第8章
夢小説設定
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私は貴方となら
どこまでも
落ちていける
ねぇ
マイキー
死ぬ時は一緒だと
約束したね。
「悪いな…直人」
「いえ…君は命の恩人ですから。これぐらい…」
直人は俺の横に腰掛けると封筒を手渡す。
「調べましたよ、梵天という犯罪組織の事。
そして…白髪の男。
日本最大の組織梵天…
賭博、詐欺、売春、殺人…どんな犯罪も裏には梵天がいると言われていますが警察でもその内容を把握できていない。
平たく言えば…
ほぼ、前の東京卍會です。」
俺はごくりと息を飲む。
「そしてその頭が…白髪の男。」
「黒川…イザナ?」
「いえ…黒川イザナはやはり死んでいました。
白髪の男は……
通称…無敵のマイキー。」
「え!?」
「梵天のトップは……佐野万次郎です」
ドクン……と心臓が脈を打った。
この世界が
いつか闇に覆われても
大丈夫
貴方が一緒なら
何も怖くはないよ
「ま、マイキー君が犯罪組織のトップ!?」
「はい、間違いありません」
そんな……
そん、な…
『頂点の今、終わりにしよう』
未来を変えるために……
大切な、大好きな東卍を解散させた。
『たけみっち……約束する。
12年後…また会う日まで東卍の皆も、ひなちゃんも…俺が絶対守ってみせる。
絶対に!』
「嘘だ。マイキー君がそんな風になってるわけ……」
『どんなマイキーでもそばに居る。
そう…約束したの』
「直人!六花ちゃんは!?」
「道成寺六花さんについても調べました……海外に渡航した履歴はやはりありませんでした。」
前と……同じ……
「ただ、今回少し違うのは……行方不明届けが、極秘にですが、出されていました。」
「え?」
「出したのは道成寺社長だそうです」
行方不明……
「な、直人!道成寺社長…六花ちゃんのお父さんに会えないかな!?」
「え?」
「詳しいことを聞きたい!」
六花ちゃんに繋がる手がかり…
「それかマイキー君に会わなきゃ!」
「いいですか?武道君、それがどれだけ危険な事か分かってるんですか!?
君は12年という歳月をなめてる!
佐野万次郎は君の知ってる人間じゃない!」
直人の言う通りかもしれない。
俺にとっては数日まえでも…
すでに12年がたっているって事。
そんなの分かってる、でも……
『たけみっちは…私の最高の相棒だから』
「握手、してくれ」
俺は直人に手を差し出す。
「過去に戻る」
「な、何言ってるんですか!?」
「過去に戻って、マイキー君にあって本心を聞く。六花ちゃんにも未来の話をして、」
「いい加減にしてください!!
もう姉さんは助かった!
目的は達成した!!
佐野万次郎も道成寺六花さんも元々知り合いでも何でもなかった!!
そんな人達なんてどうでもいいじゃないですか!!
未来へ進んでください!」
「違う…っ」
俺はぎゅっ、と手を握りしめる。
たしかに
マイキー君も六花ちゃんも、タイムリープしなきゃ出会わなかった相手だ。
俺の本来の目的はたしかに果たされた。
でも……
『たけみっち……
絶対、幸せになってね。
約束だよ』
「2人がいなかったら……今の俺はいないんだよ」
「!」
「六花ちゃんがいなきゃ…ここまでこれなかったんだよ…」
「……武道君…」
『しっかりしろ!!
