第8章
夢小説設定
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六花ちゃんの手がかりは、社長に会っても
結局…なんの手がかりもつかめなかった
ただ…
これだけは分かる。
2人はきっと一緒にいる。
「……それも正解かどうか」
「え?」
俺の髪をカットしながらあっくんが言った。
あれから2ヶ月…
なんの手がかりもなかった。
「武道言ってただろう。
六花ちゃんがそばにいて、マイキー君があんな風になるはずないって…」
「うん…」
.
「つまり……」
あっくんは言葉を詰まらせる。
「2人は一緒にいなくて……六花ちゃんが、」
「あっくん」
俺はその言葉を遮る。
その先は言いたくもないし、聞きたくもない…
想像すらしたくない。
「武道……」
そんな事……
絶対にない。
ギュッ、と手を握りしめるとふと携帯が鳴っているのに気づいた。
「八戒?」
「八戒?八戒ってたしかショーで海外じゃなかったか?」
「もしもし?」
空港から掛けてきたのか後ろが騒がしい。
「たけみっち、日本に帰ってきたぜ!
タイムカプセル……
開けようぜ」
2018年6月19日
武蔵神社に皆は集まった。
12年前…ここに皆で埋めたタイムカプセル。
12年後の東卍結成日に、必ず集まって開けようと約束した。
もしかしたら……
そんな思いがあったけど
やっぱり2人は…
夜になっても現れなかった。
「しょうがねぇよ。もう開けちまおうぜ」
ドラケン君の言葉にみんなそれぞれマイキーくん達に思うことはあったようだが…
タイムカプセルを開けることになった。
「うわぁ!懐かしい!」
千冬の手には月刊エースパイロットと書かれた雑誌。
「飛行機の本?ああ…そういや千冬、パイロットになりたいって話してたよな」
いつだったか…将来の夢の話を皆でしたっけな。
『はい!じゃあ俺は!俺はどんな仕事がむいてそうっすか!?』
『え!?ん、んん〜と……そうだな……ペットショップ経営、とかじゃない?』
『え…なんすか、それ…』
『ほら、圭介君とのエピソードで話してくれてたじゃない、猫の…えぇと…パケ、なんちゃら…』
『ぺけJっす』
『あ、そうそう!ぺけJ!動物好きって言ってたし、圭介君がいたら、一緒にお店やってそうだな〜って』
『…成程…でも俺パイロットにもなりたいんっすよね!』
『え!パイロット!?』
『ぶっ…なんだよそのがきんちょみたいな夢』
『はい、そこ!人の夢をバカにしない!』
「懐かしいな……」
「だな。あの頃六花さんが言った通りになってて笑えるわ」
「あはは!だな、俺もだよ」
『たけみっち?そうだね…たけみっちはレンタル屋の店長、ってとこかな』
「ある意味預言者だよな、六花ちゃん」
「だな」
そう言って笑うと、千冬は雑誌を見つめる。
「………」
「千冬?」
「え?あ……はは。本当、懐かしいな」
「………」
千冬はきっとまだ…
六花ちゃんの事が好きなんだろうな。
「あ…おい、パー!」
「あぁ?」
「お前へのプレゼントだ!」
そう言って三ツ谷君が何かをぱー君にほおり投げる。
「あ?なんだこりゃ……う〇い棒?」
「六花からのプレゼント」
「まじで!?」
「12年後にはお前が出所してるだろうから、ってさ」
「っ…ありがとな!六花!」
「あ、おい!ぱー!お前それ食う気かよ!?」
「あったりまえだろうが!六花がくれたんだからな!」
「いやさすがに腹壊すって…」
「一虎君のチョコパ代も入ってますね」
封筒にチョコパ代と書かれたものを出す。
これも六花ちゃんがこの場にいない仲間の為に残してくれたもの…
「一虎君、来なかったすね」
「俺が渡しとく」
そう言って千冬がそれを受け取った。
「2人の手紙、どうすんだ?」
ぱー君の言葉にドラケン君がタイムカプセルから2枚の手紙を取り出す。
「たけみっちが開けろよ」
「え?」
ドラケン君から手紙を受け取る。
2人は……
どんな手紙を書いたんだろう。
結局…なんの手がかりもつかめなかった
ただ…
これだけは分かる。
2人はきっと一緒にいる。
「……それも正解かどうか」
「え?」
俺の髪をカットしながらあっくんが言った。
あれから2ヶ月…
なんの手がかりもなかった。
「武道言ってただろう。
六花ちゃんがそばにいて、マイキー君があんな風になるはずないって…」
「うん…」
.
