第8章
夢小説設定
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「あ!そうだ!俺の手紙!」
皆が解散して、ふと自分の手紙を読んでなかった事に気づいた。
「…何何?……皆が幸せでありますように…?
………うわぁ…」
なんか六花ちゃんと似たような事書いたけど……俺のだとなんか…薄っぺらいなぁ…
「よかった。皆に公表しなくて………ん?」
手紙を仕舞いながらふとタイムカプセルの中にまだ何か入ってるのに気づく。
「ビデオテープ?」
あれ?こんなの入れたっけ?
次の日、俺はビデオの中身を確認する為に秋葉原に来ていた。
「あー観れそうだね、あそこのデッキ使っていいよ」
一体何が入ってんだろ…
エロビデオだったらはず…
『よーし、撮れてんな?』
ざざっ、と砂嵐が流れて、映像が映し出される。
え?誰?
そこにはリーゼント頭の男の人と……
『びびって、動かすなよ!シンイチロー!』
えっ……
これ……
「マイキー……君?」
そこにいたのは、まだ幼いマイキー君の姿。
な、なんでこんなものがタイムカプセルに…
『ちょっとマイキー!何撮ってんの!恥ずかしいでしょ!』
「!エマちゃん…」
これって…佐野家のホームビデオ??
そこには佐野家の昔の映像が映されていて…
こ、これは…一体……
「ん?」
そして突然またざざっ、と砂嵐が流れて映像が変わる。
「……あ…」
そこには……
『12年後の……たけみっちへ』
マイキー君!
マイキー君の姿があった。
これってもしかして…マイキー君が俺に宛てて入れてたもの!?
『手紙ではああ言ったけど…お前だけに伝えたい事がある。
俺には…自分では制御できないもう1人のオレ、みたいなものがある
黒い衝動……』
あ……
一虎君を殺した時の……
『その衝動を抑えていたのは多分、兄貴であり、エマであり、場地であり……六花だった。』
『マイキー言ったよね!!!俺が止められなくなったら私に止めてくれって!!!
マイキーを人殺しになんてさせない!!!
絶対に!!!!』
あの時……
必死にマイキー君を止めた六花ちゃん。
黒い衝動を抑えられる存在。
彼女の声なら
マイキー君は自分を抑えることができた。
六花ちゃんは
マイキー君の……心。
『12年後の自分が怖い…周りを不幸にしているに違いない。
だから…東卍の皆とは決別する。
分かるだろ?巻き込みたくない。
たけみっち……約束してくれ。
お前はもう、12年後の俺に近寄るな。
過去に戻って、俺を救おうとするな。
俺は自分でこの道を選んだ。
もう、お前と二度と会うことはない。』
マイキー…君……
『ただ、1個だけ……最後に頼みがあんだ。』
え?
『六花の事だ…
あいつは、俺を救うために…ずっと必死だった。
でも……
もう苦しい思いはさせたくない。
俺は……
誰よりも…六花を愛してるし、大切だ。
何にも変えられないぐらいに…
大切なんだ。
だから……
俺は六花とも
決別する事にした』
え………
『六花はきっと…
この先も俺の為に必死になる。
俺をなんとか救いたいって…
自分を傷つけても…
俺を守ろうとする。
だから……』
ビデオの中のマイキー君の瞳が揺れる。
『たけみっち……六花を…頼む。
あいつが、寂しくならないように…
1人にならないように
もう…
孤独にならねぇように…
俺の代わりに
守ってやって欲しい』
マイキー君……そんな事……
そんなの……
『あ…でも、守るって意味、勘違いすんなよ。お前にはひなちゃんがいんだから…
六花に変な感情持つなよ…
って……
言ってることむちゃくちゃだな…俺…』
呆れたようにフッと笑うマイキー君。
『…嫌だな…
六花が……他の誰かの横で笑ってるの…
他の誰かの横を歩いて行くなんて……
本当はぜってぇ嫌なんだ…
でも……
それ以上に……
幸せになってほしいから。
笑っててほしいから…』
マイキー君は真っ直ぐこちらを見た。
『こんな事頼んで…
ごめんな、たけみっち。
最後に……言っておく
幸せになれ!』
皆が解散して、ふと自分の手紙を読んでなかった事に気づいた。
「…何何?……皆が幸せでありますように…?
