第7章
夢小説設定
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君を守るため
君の笑顔を守るため…
強さが必要だった。
もう誰にも負けない
強さが
「イザナ!」
「………」
無言で部屋から出てきたイザナを鶴蝶が追う。
「六花に何もしてないよな!?」
イザナは何も答えず歩みを止めない。
「なぁ!イザナ!!」
肩を掴んだ鶴蝶の手をイザナが払う。
バチンっと乾いた音がして、振り返ったイザナの表情に…鶴蝶は瞳を開く。
今にも……泣きそうに苦しげなイザナの姿…
「…何も…何もしてねぇよ!!」
「っイザナ…お前…」
「…六花を…自分の物に…できなかった」
『嫌だ!イザナ!嫌だ!!』
無理やりにでも手に入れてしまえばいい。
そう
思っていた。
でも………
『…っ…や、めてっ…』
頬に流れた六花の涙に……
我に返った。
俺は……
六花にこんな顔をさせる為に…
ここまできたのか?
違う……
俺は……
ただ
笑っていて欲しくて…
六花の笑顔を
守るため
その為に……
ずっと…
「……行ける、か?俺ら以外は… 横浜第7埠頭に集まった…」
そう言った鶴蝶にイザナは軽く頭を横にふると、スっ…と瞳を開く。
その顔は…いつものイザナで…
「行くぞ、鶴蝶…東卍も…マイキーも…
潰す。
あいつがいるから……」
六花の心を惑わす……
「…………」
震える体を抱きしめて、天井を見つめていたら…涙が溢れ出た。
乱れた胸元をかき寄せて…唇を噛み締める。
なんでこんな事に…なってしまったの…
イザナの…強すぎる想いに…
胸が痛くなった。
私はゆっくり起き上がるとふらつく足取りで洗面所に入る。
しっかりしなきゃ…
鏡に映る自分は……酷い顔で…
「っ……」
胸元と首筋にしっかり残っている赤い痕…
『嫌だ!嫌!イザナ!』
泣き叫ぶ私に…イザナは苦しそうに眉を寄せた。
『…なんで……マイキー、なんだよ…なんで…』
その顔は…
今にも泣きそうで……
頬に手を伸ばそうとした私の手を振り払って…イザナは部屋を出て行った。
イザナの孤独。
それを私は…
受け入れるべきだったのだろうか?
でも…
どうしても私の頭に浮かぶのは…
たった1人の人。
君の笑顔を守るため…
強さが必要だった。
もう誰にも負けない
強さが
「イザナ!」
「………」
無言で部屋から出てきたイザナを鶴蝶が追う。
「六花に何もしてないよな!?」
イザナは何も答えず歩みを止めない。
「なぁ!イザナ!!」
肩を掴んだ鶴蝶の手をイザナが払う。
バチンっと乾いた音がして、振り返ったイザナの表情に…鶴蝶は瞳を開く。
今にも……泣きそうに苦しげなイザナの姿…
「…何も…何もしてねぇよ!!」
「っイザナ…お前…」
「…六花を…自分の物に…できなかった」
『嫌だ!イザナ!嫌だ!!』
無理やりにでも手に入れてしまえばいい。
そう
思っていた。
でも………
『…っ…や、めてっ…』
頬に流れた六花の涙に……
我に返った。
俺は……
六花にこんな顔をさせる為に…
ここまできたのか?
違う……
俺は……
ただ
笑っていて欲しくて…
六花の笑顔を
守るため
その為に……
ずっと…
「……行ける、か?俺ら以外は… 横浜第7埠頭に集まった…」
そう言った鶴蝶にイザナは軽く頭を横にふると、スっ…と瞳を開く。
その顔は…いつものイザナで…
「行くぞ、鶴蝶…東卍も…マイキーも…
潰す。
あいつがいるから……」
六花の心を惑わす……
「…………」
震える体を抱きしめて、天井を見つめていたら…涙が溢れ出た。
乱れた胸元をかき寄せて…唇を噛み締める。
なんでこんな事に…なってしまったの…
イザナの…強すぎる想いに…
胸が痛くなった。
私はゆっくり起き上がるとふらつく足取りで洗面所に入る。
しっかりしなきゃ…
鏡に映る自分は……酷い顔で…
「っ……」
胸元と首筋にしっかり残っている赤い痕…
『嫌だ!嫌!イザナ!』
泣き叫ぶ私に…イザナは苦しそうに眉を寄せた。
『…なんで……マイキー、なんだよ…なんで…』
その顔は…
今にも泣きそうで……
頬に手を伸ばそうとした私の手を振り払って…イザナは部屋を出て行った。
イザナの孤独。
それを私は…
受け入れるべきだったのだろうか?
でも…
どうしても私の頭に浮かぶのは…
たった1人の人。