第2章
夢小説設定
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「……」
マイキーと六花を残して神社を後にするエマ達。
ふと階段を降りてたエマが神社を振り返る。
「大丈夫だ」
「けんちゃん…」
そんなエマの横に立つドラケン。
同じように神社の方を見る。
「あいつが、マイキーが六花を傷つけるなんて事、ありえねぇ。…お前が1番よく知ってるだろ。
…俺達以上に六花が記憶を無くしたことにショックうけてて何よりも
あいつを、六花を大事に想ってたのはマイキーだろ」
1番近くで彼を見ていたドラケンだからこそ分かる事。
「うん。そうだね…
マイキーには…六花が必要。
そんな感じがする」
彼は無敵のマイキー。
喧嘩は誰にも負けない。
でも
それとは裏腹に心は弱い。
寂しがり屋で強がり。
目を離したら
どこかへ行ってしまいそうで危うい。
でも
六花がいたら…
彼の手を離さないでいてくれる。
そんな気がした。
皆がいなくなって静かな空気が私とマイキーの間に流れる。
沈黙が、少し怖い。
私は12年後のマイキーを知っている。
彼は極悪組織のトップ。
闇を知っている瞳を持っている。
でも
彼を知れば
あの短い時間でも
彼の優しさ
彼の暖かさ
それを私は知ることができた。
でも
今目の前にいるマイキーはどんな人なのだろう?
不安だけど…
ここで逃げるわけにはいかない。
未来を、マイキーの未来を変えるんだって決めたから。
「座って話そ」
「あ、う、うん!」
神社の先にある階段の下にマイキーが座って、私は1人分間をあけて座った。
前を見つめるマイキーの横顔をチラッと見る。
端正な顔立ちは、昔からなんだな…
「なんで」
「え?」
横顔を見つめていたらマイキーがこちらを見る。
「…なんで、記憶、思い出したいわけ?」
「なんで、って…」
自分が記憶喪失だったなんてそもそも過去にくるまで知らなくて、マイキーと知り合いだった事すら始めて知って…
正直まだ戸惑ってる状態。
でもただ…この時代のマイキーに会いたかった、それが答えなんだけど…
なんで?の答えに貴方の過去を変えたくて、とはさすがに言えない。
ただの頭おかしいヤツだと思われそう。
答えに困ってる私にマイキーは続ける。
「…辛い記憶までまた思い出すことになるだろ」
「そう、だね。でも、私は思い出したいんだ。…皆は、マイキーは覚えてくれているのに、私は忘れてるなんて、嫌だから」
私をずっと心配してくれていたエマ達を…私は忘れてしまっていた。
何も知らず…大人になってしまった。
それが、本当に申し訳なくて…
「たとえ、あの日のことを思い出さないといけなくても、私は皆を思い出したい。
皆との思い出を…あの日の記憶を思い出すのは怖い。
でも…
それ以上に心配してくれていたエマや皆を忘れているままの方がずっと嫌だし、怖い。」
真っ直ぐ彼の瞳を見つめる。
マイキーも私を見つめて、静かな時間が流れた…
マイキーと六花を残して神社を後にするエマ達。
ふと階段を降りてたエマが神社を振り返る。
「大丈夫だ」
「けんちゃん…」
そんなエマの横に立つドラケン。
同じように神社の方を見る。
「あいつが、マイキーが六花を傷つけるなんて事、ありえねぇ。…お前が1番よく知ってるだろ。
…俺達以上に六花が記憶を無くしたことにショックうけてて何よりも
あいつを、六花を大事に想ってたのはマイキーだろ」
1番近くで彼を見ていたドラケンだからこそ分かる事。
「うん。そうだね…
マイキーには…六花が必要。
そんな感じがする」
彼は無敵のマイキー。
喧嘩は誰にも負けない。
でも
それとは裏腹に心は弱い。
寂しがり屋で強がり。
目を離したら
どこかへ行ってしまいそうで危うい。
でも
六花がいたら…
彼の手を離さないでいてくれる。
そんな気がした。
皆がいなくなって静かな空気が私とマイキーの間に流れる。
沈黙が、少し怖い。
私は12年後のマイキーを知っている。
彼は極悪組織のトップ。
闇を知っている瞳を持っている。
でも
彼を知れば
あの短い時間でも
彼の優しさ
彼の暖かさ
それを私は知ることができた。
でも
今目の前にいるマイキーはどんな人なのだろう?
不安だけど…
ここで逃げるわけにはいかない。
未来を、マイキーの未来を変えるんだって決めたから。
「座って話そ」
「あ、う、うん!」
神社の先にある階段の下にマイキーが座って、私は1人分間をあけて座った。
前を見つめるマイキーの横顔をチラッと見る。
端正な顔立ちは、昔からなんだな…
「なんで」
「え?」
横顔を見つめていたらマイキーがこちらを見る。
「…なんで、記憶、思い出したいわけ?」
「なんで、って…」
自分が記憶喪失だったなんてそもそも過去にくるまで知らなくて、マイキーと知り合いだった事すら始めて知って…
正直まだ戸惑ってる状態。
でもただ…この時代のマイキーに会いたかった、それが答えなんだけど…
なんで?の答えに貴方の過去を変えたくて、とはさすがに言えない。
ただの頭おかしいヤツだと思われそう。
答えに困ってる私にマイキーは続ける。
「…辛い記憶までまた思い出すことになるだろ」
「そう、だね。でも、私は思い出したいんだ。…皆は、マイキーは覚えてくれているのに、私は忘れてるなんて、嫌だから」
私をずっと心配してくれていたエマ達を…私は忘れてしまっていた。
何も知らず…大人になってしまった。
それが、本当に申し訳なくて…
「たとえ、あの日のことを思い出さないといけなくても、私は皆を思い出したい。
皆との思い出を…あの日の記憶を思い出すのは怖い。
でも…
それ以上に心配してくれていたエマや皆を忘れているままの方がずっと嫌だし、怖い。」
真っ直ぐ彼の瞳を見つめる。
マイキーも私を見つめて、静かな時間が流れた…