第7章
夢小説設定
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「六花?」
「…イザナ…」
電話越しに聞こえるイザナの声は…優しい。
私がお兄ちゃんと慕っていた…あの時のまま。
だから…
今も信じられない。
イザナが…天竺を率いているなんて。
「六花の声が…聞きたくなったんだ」
「っ…」
「この前会ったばっかりなのにさ…もう六花に会いたくなる」
「い、イザナ…あの…」
「ん?」
私はぎゅっと携帯を握る手に力をこめる。
「……全部、聞いた」
「え?」
「イザナが…今東卍と揉めてる天竺の、総長だって……」
イザナは何も答えないが私は続けた。
「イザナが…佐野家の…マイキーとエマの家族だって……」
イザナは外にいるのか、風のような音が聞こえる…
「どうして?…マイキーは、イザナの兄弟でしょ?それなのに…家族なのに…なんで…」
何よりも…家族を欲していた貴方が何故…
「……家族なんかじゃねぇよ」
「え……」
「俺に家族なんていない。いらない。……俺が欲しいのは……六花だけだ」
「!」
『俺のお母さんも、もうすぐ迎えに来るんだ!
妹にも会える。
また…家族で暮らすんだ』
あんなに…家族を思っていたのに……
何故?
「そんな話、どうでもいいよ。それより六花に会いたい」
「……イザナ…私…」
「六花を連れて行ってやりたい所があるんだ。やりたい事もいっぱいある」
「っごめん…イザナ……」
「え?」
「……私は……貴方の気持ちには…答えられない。」
イザナが大切な気持ちは変わらない。
昔も今も…
でも
それは友達として…兄妹のような…
そんな存在。
「私には…大切な人がいるの。だから…ごめんなさい。イザナ…」
マイキーを
愛してる。
「……お前も……俺を裏切るのか」
え………
裏切る……?
「あいつがいるから……あいつのせいで…
あいつが全部奪っていく…」
「い、イザナ?」
「だったら……俺もお前から全部……奪い取ってやる」
「っ!イザナ!?」
一方的に切られた電話……
今のは……何?
「…イザナ…」
電話越しに聞こえるイザナの声は…優しい。
私がお兄ちゃんと慕っていた…あの時のまま。
だから…
今も信じられない。
イザナが…天竺を率いているなんて。
「六花の声が…聞きたくなったんだ」
「っ…」
「この前会ったばっかりなのにさ…もう六花に会いたくなる」
「い、イザナ…あの…」
「ん?」
私はぎゅっと携帯を握る手に力をこめる。
「……全部、聞いた」
「え?」
「イザナが…今東卍と揉めてる天竺の、総長だって……」
イザナは何も答えないが私は続けた。
「イザナが…佐野家の…マイキーとエマの家族だって……」
イザナは外にいるのか、風のような音が聞こえる…
「どうして?…マイキーは、イザナの兄弟でしょ?それなのに…家族なのに…なんで…」
何よりも…家族を欲していた貴方が何故…
「……家族なんかじゃねぇよ」
「え……」
「俺に家族なんていない。いらない。……俺が欲しいのは……六花だけだ」
「!」
『俺のお母さんも、もうすぐ迎えに来るんだ!
妹にも会える。
また…家族で暮らすんだ』
あんなに…家族を思っていたのに……
何故?
「そんな話、どうでもいいよ。それより六花に会いたい」
「……イザナ…私…」
「六花を連れて行ってやりたい所があるんだ。やりたい事もいっぱいある」
「っごめん…イザナ……」
「え?」
「……私は……貴方の気持ちには…答えられない。」
イザナが大切な気持ちは変わらない。
昔も今も…
でも
それは友達として…兄妹のような…
そんな存在。
「私には…大切な人がいるの。だから…ごめんなさい。イザナ…」
マイキーを
愛してる。
「……お前も……俺を裏切るのか」
え………
裏切る……?
「あいつがいるから……あいつのせいで…
あいつが全部奪っていく…」
「い、イザナ?」
「だったら……俺もお前から全部……奪い取ってやる」
「っ!イザナ!?」
一方的に切られた電話……
今のは……何?