第7章
夢小説設定
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「エマ!!しっかりしろ!もうすぐ病院だ!!」
血まみれのエマちゃんを担いでいるマイキー君の横顔にいつもの余裕なんてない。
なんで…なんでこんな事に!!!!
イヌピーと天竺の決戦前に真一郎君の墓参りに行った。
そこに黒川イザナが現れて……
マイキー君、エマちゃんとも鉢合わせた。
マイキー君はイザナと話をするからと、墓の外でエマちゃんと待機していた俺。
そこに……1台のバイクが突っ込んできた。
バイクに乗っていたのは稀咲で……
振り上げられたバットが…やけにスロモーションに感じて……
気づいたら……
エマちゃんが道に倒れていた。
『おい…っ稀咲!話がちげぇぞ!』
『っ、黙れ!俺に聞くんじゃねぇ!』
言い争いながら去っていく稀咲と半間…
稀咲はまるで、何かに失敗したような…そんな顔をしていたが…
あれは一体……
「……マイ、キー…」
「!エマちゃん!」
マイキー君の背中でエマちゃんが薄ら瞳を開く。
「…六花に……ごめん、ね…って…謝って…おい、てね…」
「え?」
「たん、じょう、び……お祝い…する、って……やく、そく…した、から…」
「っ!大丈夫だ!!六花の誕生日ならまた祝えばいい!ちゃんと皆で!だから!」
「……マ、イキは……ほん、と…女心が…わか、ってない、なぁ…
誕生日、は……その日に、しか…ないん、だから…ね…」
エマちゃん……
「マイ、キ……」
「なんだ!?もうしゃべるな!エマ!」
マイキー君の声が震える。
「六花を……たい、せつ、に…してあげ、なきゃ……だめだ、よ…」
「…当たり前だろ…」
「マイキー、みたいに…ワガママな男の子に、つきあっ、てくれるの……
六花ぐら、いしか…いないんだから…」
「……っ…うるせぇよ…」
今にも泣きそうなマイキー君に俺の瞳から涙が溢れた。
「…あと……あと、ね…六花に……も、う1個……伝えて……」
エマちゃんは手に握りしめたままの携帯を見つめる。
そこには、可愛いクマのチャーム…
血で滲んでしまっている。
エマちゃんはそれを見て、ゆっくり微笑んだ。
「ウチは……六花が……
だいだい……
大好き…って……」
『じゃあ、約束ね』
『うん、約束』
約束……
守れなくてごめんね…
六花…………
血まみれのエマちゃんを担いでいるマイキー君の横顔にいつもの余裕なんてない。
なんで…なんでこんな事に!!!!
イヌピーと天竺の決戦前に真一郎君の墓参りに行った。
そこに黒川イザナが現れて……
マイキー君、エマちゃんとも鉢合わせた。
マイキー君はイザナと話をするからと、墓の外でエマちゃんと待機していた俺。
そこに……1台のバイクが突っ込んできた。
バイクに乗っていたのは稀咲で……
振り上げられたバットが…やけにスロモーションに感じて……
気づいたら……
エマちゃんが道に倒れていた。
『おい…っ稀咲!話がちげぇぞ!』
『っ、黙れ!俺に聞くんじゃねぇ!』
言い争いながら去っていく稀咲と半間…
稀咲はまるで、何かに失敗したような…そんな顔をしていたが…
あれは一体……
「……マイ、キー…」
「!エマちゃん!」
マイキー君の背中でエマちゃんが薄ら瞳を開く。
「…六花に……ごめん、ね…って…謝って…おい、てね…」
「え?」
「たん、じょう、び……お祝い…する、って……やく、そく…した、から…」
「っ!大丈夫だ!!六花の誕生日ならまた祝えばいい!ちゃんと皆で!だから!」
「……マ、イキは……ほん、と…女心が…わか、ってない、なぁ…
誕生日、は……その日に、しか…ないん、だから…ね…」
エマちゃん……
「マイ、キ……」
「なんだ!?もうしゃべるな!エマ!」
マイキー君の声が震える。
「六花を……たい、せつ、に…してあげ、なきゃ……だめだ、よ…」
「…当たり前だろ…」
「マイキー、みたいに…ワガママな男の子に、つきあっ、てくれるの……
六花ぐら、いしか…いないんだから…」
「……っ…うるせぇよ…」
今にも泣きそうなマイキー君に俺の瞳から涙が溢れた。
「…あと……あと、ね…六花に……も、う1個……伝えて……」
エマちゃんは手に握りしめたままの携帯を見つめる。
そこには、可愛いクマのチャーム…
血で滲んでしまっている。
エマちゃんはそれを見て、ゆっくり微笑んだ。
「ウチは……六花が……
だいだい……
大好き…って……」
『じゃあ、約束ね』
『うん、約束』
約束……
守れなくてごめんね…
六花…………