第7章
夢小説設定
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「っ…」
強い…黒川イザナは…
認める。
喧嘩をしてきて、俺が膝を完全ついた相手は恐らくこいつが初めてだ。
でも…
けんちんの後ろで今にも泣き出しそうな六花の顔…
こいつに負ける訳にはいかねぇ。
六花を手に入れるため…黒川イザナにとって俺は、もっとも邪魔な存在。
…なんだろ?
でも…
だからこそ負ける訳にはいかねぇ。
家族のため
東卍のため
俺自身のため
そして何より…
六花のため
ぐっ、と足に力を入れてイザナに向かう。
「…だからよ…」
マイキーが飛び上がって回し蹴りをイザナの頭目掛けて振り落とした。
しかし
「見切っちまったって言ったろう!!!」
「ぐっ!」
イザナは再び蹴りを止めると横から拳でマイキーの頬を殴る。
「…っ、マイキー…っ」
「…1つ…教えろ。
なんで…
エマを殺した」
「………」
『真一郎』
『ん?』
『ブラックドラゴンの次の代、俺に継がせてくれないかな?』
『え?』
『兄貴の大事なもん…俺が守りたいから』
信じていた…
ずっと…
『うん、いつかお前にって思ってたんだ。
ありがとう、イザナ』
たった一人の…俺の兄貴…
それなのに…
『兄弟で繋いでいくのが夢だった。ブラックドラゴンは…お前と、そして……
万次郎に継がせたいから』
「真一郎は…俺だけの兄貴になってくれなかった。
そしたら、お前の部下が殺しちまった」
イザナ…
真一郎お兄ちゃんに対してあてたあの何通もの手紙…
家族がいなかった、家族がほしかったイザナにとって、真一郎お兄ちゃんが唯一の存在だった。
それなのに…真一郎お兄ちゃんには大切にしてる弟がもう一人いて…
イザナは…裏切られた気分になった…
『真一郎は……俺だけの兄貴になってくれなかった』
そのあいた心の穴はいつか闇になり…
その闇は怒りに…
その怒りは…
マイキーに向けられた。
「だから…決めたんだ。」
イザナの手がマイキーの頬を掴む。
「俺はお前を灰にしてお兄ちゃんにする」
イザナがずっと求めているもの…
「だから早く空っぽになれよ」
強い…黒川イザナは…
認める。
喧嘩をしてきて、俺が膝を完全ついた相手は恐らくこいつが初めてだ。
でも…
けんちんの後ろで今にも泣き出しそうな六花の顔…
こいつに負ける訳にはいかねぇ。
六花を手に入れるため…黒川イザナにとって俺は、もっとも邪魔な存在。
…なんだろ?
でも…
だからこそ負ける訳にはいかねぇ。
家族のため
東卍のため
俺自身のため
そして何より…
六花のため
ぐっ、と足に力を入れてイザナに向かう。
「…だからよ…」
マイキーが飛び上がって回し蹴りをイザナの頭目掛けて振り落とした。
しかし
「見切っちまったって言ったろう!!!」
「ぐっ!」
イザナは再び蹴りを止めると横から拳でマイキーの頬を殴る。
「…っ、マイキー…っ」
「…1つ…教えろ。
なんで…
エマを殺した」
「………」
『真一郎』
『ん?』
『ブラックドラゴンの次の代、俺に継がせてくれないかな?』
『え?』
『兄貴の大事なもん…俺が守りたいから』
信じていた…
ずっと…
『うん、いつかお前にって思ってたんだ。
ありがとう、イザナ』
たった一人の…俺の兄貴…
それなのに…
『兄弟で繋いでいくのが夢だった。ブラックドラゴンは…お前と、そして……
万次郎に継がせたいから』
「真一郎は…俺だけの兄貴になってくれなかった。
そしたら、お前の部下が殺しちまった」
イザナ…
真一郎お兄ちゃんに対してあてたあの何通もの手紙…
家族がいなかった、家族がほしかったイザナにとって、真一郎お兄ちゃんが唯一の存在だった。
それなのに…真一郎お兄ちゃんには大切にしてる弟がもう一人いて…
イザナは…裏切られた気分になった…
『真一郎は……俺だけの兄貴になってくれなかった』
そのあいた心の穴はいつか闇になり…
その闇は怒りに…
その怒りは…
マイキーに向けられた。
「だから…決めたんだ。」
イザナの手がマイキーの頬を掴む。
「俺はお前を灰にしてお兄ちゃんにする」
イザナがずっと求めているもの…
「だから早く空っぽになれよ」