第7章
夢小説設定
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けんちゃんと稀咲を追ったたけみっちの背を見送る。
本当なら……自分自身で稀咲を殴り飛ばしたい。
罪を…償わせたい。
でも……
静かに眠るイザナの顔を見つめる。
今私がすべき事は…それじゃない。
だから
たけみっち…
どうか稀咲を…
止めて。
遠くの方でパトカーのサイレンが聞こえる。
「やべぇ!サツだ!」
「にげんぞ!」
パトカーのサイレンに慌てて逃げ出す天竺の幹部以外のメンバー。
「マイキー!俺らも逃げねぇとやばい!」
ぺーやん君の言葉に、東卍のメンバーも動き出す。
「…六花…」
マイキーの手が私の肩に触れる。
「……俺らも行かねぇと…」
そう言ったマイキーに私は振り返る。
「ごめんね、マイキー。
私は……ここに残る」
「!」
「マイキーはひなちゃんを連れてたけみっちの所に行ってほしい」
「なっ…ダメっすよ!六花さん!ここにいたら警察に、」
「分かってる、千冬君…分かってる。
でも……
イザナを置いてはいけない。」
「六花さん……」
「最後まで…イザナの傍にいさせてほしい。
お願いマイキー。
ちゃんと見送ったら…マイキーの所に戻って、今までの事……全部何一つ隠さず話すから…」
だから……
見つめる私の瞳に、マイキーは私の手を掴むとぎゅっと抱きしめた。
苦しくなるぐらい……強く……
「………分かった」
「マイキー君!」
「ありがとう……マイキー」
私はマイキーの頬に手を伸ばすと、そっと触れるだけのキスをした。
「……行こう、ひなちゃん」
「で、でも…」
私を離して歩き出すマイキーに、戸惑った顔をするひなちゃんに私は微笑む。
「私は大丈夫だから。早くたけみっちの所に…」
「六花ちゃん……
ちゃんと…戻って、くるよね?」
ひなちゃん……
「うん、もちろん。さぁ…行って」
ひなちゃんは胸の前でぎゅっと手をにぎりしめると頷いてからマイキーの背に着いていく。
「……いいのか?ここに残ったら…色々めんどくせぇぞ」
去っていくマイキーや東卍の皆を見つめていると…むーちょ君がそう言う。
「むーちょ君…怪我は大丈夫?」
「はっ…こんな時に自分より人の心配かよ。
……本当…不思議なやつだな、お前は。
道成寺六花……
マイキーを……頼んだ」
「え?」
「俺は…俺を必要としてくれたあいつを裏切った。
あいつは…今までも沢山のものを失ってきている。
失いすぎた…
だから…お前が最後の支えだ。
マイキーの手を……離すなよ」
むーちょ君……
本当なら……自分自身で稀咲を殴り飛ばしたい。
罪を…償わせたい。
でも……
静かに眠るイザナの顔を見つめる。
今私がすべき事は…それじゃない。
だから
たけみっち…
どうか稀咲を…
止めて。
遠くの方でパトカーのサイレンが聞こえる。
「やべぇ!サツだ!」
「にげんぞ!」
パトカーのサイレンに慌てて逃げ出す天竺の幹部以外のメンバー。
「マイキー!俺らも逃げねぇとやばい!」
ぺーやん君の言葉に、東卍のメンバーも動き出す。
「…六花…」
マイキーの手が私の肩に触れる。
「……俺らも行かねぇと…」
そう言ったマイキーに私は振り返る。
「ごめんね、マイキー。
私は……ここに残る」
「!」
「マイキーはひなちゃんを連れてたけみっちの所に行ってほしい」
「なっ…ダメっすよ!六花さん!ここにいたら警察に、」
「分かってる、千冬君…分かってる。
でも……
イザナを置いてはいけない。」
「六花さん……」
「最後まで…イザナの傍にいさせてほしい。
お願いマイキー。
ちゃんと見送ったら…マイキーの所に戻って、今までの事……全部何一つ隠さず話すから…」
だから……
見つめる私の瞳に、マイキーは私の手を掴むとぎゅっと抱きしめた。
苦しくなるぐらい……強く……
「………分かった」
「マイキー君!」
「ありがとう……マイキー」
私はマイキーの頬に手を伸ばすと、そっと触れるだけのキスをした。
「……行こう、ひなちゃん」
「で、でも…」
私を離して歩き出すマイキーに、戸惑った顔をするひなちゃんに私は微笑む。
「私は大丈夫だから。早くたけみっちの所に…」
「六花ちゃん……
ちゃんと…戻って、くるよね?」
ひなちゃん……
「うん、もちろん。さぁ…行って」
ひなちゃんは胸の前でぎゅっと手をにぎりしめると頷いてからマイキーの背に着いていく。
「……いいのか?ここに残ったら…色々めんどくせぇぞ」
去っていくマイキーや東卍の皆を見つめていると…むーちょ君がそう言う。
「むーちょ君…怪我は大丈夫?」
「はっ…こんな時に自分より人の心配かよ。
……本当…不思議なやつだな、お前は。
道成寺六花……
マイキーを……頼んだ」
「え?」
「俺は…俺を必要としてくれたあいつを裏切った。
あいつは…今までも沢山のものを失ってきている。
失いすぎた…
だから…お前が最後の支えだ。
マイキーの手を……離すなよ」
むーちょ君……