第7章
夢小説設定
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「い、イザナ…お前、なん、で…
俺はお前の為にっ!その女を…っ!」
ふらりと後ろに後退する稀咲。
まさか、イザナが六花ちゃんの前に出てくるとは思っていなかったのか…
動揺してその場に尻もちをつく稀咲。
「い、ざな…」
かくちゃん!!!
目の前で倒れたイザナに、かくちゃんも力つきたようにその横に倒れる。
「はっ……はは。とんだ計算違いに、なったな…げほっ…」
口から血を吐き出すイザナ。
「自分、が…六花を撃とうとしてたくせに……ざまぁねぇな…
なぁ…鶴蝶…」
「っ…イザナ…」
ふっ、と笑ったイザナに…かくちゃんの瞳から涙が溢れ出る。
あまりの急な展開に…
皆は言葉を失ってしまう。
「イザナ!!イザナ!!!」
震える足がうまく動かない…
這うような形で、イザナの元へ向かう。
「イザナ!!」
イザナの背中から溢れ出す血の海…
「っ…救急車!救急車をっ!」
「救急車だ!!救急車をよべ!」
むーちょ君が叫んで、ようやく天竺側も事の重大さに気付き出し、ざわつきだす。
「イザナ、鶴蝶君!救急車がすぐくる!
だからしっかりして!!!!
しっかり…してっ……っ」
イザナの真っ赤に染まる手を握りしめると、涙が溢れ出す。
こんな時に…泣いてる場合じゃないのに…
「…六花………お前に…そんな顔させる、ために…ここまで来たんじゃねぇ、のに……
ごめん、な……
六花に…笑っててほしかっただけなのに……
俺……どこから間違った、んだろう、な…」
「イザ、ナ…っごめん、ごめんねっ…」
「ハッ…なんで…六花が、謝ん、だよ…」
「イザナが苦しんでたのに、辛かったのに…何もできなくて、あの時……図書館であった時、っもっともっとイザナの話を聞けばよかった……っ」
イザナは私の家の事、私の事を心配してくれて、話を聞いてくれたのに…
私は何1つ、彼がどう生きてきたのか……
聞く事をしなかった。
「…六花は……優しい、な…
やっぱり六花は変わんねぇ。
今も…昔も……ずっと……
俺が好きなお前のままだ…」
イザナ………
「……マイキー…」
イザナが私の後ろにいたマイキーを見た。
「……話しておきたいことが、ある。
天竺の……負けだ」
「イザナ…」
「っふざけんな!!俺が言うのはいい!お前がそれを言うな!!!」
鶴蝶君がそう言うとイザナはフッ、と口元に笑みを浮かべる。
「なんだよ…それ…わけわかんねぇ野郎だな。」
「六花は俺が庇うつもりだった!!それなのに!なんでお前が出ていくんだよ!!
お前は王だ!誰を犠牲にしようと、何を捨て石にしてでもお前の時代を作らなきゃいけないんだ!!
それが王だろう!!
イザナ!!!」
「…俺の時代、じゃなくて……
俺ら、の…時代だよ。」
「え…」
「ごめんな、鶴蝶…でも…2人が…六花とお前が傷つけられるって思ったらさ……かってに…体が動いちまったん、だよ…」
「!」
「今も、昔も……俺にとっての、1番は、さ……2人、だったんだ、よな……」
「っイザナ…っ…」
その言葉に私は涙が溢れ出た。
「なんで……忘れ、ちまってたん、だろう…な……」
俺の深い闇を……
鶴蝶と六花が…ずっと照らしてくれていた。
いつも俺のずっと近くにいてくれた……鶴蝶。
離れていても…俺を思ってくれていた六花。
自分には誰もいないんだって……
でも違ったよな。
俺を大切に思ってくれている人がいたんだよな。
それなのに……
俺は……
何してんだ……
俺はお前の為にっ!その女を…っ!」
ふらりと後ろに後退する稀咲。
まさか、イザナが六花ちゃんの前に出てくるとは思っていなかったのか…
動揺してその場に尻もちをつく稀咲。
「い、ざな…」
かくちゃん!!!
目の前で倒れたイザナに、かくちゃんも力つきたようにその横に倒れる。
「はっ……はは。とんだ計算違いに、なったな…げほっ…」
口から血を吐き出すイザナ。
「自分、が…六花を撃とうとしてたくせに……ざまぁねぇな…
なぁ…鶴蝶…」
「っ…イザナ…」
ふっ、と笑ったイザナに…かくちゃんの瞳から涙が溢れ出る。
あまりの急な展開に…
皆は言葉を失ってしまう。
「イザナ!!イザナ!!!」
震える足がうまく動かない…
這うような形で、イザナの元へ向かう。
「イザナ!!」
イザナの背中から溢れ出す血の海…
「っ…救急車!救急車をっ!」
「救急車だ!!救急車をよべ!」
むーちょ君が叫んで、ようやく天竺側も事の重大さに気付き出し、ざわつきだす。
「イザナ、鶴蝶君!救急車がすぐくる!
だからしっかりして!!!!
しっかり…してっ……っ」
イザナの真っ赤に染まる手を握りしめると、涙が溢れ出す。
こんな時に…泣いてる場合じゃないのに…
「…六花………お前に…そんな顔させる、ために…ここまで来たんじゃねぇ、のに……
ごめん、な……
六花に…笑っててほしかっただけなのに……
俺……どこから間違った、んだろう、な…」
「イザ、ナ…っごめん、ごめんねっ…」
「ハッ…なんで…六花が、謝ん、だよ…」
「イザナが苦しんでたのに、辛かったのに…何もできなくて、あの時……図書館であった時、っもっともっとイザナの話を聞けばよかった……っ」
イザナは私の家の事、私の事を心配してくれて、話を聞いてくれたのに…
私は何1つ、彼がどう生きてきたのか……
聞く事をしなかった。
「…六花は……優しい、な…
やっぱり六花は変わんねぇ。
今も…昔も……ずっと……
俺が好きなお前のままだ…」
イザナ………
「……マイキー…」
イザナが私の後ろにいたマイキーを見た。
「……話しておきたいことが、ある。
天竺の……負けだ」
「イザナ…」
「っふざけんな!!俺が言うのはいい!お前がそれを言うな!!!」
鶴蝶君がそう言うとイザナはフッ、と口元に笑みを浮かべる。
「なんだよ…それ…わけわかんねぇ野郎だな。」
「六花は俺が庇うつもりだった!!それなのに!なんでお前が出ていくんだよ!!
お前は王だ!誰を犠牲にしようと、何を捨て石にしてでもお前の時代を作らなきゃいけないんだ!!
それが王だろう!!
イザナ!!!」
「…俺の時代、じゃなくて……
俺ら、の…時代だよ。」
「え…」
「ごめんな、鶴蝶…でも…2人が…六花とお前が傷つけられるって思ったらさ……かってに…体が動いちまったん、だよ…」
「!」
「今も、昔も……俺にとっての、1番は、さ……2人、だったんだ、よな……」
「っイザナ…っ…」
その言葉に私は涙が溢れ出た。
「なんで……忘れ、ちまってたん、だろう…な……」
俺の深い闇を……
鶴蝶と六花が…ずっと照らしてくれていた。
いつも俺のずっと近くにいてくれた……鶴蝶。
離れていても…俺を思ってくれていた六花。
自分には誰もいないんだって……
でも違ったよな。
俺を大切に思ってくれている人がいたんだよな。
それなのに……
俺は……
何してんだ……