第7章
夢小説設定
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「…俺も一緒にすぐ行くから」
「!!!やめろ!!イザナ!!!」
トリガーに指がかかって、私はぎゅっ、と瞳を閉じた。
ぱんっ!と高い音が空に響き…
みんなが息を飲んだ。
「………」
でも……
くるはずの衝撃は……こない…
私は静かに瞳を開く。
あ………
目の前に見えたのは、赤い特攻服…
「……鶴蝶…く、ん?」
カラカラと音をたてて、黒い銃が地面を滑る。
「…鶴蝶…てめぇ…何しやがる…」
「……イザナ…もういいだろう。
俺らの負けだ!」
鶴蝶……君……
「下僕が王に意見すんのか?…あぁ!?」
「俺はあの日…お前と出会った日…生きる理由をお前からもらった。
イザナがいて、六花が笑ってて、生きていてよかったんだと…思わせてくれた。
そして俺はずっと……お前についてきた。
どんなに思想が歪んでいても構わねぇ。
お前の為なら喜んで死んでやる!
だからもう…そんな醜態を晒すな!
お前の情けねぇ姿を見たくねぇんだよ!」
イザナに必死に訴える鶴蝶君に、泣きそうになった。
イザナ……
貴方は
ずっと孤独ではなかったよ…
貴方には
貴方のために命をはれると言ってくれる人がいる……
「イザナ…知ってたか?」
「………」
「どんどんお前が変わっていく中…1個だけ変わんねぇもんがあったって。
お前は……六花の話をする時だけは…
昔のお前のままだった。」
「っ…」
「お前にとっての六花がどれほどでかくて、大切な存在なのか……
イザナ、言ったよな…
六花が傷つかなくていいように、泣かなくていいように…力が欲しいと…
強くなりたいと…
だから天竺が必要だった。
だから何ものにも負けねぇ天竺を作ると誓った!!
なのに……なんで!!
その大切な者にお前は牙をむくんだ!
大切にしたい、守りたいって心は…
心だけは!!
嘘じゃなかったと信じていたんだ!!」
「うる、さい……」
「イザナ!」
「うるせぇうるせぇうるせぇ!!!
黙れ!!お前に何が分かんだよ!!!」
「っ…イザナ…お前…」
「おい、幹部共!!何ぼーっと見てんだよ!
…早くこいつ殺せよ!!」
「!!イザナ!!」
私は手を握りしめるとイザナの前に立つ。
「なんでっ…!どうして!?そんな事!鶴蝶君は…イザナを大切に、「こいつは俺の仲間じゃねぇ!!下僕だっ!!」
「!!!」
イザナ……
「っ、イザナ!!お前は!総長同士のタイマンに負けたんだ!!」
鶴蝶君がイザナに詰め寄るとその肩を掴む。
「っどけよ!!下僕っ!!」
「天竺の負けだっ!!!」
「うるせぇぇぇぇぇ!!!!!!」
イザナが叫んだのと同時……
パーン!!と高い音が空に鳴り響き…
私の頬に…
べちゃ…と何かが飛び散る。
え…………
ポタリと頬から地面に流れ落ちた赤……
これは………血………?
ふと隣にいたイザナを見ると彼の顔は真っ赤になっていて……
何が………
「ぐ……っは…」
え?
どさっ、と音をさせて…鶴蝶君が膝をついてその場に倒れたかと思ったら…口から血を吐き出した。
「!!!!鶴蝶君!!!???」
私は慌てて彼の体を支えると、肩からじわりと真っ赤な生暖かい血が滲み溢れた…
なん、で……!
私は震える手で彼の肩を押さえて、銃声がした方を向く。
「邪魔なんだよ……」
「!!!」
向けられた銃口……
その先には……
稀咲っ!!!!
稀咲鉄太の姿があった……
「!!!やめろ!!イザナ!!!」
トリガーに指がかかって、私はぎゅっ、と瞳を閉じた。
ぱんっ!と高い音が空に響き…
みんなが息を飲んだ。
「………」
でも……
くるはずの衝撃は……こない…
私は静かに瞳を開く。
あ………
目の前に見えたのは、赤い特攻服…
「……鶴蝶…く、ん?」
カラカラと音をたてて、黒い銃が地面を滑る。
「…鶴蝶…てめぇ…何しやがる…」
「……イザナ…もういいだろう。
俺らの負けだ!」
鶴蝶……君……
「下僕が王に意見すんのか?…あぁ!?」
「俺はあの日…お前と出会った日…生きる理由をお前からもらった。
イザナがいて、六花が笑ってて、生きていてよかったんだと…思わせてくれた。
そして俺はずっと……お前についてきた。
どんなに思想が歪んでいても構わねぇ。
お前の為なら喜んで死んでやる!
だからもう…そんな醜態を晒すな!
お前の情けねぇ姿を見たくねぇんだよ!」
イザナに必死に訴える鶴蝶君に、泣きそうになった。
イザナ……
貴方は
ずっと孤独ではなかったよ…
貴方には
貴方のために命をはれると言ってくれる人がいる……
「イザナ…知ってたか?」
「………」
「どんどんお前が変わっていく中…1個だけ変わんねぇもんがあったって。
お前は……六花の話をする時だけは…
昔のお前のままだった。」
「っ…」
「お前にとっての六花がどれほどでかくて、大切な存在なのか……
イザナ、言ったよな…
六花が傷つかなくていいように、泣かなくていいように…力が欲しいと…
強くなりたいと…
だから天竺が必要だった。
だから何ものにも負けねぇ天竺を作ると誓った!!
なのに……なんで!!
その大切な者にお前は牙をむくんだ!
大切にしたい、守りたいって心は…
心だけは!!
嘘じゃなかったと信じていたんだ!!」
「うる、さい……」
「イザナ!」
「うるせぇうるせぇうるせぇ!!!
黙れ!!お前に何が分かんだよ!!!」
「っ…イザナ…お前…」
「おい、幹部共!!何ぼーっと見てんだよ!
…早くこいつ殺せよ!!」
「!!イザナ!!」
私は手を握りしめるとイザナの前に立つ。
「なんでっ…!どうして!?そんな事!鶴蝶君は…イザナを大切に、「こいつは俺の仲間じゃねぇ!!下僕だっ!!」
「!!!」
イザナ……
「っ、イザナ!!お前は!総長同士のタイマンに負けたんだ!!」
鶴蝶君がイザナに詰め寄るとその肩を掴む。
「っどけよ!!下僕っ!!」
「天竺の負けだっ!!!」
「うるせぇぇぇぇぇ!!!!!!」
イザナが叫んだのと同時……
パーン!!と高い音が空に鳴り響き…
私の頬に…
べちゃ…と何かが飛び散る。
え…………
ポタリと頬から地面に流れ落ちた赤……
これは………血………?
ふと隣にいたイザナを見ると彼の顔は真っ赤になっていて……
何が………
「ぐ……っは…」
え?
どさっ、と音をさせて…鶴蝶君が膝をついてその場に倒れたかと思ったら…口から血を吐き出した。
「!!!!鶴蝶君!!!???」
私は慌てて彼の体を支えると、肩からじわりと真っ赤な生暖かい血が滲み溢れた…
なん、で……!
私は震える手で彼の肩を押さえて、銃声がした方を向く。
「邪魔なんだよ……」
「!!!」
向けられた銃口……
その先には……
稀咲っ!!!!
稀咲鉄太の姿があった……