第7章
夢小説設定
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「……私は…どうしたらよかったんだろう」
分からない。
でも……
『イザナを………救ってくれ…』
このままじゃ…
イザナは壊れてしまう。
そして
マイキーの事も…
気がかりだ。
決戦は今夜。
東卍は…天竺と抗争ができる状態ではないはずだ。
きっとマイキーも…
「イザナを……止めなきゃ」
これ以上…
罪を重ねないように。
私は乱れた胸元を直して、部屋の扉に向かう。
「すみません!!誰かいませんか!?」
扉を叩いてそう叫ぶと、向こうから人の気配を感じる。
「すみません!聞こえてたら返事してください!」
そう言うと、しばらく沈黙があって…ピッと鍵が空く音がした。
「ど、どうしました?」
「あ…あの…」
顔をのぞかせたのは、イザナと同じ天竺の赤い特服を着た男の人…いや…男の子、だ。
おそらく私とそう歳は変わらない。
「あの…イザナ、は…」
「そ、総長なら… 横浜第7埠頭に行きました」
「え?」
「東卍との抗争で…」
「…あなたは…行かない、んですか?」
「じ、自分は天竺に入ってまだ日が浅いので!その…戦力外、とかで……今日はここの見張りを」
「はぁ…」
随分、内部事情をぺらぺら話す人だな…
でも…失礼だが…
彼だけならなんとかなりそう……
「あの……」
こんなベタなのが通用するとは思えないけど…
「い、痛い…」
「はい?」
「いたたたたたたっ!」
「え!?え!?」
急にしゃがみこんだ私に男の子は慌てる。
「お、お腹が……」
こんなベタなのに騙されるわけ……
「だ、大丈夫ですか!?」
あった………
「きゅ、救急車!」
「あ…いやっ!そこまでは!!」
それは困る!
「な、何かあったら俺が殺されます!!」
「……く、薬!薬!買ってきてもらえませんか!?」
「く、薬…ですか…でも…」
「あいたたたた!!は、早くっ!」
「は、はい!」
倒れ込んだ私に彼は慌てて走り出す。
「………私…女優になれるかも…」
って、そんな事考えてる場合じゃなかった!
私は慌てて鞄を掴むとロックが外れた扉から飛び出す。
やはりここはどこかのホテルのようだ。
エレベーターに乗り下に降りてすぐにタクシーを捕まえる。
「すみません!横浜第7埠頭まで!」
外はもう暗く、夜空に星がみえる。
もしかしたら…
私のこの行動が…
たけみっちのいう未来に繋がるかもしれない。
『六花ちゃんは植物状態で…』
もしそうだとしても……
私には守りたいものが
沢山ある。
だから……
分からない。
でも……
『イザナを………救ってくれ…』
このままじゃ…
イザナは壊れてしまう。
そして
マイキーの事も…
気がかりだ。
決戦は今夜。
東卍は…天竺と抗争ができる状態ではないはずだ。
きっとマイキーも…
「イザナを……止めなきゃ」
これ以上…
罪を重ねないように。
私は乱れた胸元を直して、部屋の扉に向かう。
「すみません!!誰かいませんか!?」
扉を叩いてそう叫ぶと、向こうから人の気配を感じる。
「すみません!聞こえてたら返事してください!」
そう言うと、しばらく沈黙があって…ピッと鍵が空く音がした。
「ど、どうしました?」
「あ…あの…」
顔をのぞかせたのは、イザナと同じ天竺の赤い特服を着た男の人…いや…男の子、だ。
おそらく私とそう歳は変わらない。
「あの…イザナ、は…」
「そ、総長なら… 横浜第7埠頭に行きました」
「え?」
「東卍との抗争で…」
「…あなたは…行かない、んですか?」
「じ、自分は天竺に入ってまだ日が浅いので!その…戦力外、とかで……今日はここの見張りを」
「はぁ…」
随分、内部事情をぺらぺら話す人だな…
でも…失礼だが…
彼だけならなんとかなりそう……
「あの……」
こんなベタなのが通用するとは思えないけど…
「い、痛い…」
「はい?」
「いたたたたたたっ!」
「え!?え!?」
急にしゃがみこんだ私に男の子は慌てる。
「お、お腹が……」
こんなベタなのに騙されるわけ……
「だ、大丈夫ですか!?」
あった………
「きゅ、救急車!」
「あ…いやっ!そこまでは!!」
それは困る!
「な、何かあったら俺が殺されます!!」
「……く、薬!薬!買ってきてもらえませんか!?」
「く、薬…ですか…でも…」
「あいたたたた!!は、早くっ!」
「は、はい!」
倒れ込んだ私に彼は慌てて走り出す。
「………私…女優になれるかも…」
って、そんな事考えてる場合じゃなかった!
私は慌てて鞄を掴むとロックが外れた扉から飛び出す。
やはりここはどこかのホテルのようだ。
エレベーターに乗り下に降りてすぐにタクシーを捕まえる。
「すみません!横浜第7埠頭まで!」
外はもう暗く、夜空に星がみえる。
もしかしたら…
私のこの行動が…
たけみっちのいう未来に繋がるかもしれない。
『六花ちゃんは植物状態で…』
もしそうだとしても……
私には守りたいものが
沢山ある。
だから……