第7章
夢小説設定
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ずっと…
君だけを想い続けた。
君の笑顔を
笑い声を…
思い出す度に
堪らなく君に会いたくなって
愛しくなって
この手に抱きしめたいと…
何度も何度も……ただ、そう願った。
「…でねぇ…」
マイキー君は耳から携帯を離すと舌打ちして上着を掴む。
「ちょ、マイキー!どこ行くの!」
「六花を迎えに行く」
部屋を飛び出すマイキー君。
その顔に焦りが見える…
「おい!マイキー!待てって!まだ六花に何かあるって決まったわけじゃ……
って…聞いちゃいねぇか…
たけみっち、俺らもいくぞ!」
「は、はい!」
俺とドラケン君はマイキー君を追った。
「…………はぁ…」
何度目かのため息……
今日は佐野家に帰る足取りが凄く重たく感じる……
『俺は…誰よりも六花が好きだ』
唇に…まだ感触が残っていて……
さっきの出来事を思い出すと顔から火が出そうだ…
イザナが……私を好きでいてくれたなんて…
正直…信じられない。
だって…
彼にとって私は…
妹みたいなものだと思っていたから。
そういえば……イザナ…本当に妹がいるって言ってたよね…
いつか迎えに行く約束をしたって…
あれから無事に会えたのかな…
よく考えたら私の話ばっかりで、イザナの話…ちゃんと聞けなかったな…
どんな風に施設を出てから過ごしていたんだろう。
お母さんとは無事に再会できたのだろうか…
ふと携帯を開いて、そこにあるイザナの名前に…私はまたため息をついた。
『また連絡する』
何事もなかったかのようにそう言って勝手に携帯に番号入れて行っちゃったけど……
「……マイキーに…なんて説明したら…」
というより…なんで私は心に決めた人がいる、とハッキリ言えなかったんだろう、と今になって後悔する。
きっとそれは……
あまりにもイザナが……
真っ直ぐ私に想いを伝えてくれたからだ。
この何年かの間に、私を探してくれて、想っていてくれたなんて……
でも……
やっぱり私が好きなのはマイキーだ。
だから…
「ちゃんと…イザナと話さないと…」
色々考えていたら知らぬ間に佐野家の家の前まで帰ってきていた。
ちょっと気が重い…
そう思いながらまたため息をついて門に手をかける。
「マイキー待てって!」
ん??
家の中から聞こえた聞き覚えのある声…
それと同時に急に門が向こう側から開く。
「っうわわわっ!」
門に手をかけていた私は急な力に引っ張られてそのまま前のめりに門を開いた人物に突っ込んでしまう。
「六花!」
「え?あ…ま、マイキー」
抱きとめてくれたのはマイキーで、お陰で転ばずにすんだ。
「び、びっくりし……っきゃっ!」
体勢を崩したままの状態で、急にぎゅっとマイキーに抱きしめられて私は驚く。
え?え?な、何…?
苦しいぐらいに抱きしめてくるマイキー…
「ど、どうしたの…マイキー…」
何も言わないマイキーに戸惑っていると、彼の肩越しにけんちゃんとたけみっちが見えた。
「あ、あら……み、皆さんお揃いで……
って…え?何?この状況…」
頭に?が浮かぶ。
マイキーは体を少し離すと私を見た。
「電話出ろよ!心配すんだろ!」
「え!?あ…ご、ごめん。図書館だったから…」
電源切ったままだった…
「マイキー…なんか怒ってる?」
「六花ちゃん、無事でよかった!」
「ぶ、無事?…一体なんの話を…」
たけみっちのホッとした顔にまた私は首を傾げる。
「帰ってくんのおせぇよ」
「あ…ごめん。その…じつは…昔の知り合いに会っちゃって…話してたらこんな時間に…」
…嘘は言っていないが、真っ直ぐマイキーが見れないのはあのキスのせいだ…
君だけを想い続けた。
君の笑顔を
笑い声を…
思い出す度に
堪らなく君に会いたくなって
愛しくなって
この手に抱きしめたいと…
何度も何度も……ただ、そう願った。
「…でねぇ…」
マイキー君は耳から携帯を離すと舌打ちして上着を掴む。
「ちょ、マイキー!どこ行くの!」
「六花を迎えに行く」
部屋を飛び出すマイキー君。
その顔に焦りが見える…
「おい!マイキー!待てって!まだ六花に何かあるって決まったわけじゃ……
って…聞いちゃいねぇか…
たけみっち、俺らもいくぞ!」
「は、はい!」
俺とドラケン君はマイキー君を追った。
「…………はぁ…」
何度目かのため息……
今日は佐野家に帰る足取りが凄く重たく感じる……
『俺は…誰よりも六花が好きだ』
唇に…まだ感触が残っていて……
さっきの出来事を思い出すと顔から火が出そうだ…
イザナが……私を好きでいてくれたなんて…
正直…信じられない。
だって…
彼にとって私は…
妹みたいなものだと思っていたから。
そういえば……イザナ…本当に妹がいるって言ってたよね…
いつか迎えに行く約束をしたって…
あれから無事に会えたのかな…
よく考えたら私の話ばっかりで、イザナの話…ちゃんと聞けなかったな…
どんな風に施設を出てから過ごしていたんだろう。
お母さんとは無事に再会できたのだろうか…
ふと携帯を開いて、そこにあるイザナの名前に…私はまたため息をついた。
『また連絡する』
何事もなかったかのようにそう言って勝手に携帯に番号入れて行っちゃったけど……
「……マイキーに…なんて説明したら…」
というより…なんで私は心に決めた人がいる、とハッキリ言えなかったんだろう、と今になって後悔する。
きっとそれは……
あまりにもイザナが……
真っ直ぐ私に想いを伝えてくれたからだ。
この何年かの間に、私を探してくれて、想っていてくれたなんて……
でも……
やっぱり私が好きなのはマイキーだ。
だから…
「ちゃんと…イザナと話さないと…」
色々考えていたら知らぬ間に佐野家の家の前まで帰ってきていた。
ちょっと気が重い…
そう思いながらまたため息をついて門に手をかける。
「マイキー待てって!」
ん??
家の中から聞こえた聞き覚えのある声…
それと同時に急に門が向こう側から開く。
「っうわわわっ!」
門に手をかけていた私は急な力に引っ張られてそのまま前のめりに門を開いた人物に突っ込んでしまう。
「六花!」
「え?あ…ま、マイキー」
抱きとめてくれたのはマイキーで、お陰で転ばずにすんだ。
「び、びっくりし……っきゃっ!」
体勢を崩したままの状態で、急にぎゅっとマイキーに抱きしめられて私は驚く。
え?え?な、何…?
苦しいぐらいに抱きしめてくるマイキー…
「ど、どうしたの…マイキー…」
何も言わないマイキーに戸惑っていると、彼の肩越しにけんちゃんとたけみっちが見えた。
「あ、あら……み、皆さんお揃いで……
って…え?何?この状況…」
頭に?が浮かぶ。
マイキーは体を少し離すと私を見た。
「電話出ろよ!心配すんだろ!」
「え!?あ…ご、ごめん。図書館だったから…」
電源切ったままだった…
「マイキー…なんか怒ってる?」
「六花ちゃん、無事でよかった!」
「ぶ、無事?…一体なんの話を…」
たけみっちのホッとした顔にまた私は首を傾げる。
「帰ってくんのおせぇよ」
「あ…ごめん。その…じつは…昔の知り合いに会っちゃって…話してたらこんな時間に…」
…嘘は言っていないが、真っ直ぐマイキーが見れないのはあのキスのせいだ…