第7章
夢小説設定
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あなたをもう一度
愛せたこの愛しい時間
どうか
私からもう
奪わないで。
「どうやって立ち直った?」
「……」
『…マイ、キ…』
目の前にいる男を…殺したい。
エマの笑顔を奪ったこいつを。
でも…
俺は胸元にある指輪をぎゅっと掴む。
あいつは…
六花はそんな事望んじゃいない。
ただ
優しかったあの頃の黒川イザナに戻って欲しい。
そう思ってる。
だから…
俺と対峙しているこの状況も
六花にとっては苦しいはず。
正直
頭の中はまだ整理がついていない。
でも
こいつに確かめなくちゃなんねぇ事がある。
だから…
俺はぐっ、と拳を握りしめるとイザナの顔目掛けて足を振り上げた。
が…
「わぁお!」
イザナはそれを簡単に片手で受け止めると横に飛んで避ける。
そしてすぐに俺の方に近づくと楽しげに笑った。
「凄い蹴りだね!マイキー!」
「…」
そんなイザナに反対側に足を振り上げたがそれも止められる。
「崩した体制からでもこの威力!?やべぇな!」
こいつ…
どこか興奮したようなイザナにマイキーが再び蹴りをいれる。
が…
がんっ!と音がして、それをイザナが足で受け止める。
「天性のバネとバランス感覚…無敵と謳われるだけはあるな。」
「っ…」
「マイキー君の蹴りがとめられた!」
その事実に東卍サイドはざわつく。
マイキーと互角…
もしくは…
イザナは子供の時もやんちゃで、よく施設の子と喧嘩しては先生達に止められていた。
その中でもイザナは強かったけど…
そんなの子供の頃の話で…
マイキーの蹴りを受けても顔色1つかえないなんて…
一体…
イザナはどんな人生を歩んできたのだろう…
「いいね!久しぶりにテンションが上がるっ!」
再びマイキーがイザナに向かうとまたマイキーの蹴りはイザナに止められる。
そして…
反対から蹴りあげられたイザナの蹴りがマイキーに当たるとマイキーの体は宙をまって後ろに吹き飛ばされてしまう。
「でも、もう見切っちまった」
冷たくマイキーを見下ろすイザナ。
「っ、マイキー!!!」
思わず駆け寄ろうとする私をけんちゃんが止める。
「近づくな、六花…この喧嘩、今までのとは訳が違う」
けんちゃん…
「力で全てねじ伏せてきた…計画がくるっちまった以上…しょうがねぇ…」
イザナの耳飾りが風に揺れてカラカラ音を鳴らす…
「殺してやる」
「っ…イザナ…」
あんなに…
あんなに冷たい彼の瞳を
私は見たことがない。
あんなに冷たい目をするイザナを
私は知らない。
『太陽に向かって、真っ直ぐ伸びて…太陽に愛されてる。だから…
俺はたんぽぽが好きなんだ』
『泣くなよ。またきっと会える』
私が知ってるイザナは…
もうどこにもいないの?
愛せたこの愛しい時間
どうか
私からもう
奪わないで。
「どうやって立ち直った?」
「……」
『…マイ、キ…』
目の前にいる男を…殺したい。
エマの笑顔を奪ったこいつを。
でも…
俺は胸元にある指輪をぎゅっと掴む。
あいつは…
六花はそんな事望んじゃいない。
ただ
優しかったあの頃の黒川イザナに戻って欲しい。
そう思ってる。
だから…
俺と対峙しているこの状況も
六花にとっては苦しいはず。
正直
頭の中はまだ整理がついていない。
でも
こいつに確かめなくちゃなんねぇ事がある。
だから…
俺はぐっ、と拳を握りしめるとイザナの顔目掛けて足を振り上げた。
が…
「わぁお!」
イザナはそれを簡単に片手で受け止めると横に飛んで避ける。
そしてすぐに俺の方に近づくと楽しげに笑った。
「凄い蹴りだね!マイキー!」
「…」
そんなイザナに反対側に足を振り上げたがそれも止められる。
「崩した体制からでもこの威力!?やべぇな!」
こいつ…
どこか興奮したようなイザナにマイキーが再び蹴りをいれる。
が…
がんっ!と音がして、それをイザナが足で受け止める。
「天性のバネとバランス感覚…無敵と謳われるだけはあるな。」
「っ…」
「マイキー君の蹴りがとめられた!」
その事実に東卍サイドはざわつく。
マイキーと互角…
もしくは…
イザナは子供の時もやんちゃで、よく施設の子と喧嘩しては先生達に止められていた。
その中でもイザナは強かったけど…
そんなの子供の頃の話で…
マイキーの蹴りを受けても顔色1つかえないなんて…
一体…
イザナはどんな人生を歩んできたのだろう…
「いいね!久しぶりにテンションが上がるっ!」
再びマイキーがイザナに向かうとまたマイキーの蹴りはイザナに止められる。
そして…
反対から蹴りあげられたイザナの蹴りがマイキーに当たるとマイキーの体は宙をまって後ろに吹き飛ばされてしまう。
「でも、もう見切っちまった」
冷たくマイキーを見下ろすイザナ。
「っ、マイキー!!!」
思わず駆け寄ろうとする私をけんちゃんが止める。
「近づくな、六花…この喧嘩、今までのとは訳が違う」
けんちゃん…
「力で全てねじ伏せてきた…計画がくるっちまった以上…しょうがねぇ…」
イザナの耳飾りが風に揺れてカラカラ音を鳴らす…
「殺してやる」
「っ…イザナ…」
あんなに…
あんなに冷たい彼の瞳を
私は見たことがない。
あんなに冷たい目をするイザナを
私は知らない。
『太陽に向かって、真っ直ぐ伸びて…太陽に愛されてる。だから…
俺はたんぽぽが好きなんだ』
『泣くなよ。またきっと会える』
私が知ってるイザナは…
もうどこにもいないの?