第8章
夢小説設定
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「とりあえず、片っ端から昔の知り合いをあたるとして……
まずはあそこだな」
「?あそこ?」
「……で、でけぇ!」
見上げる先には高い高層ビル。
「こ、これ全部道成寺法律事務所?」
「そう。都内じゃ1位だからな。道成寺グループは」
はぁ……こんなデカい会社の社長の娘なんだ……
「お約束がない方との面会はできません」
だよな……
受付のお姉さんがジロジロと俺と一虎君をみる。
まぁ明らかにういてるもんな…
「娘のことで話があるっつたら、出てくんじゃねぇか?」
「社長に何かご用ですか?」
ふと背後からかかった声に振り返ると、メガネのスーツの男性がこちらに歩いてきた。
この人どこかで…
「道成寺社長の秘書の者です」
ああ!そうだ!血のバレンタインの時に六花ちゃんが入院した病院に社長と一緒に来ていた人だ…
「……娘さんの事、という話が聞こえたのですが…」
あまり大きな声で話したくない内容なのか声が小さい。
「そう!社長の娘の!!」
「お、お静かに…ご、ご案内致します」
足早に歩き出す秘書さんに一虎くんがにっと俺に笑ってピースサイン。
す、すげぇ……
ご、強引…
「………で?」
革張りのソファーに座って足を組む男性に俺は背筋が伸びる。
こ、こわ…
眉間に皺を寄せてこちら睨むように見る道成寺社長…
過去に1度見かけた時もめっちゃ怖!って思ったけど……
……やっぱ怖ぇや…
「……あ、あの…六花ちゃ、六花さんの事で……聞きたい事が、あって…」
「………」
「最後に…最後に彼女に会った時の事…教えてもらえませんか?
どんな様子だった、とか、何か言ってた、とか……」
なんでもいい。
2人に繋がる手がかり…
六花ちゃんに繋がる……
何か…
「……あの子は…佐野万次郎と一緒にいる」
「!」
や、やっぱり…
「何度別れるよう、離れるよう説得した。
あの男は…危険すぎる」
「え…」
「でも、娘は聞かなかった」
『彼を……愛してるの。
それはこの先も絶対に変わらない。
たとえ…
マイキーが変わってしまったとしても…
それでも、好きなの。
ただ
マイキーの傍にいたい…』
「……六花ちゃん…」
「自分の人生を犠牲にしてでも…
あの男についていきたいと…」
『ただ、マイキーが好き。大好き。
その気持ちだけ……』
まずはあそこだな」
「?あそこ?」
「……で、でけぇ!」
見上げる先には高い高層ビル。
「こ、これ全部道成寺法律事務所?」
「そう。都内じゃ1位だからな。道成寺グループは」
はぁ……こんなデカい会社の社長の娘なんだ……
「お約束がない方との面会はできません」
だよな……
受付のお姉さんがジロジロと俺と一虎君をみる。
まぁ明らかにういてるもんな…
「娘のことで話があるっつたら、出てくんじゃねぇか?」
「社長に何かご用ですか?」
ふと背後からかかった声に振り返ると、メガネのスーツの男性がこちらに歩いてきた。
この人どこかで…
「道成寺社長の秘書の者です」
ああ!そうだ!血のバレンタインの時に六花ちゃんが入院した病院に社長と一緒に来ていた人だ…
「……娘さんの事、という話が聞こえたのですが…」
あまり大きな声で話したくない内容なのか声が小さい。
「そう!社長の娘の!!」
「お、お静かに…ご、ご案内致します」
足早に歩き出す秘書さんに一虎くんがにっと俺に笑ってピースサイン。
す、すげぇ……
ご、強引…
「………で?」
革張りのソファーに座って足を組む男性に俺は背筋が伸びる。
こ、こわ…
眉間に皺を寄せてこちら睨むように見る道成寺社長…
過去に1度見かけた時もめっちゃ怖!って思ったけど……
……やっぱ怖ぇや…
「……あ、あの…六花ちゃ、六花さんの事で……聞きたい事が、あって…」
「………」
「最後に…最後に彼女に会った時の事…教えてもらえませんか?
どんな様子だった、とか、何か言ってた、とか……」
なんでもいい。
2人に繋がる手がかり…
六花ちゃんに繋がる……
何か…
「……あの子は…佐野万次郎と一緒にいる」
「!」
や、やっぱり…
「何度別れるよう、離れるよう説得した。
あの男は…危険すぎる」
「え…」
「でも、娘は聞かなかった」
『彼を……愛してるの。
それはこの先も絶対に変わらない。
たとえ…
マイキーが変わってしまったとしても…
それでも、好きなの。
ただ
マイキーの傍にいたい…』
「……六花ちゃん…」
「自分の人生を犠牲にしてでも…
あの男についていきたいと…」
『ただ、マイキーが好き。大好き。
その気持ちだけ……』