第8章
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
もう関わるなと言ったマイキー君…
六花ちゃんとは決別するって言ってたけど…
六花ちゃんはどこにいるか分からない。
一体どうすればいいんだろう。
未だに分からない彼女の居場所。
頭がぐしゃぐしゃになる。
「わぁ!ひなちゃん綺麗!」
八戒がそう言って、くるりとこちらを振り返ったヒナ…
わ……
そこには、三ツ谷君がデザインしたウェディングドレスを身にしたヒナの姿…
綺麗だ…
俺達は、もうすぐ結婚する。
だから
もうヒナに心配をかけちゃいけない。
幸せにしなくちゃいけないから。
でも……
「六花ちゃんにも、結婚式…来てほしかったな」
「え…」
鏡越しにヒナを見る。
「六花ちゃんとね、約束してたんだ」
『結婚式、呼んでね』
「あのクリスマスの日…悩んでた私の話を聞いてくれて…
武道君と仲直りできた。」
「…そんな事も…あったね」
「六花ちゃんに、会いたいな…」
「ヒナ…」
きっと……
それは、ここにいる皆が…
そう思ってる。
皆の笑顔が今ここにあるのは……
『たけみっち……
絶対、幸せになってね。
約束だよ』
六花ちゃんが必死に守ろうとしてくれたからだ……
『さよなら…最高の相棒』
「………っ…」
俺は手を握りしめる。
「俺…やっぱり…行かなきゃ…」
六花ちゃんに
怒られるかもしれない
結婚式を前に…
「ふざけんな!!店の中で梵天、梵天騒ぎやがって!」
「ぐっ…」
何やってんだ、って…
「いいか!?二度と店に近づくんじゃねぇ!」
ヒナに
「梵天にめぇつけられたくねぇんだよ!馬鹿野郎!」
心配掛けちゃだめでしょ、て…
分かってる。
でも俺さ……
やっぱり君に会いたいんだ。
会って……
馬鹿だね…って…
しかってほしいんだよ。
「武道!いい加減にしろ!何そんな焦ってんだよ!」
鼻から出た鼻血を腕で乱暴に拭う。
「一虎君が探してきてくれた梵天のアジト…もう4件も回ったのに!
マイキー君に繋がる手がかりは何もない!
焦るに決まってるじゃないっすか!」
「…これ以上かぎまわればまじで命落とすぞ!
俺はお前の自殺の手伝いをしたいわけじゃねぇ!」
「………」
「もう終わりだ」
「待ってください!一虎君!」
「だめだ!お前は3日後に結婚式を控えてんだぞ!何かあったら皆に顔向けできねぇ…
しばらく大人しくしてろ!」
そう言うと一虎君は行ってしまう。
…くそっ……
俺は1人…来た道を戻った。
まだ行けてない場所がある。
そこは、随分前に潰れたボーリング場。
梵天のたまり場になっていたと一虎君から聞いた場所だ。
中に入ると、割れたガラスがその辺にちらばっていた。
…人の気配はしない。
ここも…違うのか……
俺はボロボロになったソファーに腰かける。
マイキー君…どこにいるんだよ…
六花ちゃんは?
あのビデオテープを撮った後…
2人は離れ離れになったのか?
それとも……
カチッ……
え………
頭にひんやりした感触…
「振り向いたら…撃つ」
え……
低く吐かれたその声…
どくん、と心臓が鳴る。
この頭に向けられているもの…
見なくても分かる。
「くせぇーな…てめぇは、昔から臭くて臭くてたまんねぇ。
ヘドロみてぇな野郎だ」
昔……から?
