第7章
夢小説設定
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急に土下座をした鶴蝶君に私は驚き、戸惑う。
「頼む!六花!
あいつの…
イザナの傍にいてやってくれ!
あいつの気持ちに…答えてやってくれ!」
「なっ……」
「あいつには…
イザナにはもう六花しかいねぇんだよ!
イザナを救えるのは…お前だけなんだ!」
「!!」
そう叫ぶように言った鶴蝶君…
「イザナを………救ってくれ…」
救う??私がイザナを?
一体…何から…
「イザナは!」
「何してる……鶴蝶…」
「「!!!」」
部屋に響いた低い声に…私も鶴蝶君も肩をビクリとあげた。
そこには…
「イザナ……」
不機嫌そうに眉を寄せて鶴蝶君を見下ろす…イザナの姿。
「…鶴蝶…余計な事はすんなって、言ったよな」
「…す、すまない…でも!」
「殺すぞ」
「っ!」
鶴蝶君が息をのむ…
「出ていけ」
「………わかった…」
鶴蝶君は立ち上がり、1度私を振り返ってから部屋を出ていった。
彼が出ていくのを確認してからイザナは私の方へくると、ベットに腰掛ける。
「大丈夫か?」
「…え?…あっ…」
イザナの手が頬に触れて、少しビクリとする。
「あいつら…手荒な真似はすんなって言ったのに…もし六花に傷1つでもつけてたら…………あいつらも殺してたな」
「!」
私の知らないイザナが……そこにはいた。
「でも、六花も悪いんだぜ?俺ともう会わない、って拒絶したんだからな」
「きょ、拒絶って…違う!別に会いたくないなんて言ってない!ただ、私は、」
「同じだろ。俺の気持ちに答えられない、そう言った」
「っ…」
そう言う以外……どう言ったら…
「俺は…ずっと…六花だけ想って、今日まで来た。
六花を迎えに行くため、守るため…強くならなきゃならなかった。
だから…天竺を作った」
「え…」
「天竺はお前の為のチームだ、六花…」
「!」
「六花の為と…マイキーをぶっ潰す為のな…」
イザナの不適な笑みに…私は息を飲む。
「天竺を作るために、年少で見つけた奴らをあつめた。」
「…年少?」
『極悪世代と言われた不良の事で、皆殺人やらヤバいことして少年院に入ったりしてた手のつけようのない奴らの集まりなんすけど…
そのうちの数人が天竺の幹部なんすよ』
もしかして…それが千冬君が言ってた、S62世代の……
じゃあ……イザナも……
「ああ、言ってなかったな。俺もS62世代の1人で、年少にいたんだ」
「!な、なんで!?だ、だってイザナ……あの時……
もうすぐお母さんと暮らすって!
迎えに来るって!
妹と……エマと会うんだって!言ってたじゃない!」
いつ?なぜ?道をそれてしまったの…
私の言葉に、イザナはフッと笑う。
「俺に…家族はいねぇよ」
「え……」
「俺は……佐野真一郎とも佐野万次郎とも…妹だと信じていたエマとも……迎えに来てくれると思った母親とすら……
なんの関係もねぇ……
赤の他人だったんだからな」
「!!!」
『もうすぐ…俺もお母さんが迎えに来てくれるんだ』
「頼む!六花!
あいつの…
イザナの傍にいてやってくれ!
あいつの気持ちに…答えてやってくれ!」
「なっ……」
「あいつには…
イザナにはもう六花しかいねぇんだよ!
イザナを救えるのは…お前だけなんだ!」
「!!」
そう叫ぶように言った鶴蝶君…
「イザナを………救ってくれ…」
救う??私がイザナを?
一体…何から…
「イザナは!」
「何してる……鶴蝶…」
「「!!!」」
部屋に響いた低い声に…私も鶴蝶君も肩をビクリとあげた。
そこには…
「イザナ……」
不機嫌そうに眉を寄せて鶴蝶君を見下ろす…イザナの姿。
「…鶴蝶…余計な事はすんなって、言ったよな」
「…す、すまない…でも!」
「殺すぞ」
「っ!」
鶴蝶君が息をのむ…
「出ていけ」
「………わかった…」
鶴蝶君は立ち上がり、1度私を振り返ってから部屋を出ていった。
彼が出ていくのを確認してからイザナは私の方へくると、ベットに腰掛ける。
「大丈夫か?」
「…え?…あっ…」
イザナの手が頬に触れて、少しビクリとする。
「あいつら…手荒な真似はすんなって言ったのに…もし六花に傷1つでもつけてたら…………あいつらも殺してたな」
「!」
私の知らないイザナが……そこにはいた。
「でも、六花も悪いんだぜ?俺ともう会わない、って拒絶したんだからな」
「きょ、拒絶って…違う!別に会いたくないなんて言ってない!ただ、私は、」
「同じだろ。俺の気持ちに答えられない、そう言った」
「っ…」
そう言う以外……どう言ったら…
「俺は…ずっと…六花だけ想って、今日まで来た。
六花を迎えに行くため、守るため…強くならなきゃならなかった。
だから…天竺を作った」
「え…」
「天竺はお前の為のチームだ、六花…」
「!」
「六花の為と…マイキーをぶっ潰す為のな…」
イザナの不適な笑みに…私は息を飲む。
「天竺を作るために、年少で見つけた奴らをあつめた。」
「…年少?」
『極悪世代と言われた不良の事で、皆殺人やらヤバいことして少年院に入ったりしてた手のつけようのない奴らの集まりなんすけど…
そのうちの数人が天竺の幹部なんすよ』
もしかして…それが千冬君が言ってた、S62世代の……
じゃあ……イザナも……
「ああ、言ってなかったな。俺もS62世代の1人で、年少にいたんだ」
「!な、なんで!?だ、だってイザナ……あの時……
もうすぐお母さんと暮らすって!
迎えに来るって!
妹と……エマと会うんだって!言ってたじゃない!」
いつ?なぜ?道をそれてしまったの…
私の言葉に、イザナはフッと笑う。
「俺に…家族はいねぇよ」
「え……」
「俺は……佐野真一郎とも佐野万次郎とも…妹だと信じていたエマとも……迎えに来てくれると思った母親とすら……
なんの関係もねぇ……
赤の他人だったんだからな」
「!!!」
『もうすぐ…俺もお母さんが迎えに来てくれるんだ』