第7章
夢小説設定
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「マイキー…あのね…」
私はマイキーに伝えなきゃいけない。
イザナが……
イザナが本当は…
『…俺は……最初から…1人だった。
孤独だったんだ……』
「イザナは、」
「っマイキー!!」
「!!」
私の言葉を遮るようにけんちゃんが叫んだのと同時…マイキーに思いっきり突き飛ばされた。
「っきゃっ!」
その背をけんちゃんが支えて受け止めてくれる。
目の前を横切った赤の特攻服…
がんっ!と鈍い音がしてイザナの蹴りを受け止めたマイキーが後ろにざざっと後退した。
「!!マイキー!」
あのマイキーを蹴り1回で後退させた事に皆は驚く。
「どうだ?空になった気分は…」
イザナっ!!
「…黒川…イザナ…」
「真一郎もエマも亡くした気分はどうだって聞いてんだよっっ!!!!」
叫ぶイザナをマイキーが見つめる。
「…かたつけようぜ…兄貴」
マイキー…
その瞳の奥にはあるのは…怒り?
それとも…
マイキーはイザナに近づくと、2人が対峙する。
その2人の姿に…
酷く心がザワついた。
「未来から来た…か」
ふと小さくはいたけんちゃんの声に、私とたけみっちは彼を見上げる。
「信じらねぇ話だけどよ…なんでお前ら2人がいつもそんなに必死だったのか、2人でコソコソなんかやってたのか…
未来から来た、それが理由だったなら今は理解できる。だから俺はしんじる」
「けんちゃん…」
「たけみっち」
「はい」
「俺とマイキーはお前の両腕になってやる。
お前はやるべき事をなしとげろ。
それから六花…お前には…謝らなくちゃなんねぇな」
「え?」
「俺を助けるためにあぶねぇめに合わせたり、一虎の事、場地の事…苦しい思いさせちまったな。
過去に戻らなきゃ…傷つく事も、苦しむ事もなかったのかもしれねぇのに」
「…それは違うよ、けんちゃん」
「ん?」
「…私は…マイキーや皆から沢山もらった大切な時間を忘れて、皆の気持ちも知らずに、大人になっちゃった。
過去に戻れなかったら…私は一生後悔してた。」
大切な皆と過ごした時間、愛しい思い出。
「過去に戻れて、たしかに苦しくてしょうがない事も沢山あったよ?でも…
それ以上に幸せな時間が沢山あった。」
東卍の皆と過ごした時間。
笑った時間。
泣いた時間。
そして…
大切な大好きな人と過ごす事ができた時間。
私は…
「過去に戻って後悔した、なんて…思ったことない」
私はマイキーに伝えなきゃいけない。
イザナが……
イザナが本当は…
『…俺は……最初から…1人だった。
孤独だったんだ……』
「イザナは、」
「っマイキー!!」
「!!」
私の言葉を遮るようにけんちゃんが叫んだのと同時…マイキーに思いっきり突き飛ばされた。
「っきゃっ!」
その背をけんちゃんが支えて受け止めてくれる。
目の前を横切った赤の特攻服…
がんっ!と鈍い音がしてイザナの蹴りを受け止めたマイキーが後ろにざざっと後退した。
「!!マイキー!」
あのマイキーを蹴り1回で後退させた事に皆は驚く。
「どうだ?空になった気分は…」
イザナっ!!
「…黒川…イザナ…」
「真一郎もエマも亡くした気分はどうだって聞いてんだよっっ!!!!」
叫ぶイザナをマイキーが見つめる。
「…かたつけようぜ…兄貴」
マイキー…
その瞳の奥にはあるのは…怒り?
それとも…
マイキーはイザナに近づくと、2人が対峙する。
その2人の姿に…
酷く心がザワついた。
「未来から来た…か」
ふと小さくはいたけんちゃんの声に、私とたけみっちは彼を見上げる。
「信じらねぇ話だけどよ…なんでお前ら2人がいつもそんなに必死だったのか、2人でコソコソなんかやってたのか…
未来から来た、それが理由だったなら今は理解できる。だから俺はしんじる」
「けんちゃん…」
「たけみっち」
「はい」
「俺とマイキーはお前の両腕になってやる。
お前はやるべき事をなしとげろ。
それから六花…お前には…謝らなくちゃなんねぇな」
「え?」
「俺を助けるためにあぶねぇめに合わせたり、一虎の事、場地の事…苦しい思いさせちまったな。
過去に戻らなきゃ…傷つく事も、苦しむ事もなかったのかもしれねぇのに」
「…それは違うよ、けんちゃん」
「ん?」
「…私は…マイキーや皆から沢山もらった大切な時間を忘れて、皆の気持ちも知らずに、大人になっちゃった。
過去に戻れなかったら…私は一生後悔してた。」
大切な皆と過ごした時間、愛しい思い出。
「過去に戻れて、たしかに苦しくてしょうがない事も沢山あったよ?でも…
それ以上に幸せな時間が沢山あった。」
東卍の皆と過ごした時間。
笑った時間。
泣いた時間。
そして…
大切な大好きな人と過ごす事ができた時間。
私は…
「過去に戻って後悔した、なんて…思ったことない」