第7章
夢小説設定
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「六花はいつも…ウチの味方でいてくれたよね。それが…凄く嬉しかった。
六花…ウチは大丈夫。もう寂しいって思わなくなった。
おじいちゃんがいて、マイキーがいて、けんちゃんがいて…
世界一大好きなお姉ちゃんがいる」
だから…全然寂しくないよ。そう言って笑ったエマ。
「ありがとう…エマ。あ…でも、世界一は…私じゃなくて、けんちゃんに譲るよ」
「え?」
「いつか…いつかきっと2人が気持ちを確かめあって、幸せになってくれる…そんな日を楽しみにしてる」
けんちゃんの隣で笑ってる…エマの姿を。
いつか…
きっと………
「そういえば…1個疑問に思ってた事があるんだ」
「?何?」
「マイキーって…いつからマイキーなのかな、って」
なんの疑問もなく彼をそう呼んでいたけど…
よく考えたら、彼の名前は万次郎…と割と古風な名前。
マは万次郎のマだとして…
何故?
「マイキーがマイキーだって言い出したのは、それも丁度この写真の頃だね。
ウチのエマって名前…外人みたいだってよくからかわれてて…嫌だったんだ。
そしたらマイキーが…」
『今日から俺、マイキーになる』
『は?』
『兄貴の俺がマイキーだったら、一緒だから変じゃねぇだろ?
これからは…ずっとマイキーだ。エマ』
「…そう言って…マイキーになったの」
「そっか……そんなエピソードが、あったんだね」
当時を思っているのか、瞳を細めるエマに胸が熱くなった…
やっぱりマイキーは…
優しい人なんだ。
「…あれ…この人…」
「ん?」
ふと1枚の写真に目が止まって手にする。
そこには、見覚えのあるバイク屋…
ここ…記憶の欠片に出てきた場所だ。
たしか…真一郎お兄ちゃんの…バイク屋…
そこに写っているのはくせっ毛金髪の…小学生ぐらいの男の子。
写真が嫌いなのか、凄く不機嫌そう…
『11代目ブラックドラゴン乾青宗だ。』
「あ!やっぱりそうだ!」
あの時集会にいた…ブラックドラゴンの人…
え…でもなんでバイク屋に…
「ん?ああ…それ、えっと…乾くん、だよね」
「え?エマ知ってる人?」
「知ってる、っていうか……六花の方が仲良かったと思うけど」
「え!?」
「六花、よく真兄のバイク屋に入り浸ってたし…初代ブラックドラゴンの皆とも知り合いだったじゃない?」
「………ブラックドラゴン…?」
初代?
……なんの話?
六花…ウチは大丈夫。もう寂しいって思わなくなった。
おじいちゃんがいて、マイキーがいて、けんちゃんがいて…
世界一大好きなお姉ちゃんがいる」
だから…全然寂しくないよ。そう言って笑ったエマ。
「ありがとう…エマ。あ…でも、世界一は…私じゃなくて、けんちゃんに譲るよ」
「え?」
「いつか…いつかきっと2人が気持ちを確かめあって、幸せになってくれる…そんな日を楽しみにしてる」
けんちゃんの隣で笑ってる…エマの姿を。
いつか…
きっと………
「そういえば…1個疑問に思ってた事があるんだ」
「?何?」
「マイキーって…いつからマイキーなのかな、って」
なんの疑問もなく彼をそう呼んでいたけど…
よく考えたら、彼の名前は万次郎…と割と古風な名前。
マは万次郎のマだとして…
何故?
「マイキーがマイキーだって言い出したのは、それも丁度この写真の頃だね。
ウチのエマって名前…外人みたいだってよくからかわれてて…嫌だったんだ。
そしたらマイキーが…」
『今日から俺、マイキーになる』
『は?』
『兄貴の俺がマイキーだったら、一緒だから変じゃねぇだろ?
これからは…ずっとマイキーだ。エマ』
「…そう言って…マイキーになったの」
「そっか……そんなエピソードが、あったんだね」
当時を思っているのか、瞳を細めるエマに胸が熱くなった…
やっぱりマイキーは…
優しい人なんだ。
「…あれ…この人…」
「ん?」
ふと1枚の写真に目が止まって手にする。
そこには、見覚えのあるバイク屋…
ここ…記憶の欠片に出てきた場所だ。
たしか…真一郎お兄ちゃんの…バイク屋…
そこに写っているのはくせっ毛金髪の…小学生ぐらいの男の子。
写真が嫌いなのか、凄く不機嫌そう…
『11代目ブラックドラゴン乾青宗だ。』
「あ!やっぱりそうだ!」
あの時集会にいた…ブラックドラゴンの人…
え…でもなんでバイク屋に…
「ん?ああ…それ、えっと…乾くん、だよね」
「え?エマ知ってる人?」
「知ってる、っていうか……六花の方が仲良かったと思うけど」
「え!?」
「六花、よく真兄のバイク屋に入り浸ってたし…初代ブラックドラゴンの皆とも知り合いだったじゃない?」
「………ブラックドラゴン…?」
初代?
……なんの話?