けんちゃんはまだ生きてる!!たけみっちの力がないと動けないの!だからしっかりして!!』
「ずっと……崩れそうな俺の心を…」
『たけみっちは…ヒーローみたいだね』
「支えてくれてたんだ」
『遅くなってごめん…相棒』
「ずっと……」
彼女の強さに
何度も救われた。
俺を強くしてくれた。
それなのに……
俺は何もせずに
何も知らないフリをして
自分だけ幸せになる事なんてできない。
六花ちゃんも幸せじゃなきゃ
嫌だ。
「頼むよ…直人…すぐに戻るから……
だから……」
「っ…わ、分かりましたよ!道成寺六花さんには……僕も1度会ってお礼を伝えたかったので……」
「!ありがとう!直人!」
「ちゃんとすぐに戻ってください」
「うん!」
俺は頷くと直人と握手した。
どこまでも
落ちていける
ねぇ
マイキー
死ぬ時は一緒だと
約束したね。
「悪いな…直人」
「いえ…君は命の恩人ですから。これぐらい…」
直人は俺の横に腰掛けると封筒を手渡す。
「調べましたよ、梵天という犯罪組織の事。
そして…白髪の男。
日本最大の組織梵天…
賭博、詐欺、売春、殺人…どんな犯罪も裏には梵天がいると言われていますが警察でもその内容を把握できていない。
平たく言えば…
ほぼ、前の東京卍會です。」
俺はごくりと息を飲む。
「そしてその頭が…白髪の男。」
「黒川…イザナ?」
「いえ…黒川イザナはやはり死んでいました。
白髪の男は……
通称…無敵のマイキー。」
「え!?」
「梵天のトップは……佐野万次郎です」
ドクン……と心臓が脈を打った。
この世界が
いつか闇に覆われても
大丈夫
貴方が一緒なら
何も怖くはないよ
「ま、マイキー君が犯罪組織のトップ!?」
「はい、間違いありません」
そんな……
そん、な…
『頂点の今、終わりにしよう』
未来を変えるために……
大切な、大好きな東卍を解散させた。
『たけみっち……約束する。
12年後…また会う日まで東卍の皆も、ひなちゃんも…俺が絶対守ってみせる。
絶対に!』
「嘘だ。マイキー君がそんな風になってるわけ……」
『どんなマイキーでもそばに居る。
そう…約束したの』
「直人!六花ちゃんは!?」
「道成寺六花さんについても調べました……海外に渡航した履歴はやはりありませんでした。」
前と……同じ……
「ただ、今回少し違うのは……行方不明届けが、極秘にですが、出されていました。」
「え?」
「出したのは道成寺社長だそうです」
行方不明……
「な、直人!道成寺社長…六花ちゃんのお父さんに会えないかな!?」
「え?」
「詳しいことを聞きたい!」
六花ちゃんに繋がる手がかり…
「それかマイキー君に会わなきゃ!」
「いいですか?武道君、それがどれだけ危険な事か分かってるんですか!?
君は12年という歳月をなめてる!
佐野万次郎は君の知ってる人間じゃない!」
直人の言う通りかもしれない。
俺にとっては数日まえでも…
すでに12年がたっているって事。
そんなの分かってる、でも……
『たけみっちは…私の最高の相棒だから』
「握手、してくれ」
俺は直人に手を差し出す。
「過去に戻る」
「な、何言ってるんですか!?」
「過去に戻って、マイキー君にあって本心を聞く。六花ちゃんにも未来の話をして、」
「いい加減にしてください!!
もう姉さんは助かった!
目的は達成した!!
佐野万次郎も道成寺六花さんも元々知り合いでも何でもなかった!!
そんな人達なんてどうでもいいじゃないですか!!
未来へ進んでください!」
「違う…っ」
俺はぎゅっ、と手を握りしめる。
たしかに
マイキー君も六花ちゃんも、タイムリープしなきゃ出会わなかった相手だ。
俺の本来の目的はたしかに果たされた。
でも……
『たけみっち……
絶対、幸せになってね。
約束だよ』
「2人がいなかったら……今の俺はいないんだよ」
「!」
「六花ちゃんがいなきゃ…ここまでこれなかったんだよ…」
「……武道君…」
『しっかりしろ!!
けんちゃんはまだ生きてる!!たけみっちの力がないと動けないの!だからしっかりして!!』
「ずっと……崩れそうな俺の心を…」
『たけみっちは…ヒーローみたいだね』
「支えてくれてたんだ」
『遅くなってごめん…相棒』
「ずっと……」
彼女の強さに
何度も救われた。
俺を強くしてくれた。
それなのに……
俺は何もせずに
何も知らないフリをして
自分だけ幸せになる事なんてできない。
六花ちゃんも幸せじゃなきゃ
嫌だ。
「頼むよ…直人…すぐに戻るから……
だから……」
「っ…わ、分かりましたよ!道成寺六花さんには……僕も1度会ってお礼を伝えたかったので……」
「!ありがとう!直人!」
「ちゃんとすぐに戻ってください」
「うん!」
俺は頷くと直人と握手した。