………うわぁ…」
なんか六花ちゃんと似たような事書いたけど……俺のだとなんか…薄っぺらいなぁ…
「よかった。皆に公表しなくて………ん?」
手紙を仕舞いながらふとタイムカプセルの中にまだ何か入ってるのに気づく。
「ビデオテープ?」
あれ?こんなの入れたっけ?
次の日、俺はビデオの中身を確認する為に秋葉原に来ていた。
「あー観れそうだね、あそこのデッキ使っていいよ」
一体何が入ってんだろ…
エロビデオだったらはず…
『よーし、撮れてんな?』
ざざっ、と砂嵐が流れて、映像が映し出される。
え?誰?
そこにはリーゼント頭の男の人と……
『びびって、動かすなよ!シンイチロー!』
えっ……
これ……
「マイキー……君?」
そこにいたのは、まだ幼いマイキー君の姿。
な、なんでこんなものがタイムカプセルに…
『ちょっとマイキー!何撮ってんの!恥ずかしいでしょ!』
「!エマちゃん…」
これって…佐野家のホームビデオ??
そこには佐野家の昔の映像が映されていて…
こ、これは…一体……
「ん?」
そして突然またざざっ、と砂嵐が流れて映像が変わる。
「……あ…」
そこには……
『12年後の……たけみっちへ』
マイキー君!
マイキー君の姿があった。
これってもしかして…マイキー君が俺に宛てて入れてたもの!?
『手紙ではああ言ったけど…お前だけに伝えたい事がある。
俺には…自分では制御できないもう1人のオレ、みたいなものがある
黒い衝動……』
あ……
一虎君を殺した時の……
『その衝動を抑えていたのは多分、兄貴であり、エマであり、場地であり……六花だった。』
『マイキー言ったよね!!!俺が止められなくなったら私に止めてくれって!!!
マイキーを人殺しになんてさせない!!!
絶対に!!!!』
あの時……
必死にマイキー君を止めた六花ちゃん。
黒い衝動を抑えられる存在。
彼女の声なら
マイキー君は自分を抑えることができた。
六花ちゃんは
マイキー君の……心。
『12年後の自分が怖い…周りを不幸にしているに違いない。
だから…東卍の皆とは決別する。
分かるだろ?巻き込みたくない。
たけみっち……約束してくれ。
お前はもう、12年後の俺に近寄るな。
過去に戻って、俺を救おうとするな。
俺は自分でこの道を選んだ。
もう、お前と二度と会うことはない。』
マイキー…君……
『ただ、1個だけ……最後に頼みがあんだ。』
え?
『六花の事だ…
あいつは、俺を救うために…ずっと必死だった。
でも……
もう苦しい思いはさせたくない。
俺は……
誰よりも…六花を愛してるし、大切だ。
何にも変えられないぐらいに…
大切なんだ。
だから……
俺は六花とも
決別する事にした』
え………
『六花はきっと…
この先も俺の為に必死になる。
俺をなんとか救いたいって…
自分を傷つけても…
俺を守ろうとする。
だから……』
ビデオの中のマイキー君の瞳が揺れる。
『たけみっち……六花を…頼む。
あいつが、寂しくならないように…
1人にならないように
もう…
孤独にならねぇように…
俺の代わりに
守ってやって欲しい』
マイキー君……そんな事……
そんなの……
『あ…でも、守るって意味、勘違いすんなよ。お前にはひなちゃんがいんだから…
六花に変な感情持つなよ…
って……
言ってることむちゃくちゃだな…俺…』
呆れたようにフッと笑うマイキー君。
『…嫌だな…
六花が……他の誰かの横で笑ってるの…
他の誰かの横を歩いて行くなんて……
本当はぜってぇ嫌なんだ…
でも……
それ以上に……
幸せになってほしいから。
笑っててほしいから…』
マイキー君は真っ直ぐこちらを見た。
『こんな事頼んで…
ごめんな、たけみっち。
最後に……言っておく
幸せになれ!』