第7章
夢小説設定
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「てか、六花さんってなんで植物状態になったんだろうな…」
髪を洗いながら千冬がふと聞く。
「前回は稀咲が絡んだ自殺…とみせかけた他殺…じゃあ、今回は?」
「…それが分かれば苦労しねぇよ。直人ともかなり調べたけど…やっぱり分かんなくて。
表向きは交通事故、ってなってるみたいだけど…」
「また稀咲か?」
「いや…今回稀咲はマイキー君に…」
何かが隠されている…
でも、その何かが分からない。
大きな裏の力が動いていると直人は言っていたけど…
「六花さんがそうなったのがまぁ1番の理由だとして…でも、それがどうやってそこに繋がるかって話だよな。」
「うん…でも、今回の未来に行くまでに特に変わった事が何か考えたらさ…やっぱり稀咲か東卍を追放された事だよな…」
「…それって………つまり稀咲はマイキー君に必要だったって事か!?
有り得ねぇよ!六花さん殺した相手だぞ?
それに年明けの集会見ただろう。
あきらかに六花さんに悪意むき出しだったじゃねぇか!
六花さんにとっての悪がマイキー君にとっての善?…ありえねぇだろ」
「…だよ、な…でも…今までもやっぱり稀咲は何処でも絡んでただろ?だから…もしかしたら…マイキー君が変わったきっかけの1つだったのかもしれないし…」
俺の言葉に千冬は髪を流すと考えるように鏡を見つめる。
「……稀咲なら…なんか知ってる、かもな」
「うん。」
「気圧……重いな」
真っ青な青空の下…
高いビルの屋上で、男が1人…座り込んでいた。
風に揺れて、カラン…と彼の耳飾りを揺らす。
「こういう日にはなんかあるって思ってたらさ…お前が尋ねて来たんだ…
稀咲」
そう言って名前を呼ばれた稀咲鉄太は眉を寄せる。
その後ろには半間がいた…
フワリと銀髪を揺らして男が立ち上がると赤い特攻服が揺れる…
男は空に指を向けると…
「乱気流がきた」
そう言って、稀咲の方を振り返る。
長いまつ毛に覆われた瞳が稀咲を映し出した。
「なんでウチに入る気になった?」
「…俺なりの…リベンジってとこですかね」
稀咲の言葉に男はフッと笑う。
「…俺はあんたが1番望む物をやれる」
「俺が…望むもの?」
稀咲がメガネをくいっ、とあげる。
「道成寺六花…」
その名前に男の瞳が一瞬ピクリと動く。
「俺が役に立つ事の証を示す。
あんたが1番望むもの…あの女をマイキーから引き離して…くれてやる。」
そう言った稀咲に男はフッと笑みを浮かべた。
「勘違いするな、稀咲」
「…あ?」
「六花は……マイキーのもんじゃねぇ」
胸元で揺れた硝子玉を男が握る。
「最初から俺の物…だから…返してもらう。借りたもんは……きちんと返さねぇとな」
そうだろ…
マイキー
髪を洗いながら千冬がふと聞く。
「前回は稀咲が絡んだ自殺…とみせかけた他殺…じゃあ、今回は?」
「…それが分かれば苦労しねぇよ。直人ともかなり調べたけど…やっぱり分かんなくて。
表向きは交通事故、ってなってるみたいだけど…」
「また稀咲か?」
「いや…今回稀咲はマイキー君に…」
何かが隠されている…
でも、その何かが分からない。
大きな裏の力が動いていると直人は言っていたけど…
「六花さんがそうなったのがまぁ1番の理由だとして…でも、それがどうやってそこに繋がるかって話だよな。」
「うん…でも、今回の未来に行くまでに特に変わった事が何か考えたらさ…やっぱり稀咲か東卍を追放された事だよな…」
「…それって………つまり稀咲はマイキー君に必要だったって事か!?
有り得ねぇよ!六花さん殺した相手だぞ?
それに年明けの集会見ただろう。
あきらかに六花さんに悪意むき出しだったじゃねぇか!
六花さんにとっての悪がマイキー君にとっての善?…ありえねぇだろ」
「…だよ、な…でも…今までもやっぱり稀咲は何処でも絡んでただろ?だから…もしかしたら…マイキー君が変わったきっかけの1つだったのかもしれないし…」
俺の言葉に千冬は髪を流すと考えるように鏡を見つめる。
「……稀咲なら…なんか知ってる、かもな」
「うん。」
「気圧……重いな」
真っ青な青空の下…
高いビルの屋上で、男が1人…座り込んでいた。
風に揺れて、カラン…と彼の耳飾りを揺らす。
「こういう日にはなんかあるって思ってたらさ…お前が尋ねて来たんだ…
稀咲」
そう言って名前を呼ばれた稀咲鉄太は眉を寄せる。
その後ろには半間がいた…
フワリと銀髪を揺らして男が立ち上がると赤い特攻服が揺れる…
男は空に指を向けると…
「乱気流がきた」
そう言って、稀咲の方を振り返る。
長いまつ毛に覆われた瞳が稀咲を映し出した。
「なんでウチに入る気になった?」
「…俺なりの…リベンジってとこですかね」
稀咲の言葉に男はフッと笑う。
「…俺はあんたが1番望む物をやれる」
「俺が…望むもの?」
稀咲がメガネをくいっ、とあげる。
「道成寺六花…」
その名前に男の瞳が一瞬ピクリと動く。
「俺が役に立つ事の証を示す。
あんたが1番望むもの…あの女をマイキーから引き離して…くれてやる。」
そう言った稀咲に男はフッと笑みを浮かべた。
「勘違いするな、稀咲」
「…あ?」
「六花は……マイキーのもんじゃねぇ」
胸元で揺れた硝子玉を男が握る。
「最初から俺の物…だから…返してもらう。借りたもんは……きちんと返さねぇとな」
そうだろ…
マイキー