第2章
夢小説設定
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「へぇ…お前、よく見たら可愛いじゃん」
「…あざーす」
「ちょっと付き合えよ。そしたらチャラにしてやるよ」
どこまでも不良マンガか。
「申し訳ないけど…君たちと遊ぶ時間はないんだよね。
謝っても許してもらえないなら、まず病院行こうか?診断書持ってきな。
慰謝料請求したいならまずはそこね。
で、書類揃ったら親御さんと一緒に道成寺法律事務所まできてもらって」
一気に言い切った私に相手はみんなポカンとしてる。
よし、今のうちだ。
「じゃ、そういう事で!」
「って!コラ!待ちやがれ!逃がすと思ってんのか!訳わかんねぇ事言いやがって!」
う〜ん、すんなり逃がしてはくれないか…
「いいから来い!!」
「ちょっと!離してよ!こっちが暴力で訴えるわよ!」
腕を掴まれて引きずられる。
中学生でもやはり男だ。
力では敵わない。
しかも
これだけ叫んでるのに
周りの大人が誰も助けてくれないなんて
なんて世の中なんだ!!
「ちょっ!本当に痛い!」
「うるせぇ!」
「離しなよ!」
え?
突然後ろから聞こえた声に私も不良達も振り返る。
そこには私と同じように制服を着た金髪の女の子。
短いスカートにルーズソックス、ピンクのカーディガン。
可愛らしいオシャレな女の子だ。
「あ?なんだお前」
「嫌がってる女の子無理矢理引っ張るなんて最低。だいたい、女の子に暴力するなんて不良の風上にもおけないね、あんた達」
腰に手をあててそう言った彼女はかっこよかった。
周りの大人が無視する中、彼女は不良達にそう言ったのだから。
「うるせぇ!おい、あの女も連れてくぞ」
「あ!UFO!」
「「「え?」」」
思わず不良達と同じように空を見上げる。
「走って!」
「え!?あっ!わわわ!」
女の子は私の手をとると走り出した。
「くそっ!!待ちやがれ!」
不良達が通行人をなぎ倒しながら追いかけてくる。
ひ、人の迷惑考えなさいよ!!
「こっち!曲がるよ!」
「う、うん!」
言われた通り、細い路地裏に入る。
女の子と一緒に室外機の横にしゃがんで隠れた。
不良達は見失ったのか、気づかずに行ってしまった…
「フゥ〜撒いたね」
よいしょ、と立ち上がった女の子に私は頭を下げた。
「ありがとう!助けてくれて!」
そう言った私に女の子はニッコリ笑う。
凄く可愛い子だな…
「どういたしまして!ウチ、ああいう不良は大っ嫌いだからさ」
「う、うん。私も」
そう言って笑うと、女の子がじーっと私を見つめる。
ん?
なんかついてる、かな?
「…ねぇ…六花、じゃない?」
「え?」
「…あざーす」
「ちょっと付き合えよ。そしたらチャラにしてやるよ」
どこまでも不良マンガか。
「申し訳ないけど…君たちと遊ぶ時間はないんだよね。
謝っても許してもらえないなら、まず病院行こうか?診断書持ってきな。
慰謝料請求したいならまずはそこね。
で、書類揃ったら親御さんと一緒に道成寺法律事務所まできてもらって」
一気に言い切った私に相手はみんなポカンとしてる。
よし、今のうちだ。
「じゃ、そういう事で!」
「って!コラ!待ちやがれ!逃がすと思ってんのか!訳わかんねぇ事言いやがって!」
う〜ん、すんなり逃がしてはくれないか…
「いいから来い!!」
「ちょっと!離してよ!こっちが暴力で訴えるわよ!」
腕を掴まれて引きずられる。
中学生でもやはり男だ。
力では敵わない。
しかも
これだけ叫んでるのに
周りの大人が誰も助けてくれないなんて
なんて世の中なんだ!!
「ちょっ!本当に痛い!」
「うるせぇ!」
「離しなよ!」
え?
突然後ろから聞こえた声に私も不良達も振り返る。
そこには私と同じように制服を着た金髪の女の子。
短いスカートにルーズソックス、ピンクのカーディガン。
可愛らしいオシャレな女の子だ。
「あ?なんだお前」
「嫌がってる女の子無理矢理引っ張るなんて最低。だいたい、女の子に暴力するなんて不良の風上にもおけないね、あんた達」
腰に手をあててそう言った彼女はかっこよかった。
周りの大人が無視する中、彼女は不良達にそう言ったのだから。
「うるせぇ!おい、あの女も連れてくぞ」
「あ!UFO!」
「「「え?」」」
思わず不良達と同じように空を見上げる。
「走って!」
「え!?あっ!わわわ!」
女の子は私の手をとると走り出した。
「くそっ!!待ちやがれ!」
不良達が通行人をなぎ倒しながら追いかけてくる。
ひ、人の迷惑考えなさいよ!!
「こっち!曲がるよ!」
「う、うん!」
言われた通り、細い路地裏に入る。
女の子と一緒に室外機の横にしゃがんで隠れた。
不良達は見失ったのか、気づかずに行ってしまった…
「フゥ〜撒いたね」
よいしょ、と立ち上がった女の子に私は頭を下げた。
「ありがとう!助けてくれて!」
そう言った私に女の子はニッコリ笑う。
凄く可愛い子だな…
「どういたしまして!ウチ、ああいう不良は大っ嫌いだからさ」
「う、うん。私も」
そう言って笑うと、女の子がじーっと私を見つめる。
ん?
なんかついてる、かな?
「…ねぇ…六花、じゃない?」
「え?」