第8章
夢小説設定
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『ずっと強くいなくたっていい。苦しかったり、悲しかったら…叫んだって、弱音を吐いたっていい。
マイキーが私の弱さを支えてくれるように…私も……
貴方の弱さを支える存在でありたい。』
「…六花の母ちゃん…ごめん。
俺…六花を幸せにできなかった」
海風に揺れる白い百合の花…
『弱くたって、情けなくったって…泣いたって…
どんなマイキーだって…私の大好きなマイキーだから。』
こんな俺を……
ずっと愛して
守ってくれた…
太陽の笑顔で……
俺を照らしてくれた。
『愛してる。マイキー』
そっと胸元にあった指輪を見つめる。
「……愛してる…六花」
「私もだよ」
え………
ザザっ…と風が強く吹いて…
流れるように揺れた黒髪に、俺は瞳を開いた。
そこにいたのは…
「マイキー」
何度だって
何十回
何百回
何千回だって…
俺の名を呼んでほしい人。
その笑顔を
俺だけに向けてほしい人…
「六花…」
「やっと見つけた、マイキー」
「……っなんでっ…お前…
今日アメリカに…っ」
「…マイキー…私ね…
ずっと不思議だったんだ。
12年前の未来で…私は貴方を忘れていたのに、貴方に強く惹かれた。
会ってまだ間もない人を…なんでこんなに好きだって、愛しいって思うのかって…
でも、過去に戻って…
その理由がようやく分かった…」
六花がゆっくりこちらに歩いてくる。
「ずっとずっと前から…
私はマイキーが好きだったからなんだね」
「!」
「だから、貴方に…強く惹かれたんだって」
「……来るな、六花」
そう言った俺に、六花は歩みを止める。
それ以上ちかづいたら…
俺はまた…
愛しさでお前を腕の中に閉じ込めてしまう。
また
苦しめちまう。
「俺は……お前の夢を壊す」
「夢?」
「獣医になりたい夢も…全部…」
眉を寄せた俺に、六花は微笑む。
「そうだね。私の夢は…獣医になる事」
「………だから…俺と居たら六花は、」
「マイキーは…私のもう1つの夢…知ってる?」
「え?」
「マイキーとずっと一緒にいて…いつか2人に子供ができたら、海の近くに小さな家を買う」
「!」
「庭にはブランコあって…皆の笑い声が響いてる。
そんな…
暖かい家を作る事。
いつかマイキーが言ってくれた事。
それが
私の夢でもある」
「っ六花…」
六花は俺の前までくると、そっと手を伸ばして頬を包み込むと、こつん、と額を合わせた。
「大好き、マイキー。ただそれだけ…
この気持ちだけなの…
私が守りたいものは…
私の夢も幸せも
全部全部
マイキーなんだよ」
「……っ六花…」
俺は細い腕を掴んでその体を抱きしめた。
強く
強く。
もう…
なんだっていい
俺はただ……
六花を離したくない。
傷つけるかもしれない、苦しめるかもしれない
もっともっと
でも……
離せない。
離したくない。
マイキーが私の弱さを支えてくれるように…私も……
貴方の弱さを支える存在でありたい。』
「…六花の母ちゃん…ごめん。
俺…六花を幸せにできなかった」
海風に揺れる白い百合の花…
『弱くたって、情けなくったって…泣いたって…
どんなマイキーだって…私の大好きなマイキーだから。』
こんな俺を……
ずっと愛して
守ってくれた…
太陽の笑顔で……
俺を照らしてくれた。
『愛してる。マイキー』
そっと胸元にあった指輪を見つめる。
「……愛してる…六花」
「私もだよ」
え………
ザザっ…と風が強く吹いて…
流れるように揺れた黒髪に、俺は瞳を開いた。
そこにいたのは…
「マイキー」
何度だって
何十回
何百回
何千回だって…
俺の名を呼んでほしい人。
その笑顔を
俺だけに向けてほしい人…
「六花…」
「やっと見つけた、マイキー」
「……っなんでっ…お前…
今日アメリカに…っ」
「…マイキー…私ね…
ずっと不思議だったんだ。
12年前の未来で…私は貴方を忘れていたのに、貴方に強く惹かれた。
会ってまだ間もない人を…なんでこんなに好きだって、愛しいって思うのかって…
でも、過去に戻って…
その理由がようやく分かった…」
六花がゆっくりこちらに歩いてくる。
「ずっとずっと前から…
私はマイキーが好きだったからなんだね」
「!」
「だから、貴方に…強く惹かれたんだって」
「……来るな、六花」
そう言った俺に、六花は歩みを止める。
それ以上ちかづいたら…
俺はまた…
愛しさでお前を腕の中に閉じ込めてしまう。
また
苦しめちまう。
「俺は……お前の夢を壊す」
「夢?」
「獣医になりたい夢も…全部…」
眉を寄せた俺に、六花は微笑む。
「そうだね。私の夢は…獣医になる事」
「………だから…俺と居たら六花は、」
「マイキーは…私のもう1つの夢…知ってる?」
「え?」
「マイキーとずっと一緒にいて…いつか2人に子供ができたら、海の近くに小さな家を買う」
「!」
「庭にはブランコあって…皆の笑い声が響いてる。
そんな…
暖かい家を作る事。
いつかマイキーが言ってくれた事。
それが
私の夢でもある」
「っ六花…」
六花は俺の前までくると、そっと手を伸ばして頬を包み込むと、こつん、と額を合わせた。
「大好き、マイキー。ただそれだけ…
この気持ちだけなの…
私が守りたいものは…
私の夢も幸せも
全部全部
マイキーなんだよ」
「……っ六花…」
俺は細い腕を掴んでその体を抱きしめた。
強く
強く。
もう…
なんだっていい
俺はただ……
六花を離したくない。
傷つけるかもしれない、苦しめるかもしれない
もっともっと
でも……
離せない。
離したくない。