「つまり……」
あっくんは言葉を詰まらせる。
「2人は一緒にいなくて……六花ちゃんが、」
「あっくん」
俺はその言葉を遮る。
その先は言いたくもないし、聞きたくもない…
想像すらしたくない。
「武道……」
そんな事……
絶対にない。
ギュッ、と手を握りしめるとふと携帯が鳴っているのに気づいた。
「八戒?」
「八戒?八戒ってたしかショーで海外じゃなかったか?」
「もしもし?」
空港から掛けてきたのか後ろが騒がしい。
「たけみっち、日本に帰ってきたぜ!
タイムカプセル……
開けようぜ」
2018年6月19日
武蔵神社に皆は集まった。
12年前…ここに皆で埋めたタイムカプセル。
12年後の東卍結成日に、必ず集まって開けようと約束した。
もしかしたら……
そんな思いがあったけど
やっぱり2人は…
夜になっても現れなかった。
「しょうがねぇよ。もう開けちまおうぜ」
ドラケン君の言葉にみんなそれぞれマイキーくん達に思うことはあったようだが…
タイムカプセルを開けることになった。
「うわぁ!懐かしい!」
千冬の手には月刊エースパイロットと書かれた雑誌。
「飛行機の本?ああ…そういや千冬、パイロットになりたいって話してたよな」
いつだったか…将来の夢の話を皆でしたっけな。
『はい!じゃあ俺は!俺はどんな仕事がむいてそうっすか!?』
『え!?ん、んん〜と……そうだな……ペットショップ経営、とかじゃない?』
『え…なんすか、それ…』
『ほら、圭介君とのエピソードで話してくれてたじゃない、猫の…えぇと…パケ、なんちゃら…』
『ぺけJっす』
『あ、そうそう!ぺけJ!動物好きって言ってたし、圭介君がいたら、一緒にお店やってそうだな〜って』
『…成程…でも俺パイロットにもなりたいんっすよね!』
『え!パイロット!?』
『ぶっ…なんだよそのがきんちょみたいな夢』
『はい、そこ!人の夢をバカにしない!』
「懐かしいな……」
「だな。あの頃六花さんが言った通りになってて笑えるわ」
「あはは!だな、俺もだよ」
『たけみっち?そうだね…たけみっちはレンタル屋の店長、ってとこかな』
「ある意味預言者だよな、六花ちゃん」
「だな」
そう言って笑うと、千冬は雑誌を見つめる。
「………」
「千冬?」
「え?あ……はは。本当、懐かしいな」
「………」
千冬はきっとまだ…
六花ちゃんの事が好きなんだろうな。
「あ…おい、パー!」
「あぁ?」
「お前へのプレゼントだ!」
そう言って三ツ谷君が何かをぱー君にほおり投げる。
「あ?なんだこりゃ……う〇い棒?」
「六花からのプレゼント」
「まじで!?」
「12年後にはお前が出所してるだろうから、ってさ」
「っ…ありがとな!六花!」
「あ、おい!ぱー!お前それ食う気かよ!?」
「あったりまえだろうが!六花がくれたんだからな!」
「いやさすがに腹壊すって…」
「一虎君のチョコパ代も入ってますね」
封筒にチョコパ代と書かれたものを出す。
これも六花ちゃんがこの場にいない仲間の為に残してくれたもの…
「一虎君、来なかったすね」
「俺が渡しとく」
そう言って千冬がそれを受け取った。
「2人の手紙、どうすんだ?」
ぱー君の言葉にドラケン君がタイムカプセルから2枚の手紙を取り出す。
「たけみっちが開けろよ」
「え?」
ドラケン君から手紙を受け取る。
2人は……
どんな手紙を書いたんだろう。