第7章
夢小説設定
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「六花ちゃん……その知り合いって…もしかして……黒川、イザナ?」
「そうそう!……って…え!?な、なんでたけみっち知ってるの!?」
驚く私にたけみっちが、やっぱり…と眉を寄せた。
それはけんちゃんやマイキーも同じで…
「とりあえず…中で話そうぜ。六花に確認しなきゃなんねぇだろ」
そう言ったけんちゃんに、私は状況が把握できず戸惑いながらもたけみっち達と一緒にマイキーの部屋に入る。
「六花!」
「あ、エマ?」
マイキーの部屋にはエマもいて、エマもまた皆と同じように眉を寄せていた。
「ごめん……全然状況が把握できない…」
そう言った私にけんちゃんが机の上にあった手紙らしきものを私に見せてくる。
「手紙?…真一郎お兄ちゃん宛?」
手紙はどうやら真一郎お兄ちゃん宛のものみたいだ。
差出人は……
「え……」
そこにあった名前に、私は瞳を開く。
差出人は…
「黒川…イザ、ナ…?」
え?なんで……イザナの名前が…
「六花……ウチが前に話した、マイキー達とは腹違いのお兄ちゃんの話、覚えてる?」
「え?あ、ああ…うん。たしか…施設で暮らしてるって…」
「黒川イザナ」
「え?」
「黒川イザナは…ウチのお兄ちゃんなの」
「…………」
エマの………お兄ちゃん…?
思考が一瞬停止した……
「……えぇぇぇぇっっ!?」
部屋に私のデカい声が響く。
「まぁ、そういう反応になるよな…」
「ちょちょちょちょっと待って!エマのお兄ちゃんって事は……えっ!?マイキーとも兄弟って事!?」
イザナが!?
「うん、そう」
う、嘘でしょ……
じゃあ…イザナが言ってた妹っていうのが…エマ?
「それだけじゃねぇ…黒川イザナは…東卍を奇襲してきた横浜のチーム…天竺の総長だ」
「なっ…そ、それって…たけみっちや…三ツ谷君…皆を襲ったっていう…あの?」
「ああ」
「!!!」
頷づくけんちゃんに私は言葉がでない…
うまく頭も整理できない…
「そ、そんなワケ……」
声が震えた。
あのイザナが…天竺の総長?
みんなを襲った…?
「…な、何かの間違い、だよ…」
「間違いじゃないんだよ!六花ちゃん!」
「そんなはずない!!」
「!」
思わず言い返した私に皆が驚く。
「い、イザナは…ぶっきらぼうで、よく施設にいる男の子と喧嘩もしたりしてたよ?
で、でも!本当は凄く優しくて…
そんな……何もしていない相手を襲うなんて…そんな事絶対しないよ!」
「…それは…お前が知ってるガキの頃のイザナだろ?」
「っ…」
ずっと黙っていたマイキーが口を開く。
「今の黒川イザナは…極悪世代を引き連れて
東卍をぶっつぶそうとしてる奴だ。
もう…六花が知ってる黒川イザナじゃねぇんだ」
「………そんな事…そんな事…ない…」
私はぎゅっと手を握りしめる。
『…傍にいてやりたかった。悲しみと苦しみの中に1人でいた六花を…支えてやれなくて…自分が不甲斐なくて…嫌になった。』
私を心配してくれて…想ってくれて…
私に見せてくれたあの優しい笑顔は……
本物だった。
「イザナは…皆が思っているような人じゃない…そんな人じゃない…」
「六花ちゃん…」
「…ごめん、ちょっと頭が混乱してる…少し頭冷やしてくる」
私はそう言うと部屋を出た。
「そうそう!……って…え!?な、なんでたけみっち知ってるの!?」
驚く私にたけみっちが、やっぱり…と眉を寄せた。
それはけんちゃんやマイキーも同じで…
「とりあえず…中で話そうぜ。六花に確認しなきゃなんねぇだろ」
そう言ったけんちゃんに、私は状況が把握できず戸惑いながらもたけみっち達と一緒にマイキーの部屋に入る。
「六花!」
「あ、エマ?」
マイキーの部屋にはエマもいて、エマもまた皆と同じように眉を寄せていた。
「ごめん……全然状況が把握できない…」
そう言った私にけんちゃんが机の上にあった手紙らしきものを私に見せてくる。
「手紙?…真一郎お兄ちゃん宛?」
手紙はどうやら真一郎お兄ちゃん宛のものみたいだ。
差出人は……
「え……」
そこにあった名前に、私は瞳を開く。
差出人は…
「黒川…イザ、ナ…?」
え?なんで……イザナの名前が…
「六花……ウチが前に話した、マイキー達とは腹違いのお兄ちゃんの話、覚えてる?」
「え?あ、ああ…うん。たしか…施設で暮らしてるって…」
「黒川イザナ」
「え?」
「黒川イザナは…ウチのお兄ちゃんなの」
「…………」
エマの………お兄ちゃん…?
思考が一瞬停止した……
「……えぇぇぇぇっっ!?」
部屋に私のデカい声が響く。
「まぁ、そういう反応になるよな…」
「ちょちょちょちょっと待って!エマのお兄ちゃんって事は……えっ!?マイキーとも兄弟って事!?」
イザナが!?
「うん、そう」
う、嘘でしょ……
じゃあ…イザナが言ってた妹っていうのが…エマ?
「それだけじゃねぇ…黒川イザナは…東卍を奇襲してきた横浜のチーム…天竺の総長だ」
「なっ…そ、それって…たけみっちや…三ツ谷君…皆を襲ったっていう…あの?」
「ああ」
「!!!」
頷づくけんちゃんに私は言葉がでない…
うまく頭も整理できない…
「そ、そんなワケ……」
声が震えた。
あのイザナが…天竺の総長?
みんなを襲った…?
「…な、何かの間違い、だよ…」
「間違いじゃないんだよ!六花ちゃん!」
「そんなはずない!!」
「!」
思わず言い返した私に皆が驚く。
「い、イザナは…ぶっきらぼうで、よく施設にいる男の子と喧嘩もしたりしてたよ?
で、でも!本当は凄く優しくて…
そんな……何もしていない相手を襲うなんて…そんな事絶対しないよ!」
「…それは…お前が知ってるガキの頃のイザナだろ?」
「っ…」
ずっと黙っていたマイキーが口を開く。
「今の黒川イザナは…極悪世代を引き連れて
東卍をぶっつぶそうとしてる奴だ。
もう…六花が知ってる黒川イザナじゃねぇんだ」
「………そんな事…そんな事…ない…」
私はぎゅっと手を握りしめる。
『…傍にいてやりたかった。悲しみと苦しみの中に1人でいた六花を…支えてやれなくて…自分が不甲斐なくて…嫌になった。』
私を心配してくれて…想ってくれて…
私に見せてくれたあの優しい笑顔は……
本物だった。
「イザナは…皆が思っているような人じゃない…そんな人じゃない…」
「六花ちゃん…」
「…ごめん、ちょっと頭が混乱してる…少し頭冷やしてくる」
私はそう言うと部屋を出た。