第7章
夢小説設定
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「はぁ…はぁ…」
「鶴蝶君!…っ稀咲っ!」
どんどん肩から血が溢れ出す。
まずい…
このままじゃ出血多量で危険だ。
救急車を…
「誰かっ!救急車を、「動くな!!」
「っ!?」
立ち上がろうとした私に、かちゃりと稀咲の銃口が向けられる。
「六花ちゃん!」
「動くんじゃねぇ!!誰一人な!
動いたら…この女の頭に風穴があくぞ」
「っ…」
稀咲の言葉に、私は下唇を噛んだ。
「なんなんだよ、てめぇは…道成寺六花!!いっつもいっつもいっつも…しゃしゃりでてきやがって!
何度も何度も繰り返し考え抜いた計画を…
てめぇと花垣に潰されてきた!
マイキーが使えなくなった今、俺はイザナを媒体にするしかなくなった!
邪魔なんだよ……鶴蝶も…てめぇもな!!
道成寺六花!」
「………」
『目障りなんだよ!テメェは!』
未来でもこうやって…彼は私に銃口を向けてきた。
「イザナ……手伝ってやるよ。
丁度よかった。」
稀咲のメガネがキラリと光る。
「俺が代わりに消してやるよ…この女。
これで……元々の計画通りって訳だ。」
「!やめろ!稀咲!」
「動くなマイキー!聞こえなかったのか!」
「っ……」
「っは……六花…」
「!鶴蝶君?」
私の肩を掴んで、荒い息のまま鶴蝶君が体を起こす。
「うっ…俺の…っ後ろに隠れて、ろ…」
「え…」
「お前を……傷つけさせるわけには、っいかない…イザナと……約束、した…っ」
鶴蝶君…
苦しげに眉を寄せる鶴蝶君に、私はぎゅっと手を握りしめる。
痛みでもう彼は座っているのすら苦しいはずだ。
それなのに…
私は肩にあった彼の手を握る。
「…動かないで、鶴蝶君。」
「六花?」
「もう…守られるだけは嫌。」
「え?っおい!六花っ…ぐっ…」
私は静かに立ち上がると、稀咲と真っ直ぐ対峙した。
私は…
12年後の未来で……
彼に殺された。
『じゃあな、弁護士、先生…』
今でも耳に残る声と…不敵な笑み。
できるなら、自分を殺した相手なんかと関わりたくもない。
怖い。
それが本音だ。
でも……
私はこの人と…
対峙しなくてはならない。
乗り越えるために…
大切な人達を
守りたいから。
1歩……
彼の元へ歩みを進める。
「…っ、動くな!」
「声が震えてる。怖いの?」
「なっ…」
真っ直ぐ見つめる私の瞳に稀咲はぐっと奥歯をかんだ。
「こうやって貴方に銃口を向けられたのは…2度目だね」
「え…」
「最初に貴方に撃たれ時は…その顔に迷いなんてなかった。
でも今の貴方は違う。迷いがある。」
「っ…な、んの話をしてんだ!てめぇは!」
「稀咲君……私はね…自分が殺された事が許せないんじゃない。」
ただ……
「最後に……」
『!六花!ダメだ!目を閉じるな!眠るな!』
最後に………
「っ…最後にマイキーにあんな顔をさせたてしまった、させた貴方が…っ!!許せない!」
遠くなっていく意識の中…
最後に見たマイキーの顔を……
私は忘れる事ができない。
もっとそばに居て
もっともっと
大好きを
愛してるを伝えたかった。
「鶴蝶君!…っ稀咲っ!」
どんどん肩から血が溢れ出す。
まずい…
このままじゃ出血多量で危険だ。
救急車を…
「誰かっ!救急車を、「動くな!!」
「っ!?」
立ち上がろうとした私に、かちゃりと稀咲の銃口が向けられる。
「六花ちゃん!」
「動くんじゃねぇ!!誰一人な!
動いたら…この女の頭に風穴があくぞ」
「っ…」
稀咲の言葉に、私は下唇を噛んだ。
「なんなんだよ、てめぇは…道成寺六花!!いっつもいっつもいっつも…しゃしゃりでてきやがって!
何度も何度も繰り返し考え抜いた計画を…
てめぇと花垣に潰されてきた!
マイキーが使えなくなった今、俺はイザナを媒体にするしかなくなった!
邪魔なんだよ……鶴蝶も…てめぇもな!!
道成寺六花!」
「………」
『目障りなんだよ!テメェは!』
未来でもこうやって…彼は私に銃口を向けてきた。
「イザナ……手伝ってやるよ。
丁度よかった。」
稀咲のメガネがキラリと光る。
「俺が代わりに消してやるよ…この女。
これで……元々の計画通りって訳だ。」
「!やめろ!稀咲!」
「動くなマイキー!聞こえなかったのか!」
「っ……」
「っは……六花…」
「!鶴蝶君?」
私の肩を掴んで、荒い息のまま鶴蝶君が体を起こす。
「うっ…俺の…っ後ろに隠れて、ろ…」
「え…」
「お前を……傷つけさせるわけには、っいかない…イザナと……約束、した…っ」
鶴蝶君…
苦しげに眉を寄せる鶴蝶君に、私はぎゅっと手を握りしめる。
痛みでもう彼は座っているのすら苦しいはずだ。
それなのに…
私は肩にあった彼の手を握る。
「…動かないで、鶴蝶君。」
「六花?」
「もう…守られるだけは嫌。」
「え?っおい!六花っ…ぐっ…」
私は静かに立ち上がると、稀咲と真っ直ぐ対峙した。
私は…
12年後の未来で……
彼に殺された。
『じゃあな、弁護士、先生…』
今でも耳に残る声と…不敵な笑み。
できるなら、自分を殺した相手なんかと関わりたくもない。
怖い。
それが本音だ。
でも……
私はこの人と…
対峙しなくてはならない。
乗り越えるために…
大切な人達を
守りたいから。
1歩……
彼の元へ歩みを進める。
「…っ、動くな!」
「声が震えてる。怖いの?」
「なっ…」
真っ直ぐ見つめる私の瞳に稀咲はぐっと奥歯をかんだ。
「こうやって貴方に銃口を向けられたのは…2度目だね」
「え…」
「最初に貴方に撃たれ時は…その顔に迷いなんてなかった。
でも今の貴方は違う。迷いがある。」
「っ…な、んの話をしてんだ!てめぇは!」
「稀咲君……私はね…自分が殺された事が許せないんじゃない。」
ただ……
「最後に……」
『!六花!ダメだ!目を閉じるな!眠るな!』
最後に………
「っ…最後にマイキーにあんな顔をさせたてしまった、させた貴方が…っ!!許せない!」
遠くなっていく意識の中…
最後に見たマイキーの顔を……
私は忘れる事ができない。
もっとそばに居て
もっともっと
大好きを
愛してるを伝えたかった。