
そんな俺のマイキーを壊すやつが…
現れた。
『六花があそこは増水するから危ないって…心配だからって、だからもう行かねぇ』
突然現れた女に……
マイキーを奪われた。
道成寺六花…
それがあいつの名前だ。
あの女は…
強くもないし、喧嘩もできねぇのに
いつもマイキーの横で笑ってた。
俺の1番いたかった、マイキーの隣で…
俺の周りにいる奴は
皆あの女を好きになる。
あの女の周りに集まる。
何故?
どうして?
分からなくて……
そのモヤモヤはいつか怒りに代わり
憎悪に変わった。
何より……
『六花!』
マイキーが嬉しそうに笑いかける事が……
許せなかった。
『俺…お前が嫌いだ』
『え…』
『みんな…お前が好きみたいだけど…俺は…なんもしてねぇのに、弱いのに…マイキーに好かれてるお前が大っ嫌いだ』
傷つけ…
泣けよ…
泣いてないて…
もう二度と俺らの前に現れるな。
マイキーに近づくな…
消えろ……
そう、思っていたのに……
あいつは……
『私は……春千夜君の事、好きだよ』
そう言った。
笑って……
なんなんだよ……
「……うぜぇ事思い出しちまったな…」
「あ?なんか言ったか?」
窓越しに写った九井と目が合う。
「……なんでもねぇよ…」
嫌いな奴がいる。
『なぁ!マイキー!またこの前の河川敷の秘密基地行こうよ!』
マイキーは俺にとっての憧れ。
喧嘩が強くて、皆を引っ張っていくカリスマ性
全てが……幼かった俺を引き付けていた。
それはいつしか忠誠心となり……
マイキーは……
俺の王になった。
『…行かねぇ』
『え…なんで?秘密基地にしようって話してたじゃん』
マイキーは昔からとにかく強くて無敵。
何者にも従わない…
そんなマイキーに憧れた。
なのに……
そんな俺のマイキーを壊すやつが…
現れた。
『六花があそこは増水するから危ないって…心配だからって、だからもう行かねぇ』
突然現れた女に……
マイキーを奪われた。
道成寺六花…
それがあいつの名前だ。
あの女は…
強くもないし、喧嘩もできねぇのに
いつもマイキーの横で笑ってた。
俺の1番いたかった、マイキーの隣で…
俺の周りにいる奴は
皆あの女を好きになる。
あの女の周りに集まる。
何故?
どうして?
分からなくて……
そのモヤモヤはいつか怒りに代わり
憎悪に変わった。
何より……
『六花!』
マイキーが嬉しそうに笑いかける事が……
許せなかった。
『俺…お前が嫌いだ』
『え…』
『みんな…お前が好きみたいだけど…俺は…なんもしてねぇのに、弱いのに…マイキーに好かれてるお前が大っ嫌いだ』
傷つけ…
泣けよ…
泣いてないて…
もう二度と俺らの前に現れるな。
マイキーに近づくな…
消えろ……
そう、思っていたのに……
あいつは……
『私は……春千夜君の事、好きだよ』
そう言った。
笑って……
なんなんだよ……
「……うぜぇ事思い出しちまったな…」
「あ?なんか言ったか?」
窓越しに写った九井と目が合う。
「……なんでもねぇよ…」