第7章
夢小説設定
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『やっぱり六花は、笑ってる方がいいな』
ずっと……
六花の笑顔に救われてきた。
嫌いな施設での生活も
六花が会いに来て笑いかけてくれたら…
俺はどんな辛い時も耐えてこれたんだ。
分かってる。
六花を苦しめてる、悲しませてる。
あいつは優しいから…
今にも泣き出しそうな顔で…
俺達を見てる。
泣いて欲しいわけじゃない。
笑って欲しいのに…
俺は
こんな生き方しか
知らねぇんだ…
「…六花はどんな事があってもお前には渡さねぇ…絶対に!」
こいつを殺したって…
六花の心は…
手には入らない。
そんな事も…分かってんだよ。
悲しませる結果にしかならない
でも…
じゃあどうすればいいんだよ…
俺は
どうすべきだったんだよ。
「イザナ……
お前が心さえ開けば俺もエマもお前を心良く受け入れた!!」
今更そんな事を言っても…
「……うる、せぇ…」
「兄弟なのに!なんでっ!」
違う………
俺は……
俺は…………
「なんでだよ!!イザナ!!!」
「っうるせぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
イザナ!!!
イザナは叫ぶとマイキーに向かっていく…
でも
マイキーの拳が、イザナを止めた。
ふらふらと後ずさるイザナ…
イザナ?
「…しん、いちろう…え、ま…なんで…
なんでそっちに…いるん、だよ」
「!」
ポツリとはいたイザナに…私はハッとした。
だめだ。
このままじゃ…
イザナが壊れてしまう!
「っ!」
「!!六花!待て!!」
「六花ちゃん!!」
けんちゃんとたけみっちの制止も聞かず、私は2人の元に走り出した。
「イザナ!!!」
「!六花!」
「っ…」
私はイザナの前に来ると、彼を見つめる。
「イザナ……」
「六花……」
私は震える手で、ソっと彼の腕を掴む。
イザナもまた……震えていた。
「イザナ…もう、いい。もう…やめよう。」
これ以上……
イザナの心を傷つけないで、壊さないで。
「六花…なん、でだよ…なんで…」
「イザナ、もうやめて。これ以上…自分の心を…傷つけないで。
今ならまだ……戻れる」
「……なん、で…なんでお前まで…俺を1人にするんだよ…」
「え……?」
「孤独にするなよ……俺を…」
「イザナ?」
頭を抱えて後ずさるイザナ。
「俺は負けてねぇんだよっ!!!!!」
「!!イザナ!!」
イザナは走り出すと近くにいた稀咲の元へ行く。
そして…
「貸せ!稀咲!!」
稀咲から何か奪いとると、それをこちらに向けてきた。
「!!!!」
かちゃりと音がして、私は瞳を開いた。
身に覚えのある黒光りするそれに、息を飲む。
向けられた銃口…
それを握るイザナの手は
震えていた。
ずっと……
六花の笑顔に救われてきた。
嫌いな施設での生活も
六花が会いに来て笑いかけてくれたら…
俺はどんな辛い時も耐えてこれたんだ。
分かってる。
六花を苦しめてる、悲しませてる。
あいつは優しいから…
今にも泣き出しそうな顔で…
俺達を見てる。
泣いて欲しいわけじゃない。
笑って欲しいのに…
俺は
こんな生き方しか
知らねぇんだ…
「…六花はどんな事があってもお前には渡さねぇ…絶対に!」
こいつを殺したって…
六花の心は…
手には入らない。
そんな事も…分かってんだよ。
悲しませる結果にしかならない
でも…
じゃあどうすればいいんだよ…
俺は
どうすべきだったんだよ。
「イザナ……
お前が心さえ開けば俺もエマもお前を心良く受け入れた!!」
今更そんな事を言っても…
「……うる、せぇ…」
「兄弟なのに!なんでっ!」
違う………
俺は……
俺は…………
「なんでだよ!!イザナ!!!」
「っうるせぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
イザナ!!!
イザナは叫ぶとマイキーに向かっていく…
でも
マイキーの拳が、イザナを止めた。
ふらふらと後ずさるイザナ…
イザナ?
「…しん、いちろう…え、ま…なんで…
なんでそっちに…いるん、だよ」
「!」
ポツリとはいたイザナに…私はハッとした。
だめだ。
このままじゃ…
イザナが壊れてしまう!
「っ!」
「!!六花!待て!!」
「六花ちゃん!!」
けんちゃんとたけみっちの制止も聞かず、私は2人の元に走り出した。
「イザナ!!!」
「!六花!」
「っ…」
私はイザナの前に来ると、彼を見つめる。
「イザナ……」
「六花……」
私は震える手で、ソっと彼の腕を掴む。
イザナもまた……震えていた。
「イザナ…もう、いい。もう…やめよう。」
これ以上……
イザナの心を傷つけないで、壊さないで。
「六花…なん、でだよ…なんで…」
「イザナ、もうやめて。これ以上…自分の心を…傷つけないで。
今ならまだ……戻れる」
「……なん、で…なんでお前まで…俺を1人にするんだよ…」
「え……?」
「孤独にするなよ……俺を…」
「イザナ?」
頭を抱えて後ずさるイザナ。
「俺は負けてねぇんだよっ!!!!!」
「!!イザナ!!」
イザナは走り出すと近くにいた稀咲の元へ行く。
そして…
「貸せ!稀咲!!」
稀咲から何か奪いとると、それをこちらに向けてきた。
「!!!!」
かちゃりと音がして、私は瞳を開いた。
身に覚えのある黒光りするそれに、息を飲む。
向けられた銃口…
それを握るイザナの手は
震えていた。