第7章
夢小説設定
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未来に戻って、直人に自分が思っていることを全て話した。
稀咲がタイムリーパーかもしれない……という話も。
「稀咲は今…過去で何を狙ってるんでしょう?
12年前の稀咲は天竺を使って東卍を乗っ取ろうとしている。
しかし…現代では天竺という名すら警察は把握していませんし……稀咲は死んでいます」
「って事は…稀咲はやっぱり失敗してる?」
ホワイトボードに貼られた写真を俺は見上げる。
稀咲にとって計算外の何かがおきた?
……ん?
ふとある1枚の写真が目に留まる。
黒川……イザナ?
その名前にふと先日再会した幼なじみを思い出す。
『今の俺のヒーローは天竺総長、黒川イザナだ』
「!あぁ!」
俺は立ち上がると写真を指さす。
「直人!この黒川イザナって何!?」
「ああ…東卍幹部の1人です。たしか…ブラックドラゴンの元総長だったはず」
「え!?ブラックドラゴンの総長!?何言ってんだよ直人!こいつは天竺の総長のはずだぜ?」
「え?」
どういう事だ…過去と違う…
「……あれ?」
「?どうしました?」
「あ…いや……俺…どっかでこいつの名前聞いたような………」
………どこだっけ?
「千冬君!お待たせ!」
千冬君に呼び出されて、私は近くの公園に来ていた。
「六花さん、すみません。こんな夜中に」
「ううん!それより…大丈夫?」
いつもにまして傷だらけの顔…
「急に襲われたって……」
「じつは…」
千冬君から聞かされたのは、横浜の天竺というチームに急に東卍のメンバーが襲われた事、それにまたしても稀咲が関わっている事。
そして………
「…稀咲が…タイムリーパーかもしれない?」
「いや…これはあくまでたけみっちの憶測なんすけど…」
それを橘直人に相談すべくたけみっちは未来に戻ったらしい。
「たしかに…何度原因を見つけて止めても、未来はいい方向にはいかない…もし稀咲が後から上書きしてるのだとしたら……」
「完全にイタチごっこっすね」
「稀咲はなんで…天竺ってチームに行ったんだろう?」
天竺に何かあるのだろうか…
「たけみっちは、稀咲が自分の思いどうりの東卍を作るために天竺に入ったんじゃねぇかって言ってましたけど…稀咲がもしタイムリーパーなら、奴も相当焦ってんじゃないすかね」
「…そうか…稀咲は未来で…」
死んでるから…
「私と同じなんだ…」
「六花さん、S62世代って知ってますか?」
「?」
「極悪世代と言われた不良の事で、皆殺人やらヤバいことして少年院に入ったりしてた手のつけようのない奴らの集まりなんすけど…
そのうちの数人が天竺の幹部なんすよ」
「…それって…天竺はそのS62世代が作ったって、事?」
「いや…作ったのは天竺の総長らしくて。極悪世代を纏めてるくらいなんで…相当ヤバい奴っすよね、多分」
天竺……
『王国の名前は……』
あれ……
『天竺だ』
『てんじく?』
『そう。きっといい時代を作れる』
懐かしい記憶が甦った。
真っ白の雪の中…
私は2人の男の子と手を繋いでその雪の上に寝転んでいる。
空から振ってくる真っ白なや雪が顔にあたって冷たい…
でも、繋いだ2人の手は…
とても暖かかったのを覚えてる。
『六花もいつかその国に住ませてやる』
『本当?』
『ああ、約束だ。』
なんで今……
そんな事思い出したんだろう…
稀咲がタイムリーパーかもしれない……という話も。
「稀咲は今…過去で何を狙ってるんでしょう?
12年前の稀咲は天竺を使って東卍を乗っ取ろうとしている。
しかし…現代では天竺という名すら警察は把握していませんし……稀咲は死んでいます」
「って事は…稀咲はやっぱり失敗してる?」
ホワイトボードに貼られた写真を俺は見上げる。
稀咲にとって計算外の何かがおきた?
……ん?
ふとある1枚の写真が目に留まる。
黒川……イザナ?
その名前にふと先日再会した幼なじみを思い出す。
『今の俺のヒーローは天竺総長、黒川イザナだ』
「!あぁ!」
俺は立ち上がると写真を指さす。
「直人!この黒川イザナって何!?」
「ああ…東卍幹部の1人です。たしか…ブラックドラゴンの元総長だったはず」
「え!?ブラックドラゴンの総長!?何言ってんだよ直人!こいつは天竺の総長のはずだぜ?」
「え?」
どういう事だ…過去と違う…
「……あれ?」
「?どうしました?」
「あ…いや……俺…どっかでこいつの名前聞いたような………」
………どこだっけ?
「千冬君!お待たせ!」
千冬君に呼び出されて、私は近くの公園に来ていた。
「六花さん、すみません。こんな夜中に」
「ううん!それより…大丈夫?」
いつもにまして傷だらけの顔…
「急に襲われたって……」
「じつは…」
千冬君から聞かされたのは、横浜の天竺というチームに急に東卍のメンバーが襲われた事、それにまたしても稀咲が関わっている事。
そして………
「…稀咲が…タイムリーパーかもしれない?」
「いや…これはあくまでたけみっちの憶測なんすけど…」
それを橘直人に相談すべくたけみっちは未来に戻ったらしい。
「たしかに…何度原因を見つけて止めても、未来はいい方向にはいかない…もし稀咲が後から上書きしてるのだとしたら……」
「完全にイタチごっこっすね」
「稀咲はなんで…天竺ってチームに行ったんだろう?」
天竺に何かあるのだろうか…
「たけみっちは、稀咲が自分の思いどうりの東卍を作るために天竺に入ったんじゃねぇかって言ってましたけど…稀咲がもしタイムリーパーなら、奴も相当焦ってんじゃないすかね」
「…そうか…稀咲は未来で…」
死んでるから…
「私と同じなんだ…」
「六花さん、S62世代って知ってますか?」
「?」
「極悪世代と言われた不良の事で、皆殺人やらヤバいことして少年院に入ったりしてた手のつけようのない奴らの集まりなんすけど…
そのうちの数人が天竺の幹部なんすよ」
「…それって…天竺はそのS62世代が作ったって、事?」
「いや…作ったのは天竺の総長らしくて。極悪世代を纏めてるくらいなんで…相当ヤバい奴っすよね、多分」
天竺……
『王国の名前は……』
あれ……
『天竺だ』
『てんじく?』
『そう。きっといい時代を作れる』
懐かしい記憶が甦った。
真っ白の雪の中…
私は2人の男の子と手を繋いでその雪の上に寝転んでいる。
空から振ってくる真っ白なや雪が顔にあたって冷たい…
でも、繋いだ2人の手は…
とても暖かかったのを覚えてる。
『六花もいつかその国に住ませてやる』
『本当?』
『ああ、約束だ。』
なんで今……
そんな事思い出したんだろう…