第8章
夢小説設定
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「これで……よかったんすよね」
「ああ」
結婚式が、終わり二次会の会場に向かいながら、千冬がポツリとそう問うとドラケンが前を歩くたけみっちを見た。
幸せそうな顔……
あの顔を、壊さないで欲しいと願った奴がいる。
『…お願いね…けんちゃん、千冬君』
「……あいつとの約束だ」
「……っ…」
千冬が手をにぎりしめる。
「六花さん…元気、ですよね?」
「………」
「幸せ、っすよね!?」
「千冬…」
ドラケンが千冬を止めると、首を横に振る。
「たけみっちに聞こえちまう…」
「っ……」
「俺にも…それは分かんねぇ。
でも、あいつが選んだ道だ。
全てを捨ててでも……
あいつは
六花は……
マイキーと生きる道を選んだ」
『大丈夫。私は大丈夫だから……
マイキーは……
私が救うから
何度だって
何十回
何百回だって……』
私は………
マイキーを愛してるから……
「………え……今…なん、て?」
真っ直ぐ見つめてくるマイキーの瞳…
感情が読めない。
「……終わりにしたいんだ。」
「!」
「別れよう。六花」
「っ!!な、なんで…っそんな、事!」
声が震えてしまった。
「…なんか…疲れちまったんだ」
「え…」
「何もかも……もう全部忘れて…
楽になりてぇ」
「……マイ、キ…」
「俺のことはもういいからさ。
だから…
六花は何も気にせず…
親父さんの言う通り、留学しろ」
「っ!な、なんでそれを!」
マイキーが知ってるの?
たしかに…
父から関東事変の後に提案された。
3年間留学して…
日本に戻れと…
世間を騒がせた事件だっただけに、私の名前が外に出るのを恐れての事だろうとは思った。
でも、そんな事…
私がyesなんてもちろん言うはずがない。
私はずっと……
マイキーの傍にいる、いたいから。
マイキーを1人にはしない。
そう誓っていたから。
「ああ」
結婚式が、終わり二次会の会場に向かいながら、千冬がポツリとそう問うとドラケンが前を歩くたけみっちを見た。
幸せそうな顔……
あの顔を、壊さないで欲しいと願った奴がいる。
『…お願いね…けんちゃん、千冬君』
「……あいつとの約束だ」
「……っ…」
千冬が手をにぎりしめる。
「六花さん…元気、ですよね?」
「………」
「幸せ、っすよね!?」
「千冬…」
ドラケンが千冬を止めると、首を横に振る。
「たけみっちに聞こえちまう…」
「っ……」
「俺にも…それは分かんねぇ。
でも、あいつが選んだ道だ。
全てを捨ててでも……
あいつは
六花は……
マイキーと生きる道を選んだ」
『大丈夫。私は大丈夫だから……
マイキーは……
私が救うから
何度だって
何十回
何百回だって……』
私は………
マイキーを愛してるから……
「………え……今…なん、て?」
真っ直ぐ見つめてくるマイキーの瞳…
感情が読めない。
「……終わりにしたいんだ。」
「!」
「別れよう。六花」
「っ!!な、なんで…っそんな、事!」
声が震えてしまった。
「…なんか…疲れちまったんだ」
「え…」
「何もかも……もう全部忘れて…
楽になりてぇ」
「……マイ、キ…」
「俺のことはもういいからさ。
だから…
六花は何も気にせず…
親父さんの言う通り、留学しろ」
「っ!な、なんでそれを!」
マイキーが知ってるの?
たしかに…
父から関東事変の後に提案された。
3年間留学して…
日本に戻れと…
世間を騒がせた事件だっただけに、私の名前が外に出るのを恐れての事だろうとは思った。
でも、そんな事…
私がyesなんてもちろん言うはずがない。
私はずっと……
マイキーの傍にいる、いたいから。
マイキーを1人にはしない。
そう誓っていたから。