第7章
夢小説設定
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イザナ…
お前は…
「…そんなの、エマを殺した理由になんねぇだろ」
「…全部…お前が悪い。俺から…」
「ぐっ!」
イザナの蹴りが顔に当たって地面に体を叩きつけられる。
「全てを奪った!!」
見下ろすイザナの瞳にやどる怒り…
「真一郎だけなら…まだ我慢できた…
でも……
お前は……俺から1番大事なもんを奪った!!」
「……」
1番大切なもの…
それが何を意味するのか、誰の事なのか…
聞かなくても分かる。
「お前がっ…俺から六花を奪ったから!!だから!!てめぇの大事なもんは全部壊してやる!!」
「っ…」
イザナは俺の前にしゃがむと俺の髪を掴むと顔を近づける。
深い…
闇の瞳。
俺と…
どこか同じ…
イザナは口元に弧を描くと、そっと俺の耳元に顔を寄せた。
「六花の唇は柔けぇな…マイキー」
「!」
俺にしか聞こえない声でそう言ってきたイザナに瞳を開く。
フッ…と耳元で笑った声がする。
「頬も、肩も、髪も…胸も柔らかくて、」
「っつ!!!イザナ!!てめぇ!!!」
イザナの首元に手をかけた。
「…六花に…何した…」
自分の声が怒りで震える。
もし……
あいつに…
六花に何かしたのだとしたら…
俺はこいつを…
今ここで
殺す。
イザナは何も答えず口元に笑みを浮かべた。
「答えろ!!!!イザナ!!!」
「なんだ?」
急に響いたマイキーの怒鳴り声に隣にいたけんちゃんが眉を寄せる。
マイキー…
さっきまで冷静だったマイキーの顔には明らかな怒り…
2人は何かを話していたようだが…
会話までは聞こえなかった。
「は?何キレてんだよ?
…少しは俺の気持ちを理解できただろ?
大事なものを奪われる…
お前が……
全部俺から奪ったんだろうがっ!!!」
「!マイキー!!」
イザナに蹴り飛ばされるマイキー。
「だから俺は……お前を殺す」
イザナは倒れたマイキーに近づくと容赦なくもう一度蹴りあげる。
「どうした?マイキー、てめぇはこんなもんか!?」
ふらりと立ち上がったマイキーにイザナは直ぐに詰め寄ると、何度も何度も彼の顔を殴った。
「どうしたんだよ、マイキー君!」
「やっぱり……エマちゃんの事がまだ…いつもの力を出せてないんじゃ…」
「…マイキーは全力だ。それだけ…黒川イザナが強いんだ」
けんちゃんの言葉に私は胸の前でぎゅっと手を握り合わせる。
誰もイザナを止められないのだろうか。
もうこれ以上…
2人が争う姿は見たくない。
きっと
エマも
真一郎お兄ちゃんも
こんな事になるなんて望んでいなかった。
イザナをあんな風にしてしまった孤独な時間…
もし時間を巻き戻すことができたなら
もし
誰か一人でも…
彼の孤独を理解して救い出してあげられていたなら…
未来は
違ったのだろうか…
イザナの止まない攻撃に、東卍のメンバーは息を飲む。
こんなに一方的にボロボロにされているマイキーを見たことがないからだ…
このままじゃ…
マイキーが本当に殺されてしまうのではないかという不安…
お前は…
「…そんなの、エマを殺した理由になんねぇだろ」
「…全部…お前が悪い。俺から…」
「ぐっ!」
イザナの蹴りが顔に当たって地面に体を叩きつけられる。
「全てを奪った!!」
見下ろすイザナの瞳にやどる怒り…
「真一郎だけなら…まだ我慢できた…
でも……
お前は……俺から1番大事なもんを奪った!!」
「……」
1番大切なもの…
それが何を意味するのか、誰の事なのか…
聞かなくても分かる。
「お前がっ…俺から六花を奪ったから!!だから!!てめぇの大事なもんは全部壊してやる!!」
「っ…」
イザナは俺の前にしゃがむと俺の髪を掴むと顔を近づける。
深い…
闇の瞳。
俺と…
どこか同じ…
イザナは口元に弧を描くと、そっと俺の耳元に顔を寄せた。
「六花の唇は柔けぇな…マイキー」
「!」
俺にしか聞こえない声でそう言ってきたイザナに瞳を開く。
フッ…と耳元で笑った声がする。
「頬も、肩も、髪も…胸も柔らかくて、」
「っつ!!!イザナ!!てめぇ!!!」
イザナの首元に手をかけた。
「…六花に…何した…」
自分の声が怒りで震える。
もし……
あいつに…
六花に何かしたのだとしたら…
俺はこいつを…
今ここで
殺す。
イザナは何も答えず口元に笑みを浮かべた。
「答えろ!!!!イザナ!!!」
「なんだ?」
急に響いたマイキーの怒鳴り声に隣にいたけんちゃんが眉を寄せる。
マイキー…
さっきまで冷静だったマイキーの顔には明らかな怒り…
2人は何かを話していたようだが…
会話までは聞こえなかった。
「は?何キレてんだよ?
…少しは俺の気持ちを理解できただろ?
大事なものを奪われる…
お前が……
全部俺から奪ったんだろうがっ!!!」
「!マイキー!!」
イザナに蹴り飛ばされるマイキー。
「だから俺は……お前を殺す」
イザナは倒れたマイキーに近づくと容赦なくもう一度蹴りあげる。
「どうした?マイキー、てめぇはこんなもんか!?」
ふらりと立ち上がったマイキーにイザナは直ぐに詰め寄ると、何度も何度も彼の顔を殴った。
「どうしたんだよ、マイキー君!」
「やっぱり……エマちゃんの事がまだ…いつもの力を出せてないんじゃ…」
「…マイキーは全力だ。それだけ…黒川イザナが強いんだ」
けんちゃんの言葉に私は胸の前でぎゅっと手を握り合わせる。
誰もイザナを止められないのだろうか。
もうこれ以上…
2人が争う姿は見たくない。
きっと
エマも
真一郎お兄ちゃんも
こんな事になるなんて望んでいなかった。
イザナをあんな風にしてしまった孤独な時間…
もし時間を巻き戻すことができたなら
もし
誰か一人でも…
彼の孤独を理解して救い出してあげられていたなら…
未来は
違ったのだろうか…
イザナの止まない攻撃に、東卍のメンバーは息を飲む。
こんなに一方的にボロボロにされているマイキーを見たことがないからだ…
このままじゃ…
マイキーが本当に殺されてしまうのではないかという不安…