第7章
夢小説設定
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「とにかく…お前は1度未来に戻れ、たけみっち」
「で、でも…まだ六花ちゃんにこの話、してないし」
天竺を潰すために、横浜に乗り込むと盛り上がる東卍…
稀咲が関わっている以上…あの未来を止めるには、天竺とこのまま抗争するのはよくない。
抗争があれば、なんて言ってしまった自分を殴りたい…
「六花さんには俺から話しておく。
それに…早く策をねらねぇと稀咲が絡んでんだ。
六花さんの身に何かある前に…」
そう言った千冬に俺は頷く。
もう二度と…六花ちゃんに何かさせるわけにはいかない…
「分かった。頼んだ…千冬」
「六花、見て見て」
お風呂から上がると、ソファーにいたエマが私を手招きする。
「懐かしいもの出てきたんだあ」
「これって、アルバム?」
「うん、マイキーとウチの」
そこには少しほこりをかぶった古そうなアルバムがあった。
「え〜!これマイキーとエマ?可愛い〜」
そこには、私のまだ知らない2人の幼い頃の姿…
「4、5歳ぐらいかなぁ?ふふ…私、しかめっ面でしょ?」
「うん、たしかに…」
アルバムにうつるエマは、どれも眉を寄せた不機嫌顔…
「ここに来たばっかりで…生活に慣れなくて、ママもいないし、急にお兄ちゃんが2人…」
「…困惑…するよね」
「うん。なんで…って思ってた。というか、この頃は…まだママが迎えに来てくれるって信じててね…用事が終わったら…迎えに来てくれる。
だから…こんな所、すぐに出ていくんだって……」
エマ…
「ひねくれてたんだ、ウチ」
エマは苦笑すると、膝を抱えて座る。
「今でも…ママがいなくなった日の事はよく思い出す。
いつもより綺麗にお化粧して、オシャレしてた…
本当は、もうあの時分かってた。
ああ…多分ママは…もうウチが必要なくなったんだ、嫌いになったんだ、って…」
そう言ったエマの横顔が寂しげで…私は思わず彼女の手を握った。
エマの…辛くて、苦しかった過去…
「私は…私はエマが大好きだよ!」
「!六花…」
「家事が上手で、優しくて、オシャレで、けんちゃんが大好きで、一途で…全部全部……
私はエマの全部が…大好きだよ。
エマがいなかったら…今の私はいなかった。
マイキーや皆にまた出会うことができなかった。
エマが…ここに私を導いてくれた。
感謝してる……ありがとう。エマ」
そう言った私に、エマは少し照れくさそうに笑う。
「照れくさいじゃん…」
「私だけじゃないよ。マイキーやおじぃちゃん、真一郎お兄ちゃん…けんちゃん…
みんなみんな、エマが大好きで大切に思ってる。
だから…過去は振り返らなくていい。
エマには…こんなにも想っている大切な人がいる。
だから…」
「……ふふ…やっぱり六花は…変わらないね」
え…
「六花…ここに来た時も…陰口叩かれて泣いていた私に…同じこと、言ってくれたんだ」
『私も、皆も!エマが大好き。だから…他の人がなんて言っても気にしちゃだめ。
エマには…沢山…エマを想ってくれる人がいるんだもん』
「で、でも…まだ六花ちゃんにこの話、してないし」
天竺を潰すために、横浜に乗り込むと盛り上がる東卍…
稀咲が関わっている以上…あの未来を止めるには、天竺とこのまま抗争するのはよくない。
抗争があれば、なんて言ってしまった自分を殴りたい…
「六花さんには俺から話しておく。
それに…早く策をねらねぇと稀咲が絡んでんだ。
六花さんの身に何かある前に…」
そう言った千冬に俺は頷く。
もう二度と…六花ちゃんに何かさせるわけにはいかない…
「分かった。頼んだ…千冬」
「六花、見て見て」
お風呂から上がると、ソファーにいたエマが私を手招きする。
「懐かしいもの出てきたんだあ」
「これって、アルバム?」
「うん、マイキーとウチの」
そこには少しほこりをかぶった古そうなアルバムがあった。
「え〜!これマイキーとエマ?可愛い〜」
そこには、私のまだ知らない2人の幼い頃の姿…
「4、5歳ぐらいかなぁ?ふふ…私、しかめっ面でしょ?」
「うん、たしかに…」
アルバムにうつるエマは、どれも眉を寄せた不機嫌顔…
「ここに来たばっかりで…生活に慣れなくて、ママもいないし、急にお兄ちゃんが2人…」
「…困惑…するよね」
「うん。なんで…って思ってた。というか、この頃は…まだママが迎えに来てくれるって信じててね…用事が終わったら…迎えに来てくれる。
だから…こんな所、すぐに出ていくんだって……」
エマ…
「ひねくれてたんだ、ウチ」
エマは苦笑すると、膝を抱えて座る。
「今でも…ママがいなくなった日の事はよく思い出す。
いつもより綺麗にお化粧して、オシャレしてた…
本当は、もうあの時分かってた。
ああ…多分ママは…もうウチが必要なくなったんだ、嫌いになったんだ、って…」
そう言ったエマの横顔が寂しげで…私は思わず彼女の手を握った。
エマの…辛くて、苦しかった過去…
「私は…私はエマが大好きだよ!」
「!六花…」
「家事が上手で、優しくて、オシャレで、けんちゃんが大好きで、一途で…全部全部……
私はエマの全部が…大好きだよ。
エマがいなかったら…今の私はいなかった。
マイキーや皆にまた出会うことができなかった。
エマが…ここに私を導いてくれた。
感謝してる……ありがとう。エマ」
そう言った私に、エマは少し照れくさそうに笑う。
「照れくさいじゃん…」
「私だけじゃないよ。マイキーやおじぃちゃん、真一郎お兄ちゃん…けんちゃん…
みんなみんな、エマが大好きで大切に思ってる。
だから…過去は振り返らなくていい。
エマには…こんなにも想っている大切な人がいる。
だから…」
「……ふふ…やっぱり六花は…変わらないね」
え…
「六花…ここに来た時も…陰口叩かれて泣いていた私に…同じこと、言ってくれたんだ」
『私も、皆も!エマが大好き。だから…他の人がなんて言っても気にしちゃだめ。
エマには…沢山…エマを想ってくれる人がいるんだもん』