「…あんた…誰だ…」
ちらっと横を見るが、顔までは確認できない。
「…しーっ…」
「?」
ペタ、ペタ…とサンダルで歩くような音が背後からした。
この足音に…覚えがある。
『たけみっち!お待たせ〜』
これは………
「よく聞け、首領からのお言葉だ」
背後で…
誰かが座った気配がする。
振り向かなくても分かった……
「いい未来だろ?」
六花ちゃんとは決別するって言ってたけど…
六花ちゃんはどこにいるか分からない。
一体どうすればいいんだろう。
未だに分からない彼女の居場所。
頭がぐしゃぐしゃになる。
「わぁ!ひなちゃん綺麗!」
八戒がそう言って、くるりとこちらを振り返ったヒナ…
わ……
そこには、三ツ谷君がデザインしたウェディングドレスを身にしたヒナの姿…
綺麗だ…
俺達は、もうすぐ結婚する。
だから
もうヒナに心配をかけちゃいけない。
幸せにしなくちゃいけないから。
でも……
「六花ちゃんにも、結婚式…来てほしかったな」
「え…」
鏡越しにヒナを見る。
「六花ちゃんとね、約束してたんだ」
『結婚式、呼んでね』
「あのクリスマスの日…悩んでた私の話を聞いてくれて…
武道君と仲直りできた。」
「…そんな事も…あったね」
「六花ちゃんに、会いたいな…」
「ヒナ…」
きっと……
それは、ここにいる皆が…
そう思ってる。
皆の笑顔が今ここにあるのは……
『たけみっち……
絶対、幸せになってね。
約束だよ』
六花ちゃんが必死に守ろうとしてくれたからだ……
『さよなら…最高の相棒』
「………っ…」
俺は手を握りしめる。
「俺…やっぱり…行かなきゃ…」
六花ちゃんに
怒られるかもしれない
結婚式を前に…
「ふざけんな!!店の中で梵天、梵天騒ぎやがって!」
「ぐっ…」
何やってんだ、って…
「いいか!?二度と店に近づくんじゃねぇ!」
ヒナに
「梵天にめぇつけられたくねぇんだよ!馬鹿野郎!」
心配掛けちゃだめでしょ、て…
分かってる。
でも俺さ……
やっぱり君に会いたいんだ。
会って……
馬鹿だね…って…
しかってほしいんだよ。
「武道!いい加減にしろ!何そんな焦ってんだよ!」
鼻から出た鼻血を腕で乱暴に拭う。
「一虎君が探してきてくれた梵天のアジト…もう4件も回ったのに!
マイキー君に繋がる手がかりは何もない!
焦るに決まってるじゃないっすか!」
「…これ以上かぎまわればまじで命落とすぞ!
俺はお前の自殺の手伝いをしたいわけじゃねぇ!」
「………」
「もう終わりだ」
「待ってください!一虎君!」
「だめだ!お前は3日後に結婚式を控えてんだぞ!何かあったら皆に顔向けできねぇ…
しばらく大人しくしてろ!」
そう言うと一虎君は行ってしまう。
…くそっ……
俺は1人…来た道を戻った。
まだ行けてない場所がある。
そこは、随分前に潰れたボーリング場。
梵天のたまり場になっていたと一虎君から聞いた場所だ。
中に入ると、割れたガラスがその辺にちらばっていた。
…人の気配はしない。
ここも…違うのか……
俺はボロボロになったソファーに腰かける。
マイキー君…どこにいるんだよ…
六花ちゃんは?
あのビデオテープを撮った後…
2人は離れ離れになったのか?
それとも……
カチッ……
え………
頭にひんやりした感触…
「振り向いたら…撃つ」
え……
低く吐かれたその声…
どくん、と心臓が鳴る。
この頭に向けられているもの…
見なくても分かる。
「くせぇーな…てめぇは、昔から臭くて臭くてたまんねぇ。
ヘドロみてぇな野郎だ」
昔……から?
「…あんた…誰だ…」
ちらっと横を見るが、顔までは確認できない。
「…しーっ…」
「?」
ペタ、ペタ…とサンダルで歩くような音が背後からした。
この足音に…覚えがある。
『たけみっち!お待たせ〜』
これは………
「よく聞け、首領からのお言葉だ」
背後で…
誰かが座った気配がする。
振り向かなくても分かった……
「いい未来だろ?」